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粘ったんじゃなくて、逃げたんだよ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/03/31(木) 11:04

人生を後悔しないように生きて行きたい。
俺の場合、テニスに関してはトレーニングや練習環境など
考え付くことは目いっぱいやってきたから、引退する時にも
やり切った感があって後悔なくスッキリした気持ちで
引退出来た。
 
でもねぇ、やっぱり過去の試合を振り返ると色々
「あの時、こうしておけば・・・」と思う場面が多々ある。
その中でもダントツなのが、毎日テニス選手権のシングルス
本戦2回戦の試合。
大きな大会なので、本戦に出場するのも大変だったし
一回戦突破するものキツイ。
でも絶好調だった俺はランキングも上がっていたので
予選免除の本戦ストレートインして、初戦も難無く突破。
 
そして迎えた2回戦はシード選手との戦い。
相手はストロークが強烈な選手でガンガン攻め込まれるも
こちらは得意の粘りで受け切って崩れるのを待った。
 
すると1セット目、途中リードされたものの徐々に空回り
し始めた相手から逆転で取った。
しかし当然相手はシード選手なので、2セット目はしっかり
立て直してきた。
でも相変わらず俺の粘りを嫌がっている様子。
そして5-5で俺がサーブをキープして6-5となった。
これをブレイクすれば3回戦進出だ!
 
相変わらず粘りまくって30-40!!
マッチポイントを迎えた俺は・・・粘った。
が、その時の粘りはそれまでの粘りと違った。
何と言うか・・・精神的に逃げ腰状態。
そうなると粘っても相手にプレッシャーはかけられない
どころか、自分自身粘れば粘るだけ不安が膨らむ。
 
結局そのマッチポイント逃した俺は、そのセットを
タイブレークで落として、ファイナルセットでやられた。
ま、他にも色々問題はあったしチャンスも作れたんだけど
あの時のマッチポイントの「粘り」のプレーを未だに後悔している。
今思うと、あの「粘り」は「逃げ」だったんだよ。
 
どうせポイント落とすんだったら、気持ちは攻めの姿勢で
臨まないと相手にも自分の弱さにも呑みこまれてしまい
結局その1ポイントだけじゃなく、その後のプレーも影響されて
しまう。
大きな大会で相手もシード選手だから、大金星目前にすると
自分をコントロールしにくいのは分かるが、勝つために普段から
頑張っているので、ちゃんとしないとね。
 
でもいくら後悔しても結果は変わらない。
大事なことはその事を一生忘れないようにして、今後の人生に
教訓として活かすこと。
みんな頑張れ!!

「守り」から「攻撃」切り替え要注意ポイント[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/03/30(水) 10:46

テニスの試合を何度も経験していると、勝つためには
まず何が必要か見えて来る。
それは「安定感」・・・いわゆる粘りってやつだね。
でも粘っているだけで勝てる相手は自分より格下の相手。
強い相手に勝つためには、粘るだけじゃなくチャンスが
あった時には攻撃出来ないといけない。
 
でもその切り替えが難しくて、結局チャンスを活かせない人って
いっぱいいるんだよ。
深いボールはきっちりと返し続けられても、急にサービスラインに
バウンドするような浅いボールを「待ってました!」とばかりに
そのチャンスを活かせないと粘っている意味が無くなってしまう。
 
でもそういうチャンスボールって打ちにくいと思わない?
ボールはゆっくりだし、バウンドも浅いんだから簡単になるはず
なんだけど、何で打ちにくく思えるんだろう。
その原因は、それまで打っていた繋ぎのディフェンスショットが
影響していることが多い。
 
まずディフェンスとして粘りのプレーをしている時って
軸足が後ろ足になることが多い。
すると打点は後ろ足を基準にして決められる。
軸足は後ろ足なんだから、当然打点も後ろ気味。
でもいざチャンスが来た時、前に踏み込んで取りに行くから
軸足は前になることが多いんだけど、その時打点も
前足を基準にして切り替えないといけない。
 
でも思わずそこで打点の切り替えが出来ずに、ディフェンスの
時と同じ打点をイメージしてしまうと・・・踏み込んで攻め込むチャンスを
逃してジッと待ってしまうのだ。
そういう経験ない?あるでしょ。
 
それからこういうのもよく見かける。
打点の切り替えがちゃんと出来ているんだけど、
テイクバックを大きく後ろに取り過ぎてしまっている人。
軸足後ろで打点も後ろの場合は、大きなテイクバックで
丁度良いんだけど、踏み込んで前の打点で打つ場合は
コンパクトにしないと合わない。
 
後ろ足を軸にした粘り強いディフェンスモードから
軸足前の急な攻撃態勢に移る練習をしないといけないんだけど
同時に打点とテイクバックの切り替えもやっておこう。

ミニラリーを試合で活かそう[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/03/29(火) 09:22

ミニラリーをやってるかい?
練習前にやってるかい?
俺は自分の練習の時もレッスンする時も
必ず最初はミニラリーから行う。
このミニラリーってけっこう良い練習なんだよね。
 
まずミニラリーのポジションに注目してみよう。
サービスライン辺りでしょ?
こんな前にいてプレーするって事はチャンスの時だ。
繋ぐばかりでチャンスボールの対処が苦手な人、この
ミニラリーポジションでのプレーを考えたら難しく無いでしょ?
 
それから打つボールはミニラリーの時、どんなのだろう?
相手もやはり同じようにサービスラインに立つから
サービスラインに立つ相手の前にバウンドするような
回転も加えた短いショットになるよね。
ただ実際の試合も同じように相手がいる所へそんな短いショットを
打ってあげると相手は喜んじゃうから、その軌道のまま相手のいない
サイドへ打ってみよう。
そうするとショートクロスのショットとなる。
サービスライン辺りからショートクロスが打てるとこれは
試合の中でかなり有効なショットになると思わない?
 
それから大事なのはもう一つ、ボールのスピード。
これもやはりミニラリーを想定したスピードにすることだ。
ここでドッカーンと打とうものなら、アウトしやすいし
端っこなんて狙いにくい。
もちろんパワーあるからそれなりに効果はあるだろうが
アレンジはし難い。
どっかで一本パワーショットを混ぜるのは良いけど、やはり
基本はミニラリーの時に使う程度のスピードで十分だ。
その方が色んなコースに打ち分けし易い。
 
そういったことを考えながらミニラリーを練習すれば、
かなりこの練習だけでも充実感味わえると思うよ。
練習相手と喋りながらのんびりミニラリーをしている人、
ちょっと実際の試合の状況と重ね合わせて練習してごらん。
けっこう実戦で役立ちます。

飽きっぽい?いやいや、行動力です。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/03/28(月) 09:21

高校の時テニスをスタートして
32歳で引退するまで随分と上達する事が
出来たと思う。
始めた当初はまさかプロになれるなんて
思ってもみなかったからね。
でももちろん常に順調な道のりではなかった。
壁にぶち当たることも多かったし、逆に弱くなっていると
感じることもしょっちゅうだった。
 
そんな時、新しい環境を求めることで壁を乗り越えてきた。
最初にトライしたのは高校卒業してから上京して、
テニススクールコーチになったこと。
意識高いコーチ兼選手で頑張っている人達に囲まれて、毎日練習
しながら鍛えてもらい「テニス選手の道」を歩み始めた。
 
でもそこで2年やっていると、上達はしているがもっと
高いレベルでのテニスに飛び込みたくてアメリカへ3ヶ月間留学し
色んな大学のテニスチームで練習しながら更に上を目指した。
帰国後は選手が練習やトレーニングで集まる施設で練習しながら
自分も世界と繋がりを持ち続けようと頑張った。
 
それから2年後、スペインに1年間行ってトレーニング。
この経験は大きかったが、もう一度ちゃんと行って練習を
したかったので帰国してから更に2年後2度目のスペイン滞在を
決行した。
この2回目のスペイン滞在は3ヶ月間という短い期間だったけど
一度目以上の手応えを感じる事が出来た。
その経験が一番俺のテニスを大きく成長させてくれたと感じている。
 
こう振り返ると2年毎に何か新たな世界を取り入れようと
俺は動いているようだ。
帰国後も国内で色んなところへ動いているが、やはり2年か3年毎に
環境を変えている。
新しい環境に飛び込むと、そこに順応しようと学習能力が
働くし、自分を客観的に観たりするし、何より緊張感が生まれる。
 
テニス選手として、どんどん次のステージに上がろうと
頑張っている人は、そういう新しい環境を見付けて飛びこんでいく
行動力は必要不可欠かもね。
そしてその環境にどれだけ早く順応できるか・・・がテニスの勝敗に
繋がって行くと思う。
やっぱりぬるま湯の中にいたら成長しないもんね。

骨盤をけっこう意識してます[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/03/25(金) 11:38

テニスの試合ではコースが大事。
ショットのパワーも欲しいけど、ちゃんとコースを
狙えないとポイントには結びつかない。
だって、自分より強い相手と対戦する事を考えたら
自分が持っている一番速いショットは相手にしてみれば
大した事が無い場合が多い。
 
ボレーは特にそれが言える。
コースの打ち分けが瞬時に出来れば、それだけで
ポイントに結び付きやすい。
そこで重要なのは身体の向き。
フォアならフォア、バックならバックに身体の向きを作り
その向きを維持しながら打たないと、クロスや逆クロスといった
左右の打ち分けが出来ないし、ネット際と深いボレーといった
前後の打ち分けも難しい。
 
身体の向き・・・という表現をしたけど、細かく言うと腰・・・骨盤が
しっかりと横向き状態に固定されていることが大事。
しかも骨盤が横向き状態でしっかり固定されていれば
ラケットはボールに対して上から下に振り抜くことが出来る。
するとショットに伸びが生まれるので、質も上がる。
なので、相手がショットを打ったらまずは骨盤を反応させて
身体の向きを作り、その横向き状態を保ったままボールを
ヒットさせること。
ラケットを振る時も振り終わった後も、骨盤は動かないように
固定させたい。
 
皆、この骨盤の使い方をしっかり意識して練習しよう。
ただし・・・グリップを厚く握っている人ほど身体の向きは
正面に近くなってしまう。
グリップもチェックしてみてね。



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