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テニス語、喋れますか?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/31(水) 12:04

高2の夏休みはテニスコーチのバイトを頑張った。
副部長だったにも関わらず、部活を休んで長野県の
白馬で開催されていたテニスキャンプコーチとして参加したのだ。
そこには、大阪や東京、愛知と色んなところからお客さんが
集まり、大自然の中でテニスを楽しみながら過ごす。
 
そこで俺はテニスを通してコミュニケーションが生まれることを
初めて感じることが出来た。
それまではテニスと言っても部活内だけの世界だったんけど
そういうテニスキャンプには知らない人がどんどん集まり
一緒にレッスンしてテニスして・・・と一日過ごすと、もう晩ご飯を
食べる頃にはずっと知り合いだった気がするくらい仲間意識が
生まれるのだ。
 
しかも殆ど大人の人達。
高校生だった俺には、こうやって大人の人達ともテニスを
することで仲間になれることが衝撃だったし刺激的だった。
ある意味、テニスは自分にとって何か新しい言語みたいなもんで
その魔法の言語を使えると、未知の人達とも会話が出来ると
思ったよ。
 
結局その言語を携えることが出来たから、上京することも
平気だったし、英語やスペイン語が全く話せなくともアメリカや
スペインへ行くことが出来たからね。
俺の行動力はテニスという言語を手に入れたから身に付いたと
言っても良いくらいだね。
 
皆も是非、テニスを言語として大いに利用してもらいたい!
でも大事なことは、テニスが大好きな人、テニスを一生懸命
やっている人じゃないと言語としては使えないから要注意。
レベル?テニスのレベルは問題じゃない。
ご安心を。

腹の底から声を出せ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/30(火) 10:07

部活は元気よくやらないといけない。
暗い顔してやっていると周りに影響する。
実際、練習中って新しいことにもどんどんトライするので
出来ないことがたくさんある。
イライラしたり落ち込んだりすることも多くなる。
そうなると自分自身の内面と向かい合い過ぎて、余計に
ストレスが溜まる。
 
そんな時に、周りから励ましてもらったり、自分が他の人を
応援したりするためにも元気よく部活を行わないといけない。
そんな元気よく部活する為に最も重要なのは声出しである。
挨拶はもちろんのこと、返事もそうだし練習中に
「ナイスショット!」とか「ドンマイです!」っていうのも活気付く。
 
しかしこの声出しって意味あんのかなぁ・・・ってかつては
思ったことあるよ。
高校の夏合宿で怖いOBの人達に
「お前ら声が全然出てない!」ってこっぴどく怒られ、声が
ガラガラになるまで声出しをさせられた時は
「声出してもテニスは上手くなんないよ」って思ったもんだ。
 
確かに声出しを頑張ったところでテニスの上達はしない。
だけど、プレーをしている側としては、声を出してもらって
練習をした方が活気も出るしリズムも生まれる。
特に個人スポーツと言われるテニスだからこそ、独特の
孤独感を乗り越えないといけないので、声を出してもらうと周りの
存在感を感じられる。
 
声を出している人は、声出しだけでは上達しないけど、その声出しが
誰かの上達に役立っていると感じられれば、無駄とは思わないだろう。
ましてや、ランキング低い人や1年生なんかは、当然アドバイスなんかは
なかなか出来ないでしょ?
だったら声を精一杯出して盛り上げることが最大の貢献になることは
覚えておいた方が良い。
 
でも、たま~に俺がボール出し練習しながら「もっと、前足を重視して!」とか
叫んでアドバイスしている時にも、周りでボール拾いながら
「ドンマイで~す!!」って叫んでいる人達の声の方が大きかったりする。
そういう時には「ちょっと静かにしてくれる?」なんて言わない。
俺も負けないくらいデカイ声でアドバイスするようにしている。
 
その一言が、選手のレベルアップに繋がるんだよ。
声出し頑張って、活気あるテニス部にしていこう。

ウルトラミラクルスーパーダブルスストレートアタックレシーブ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/29(月) 16:57

ダブルスのレシーブの時に、ストレートを
抜くというのはそう気軽に出来るもんでは無い。
相手ボレーに読まれると逆にカウンター喰らって失点する
可能性高いから、それなりストレートじゃないとマズイ。
 
だからと言って、凄いショット打って取れないように
してやろう・・・なんて思うとミスする可能性が高くなるし
何より相手に「今から打ちますよ!」ってアピールすることに
なるので、相手はむしろ覚悟して待ってしまう。
それじゃあとても効果あるストレートにならない。
 
もちろんストレートを抜くというのは、それなりの質が
求められるんだけど、大事なことは
「え?ストレート・・・・?」って相手が意表を突かれる
シチュエーションで打てるかどうかなんだよね。
だから、ストレートを打つまではしっかりとクロスへの
レシーブをきっちり打っていることを印象付けることが
必要になる。
 
ということは、ショートクロス気味の印象的なレシーブを
打った後にまた自分にレシーブが回ってきたら時なんかは
ストレートに打つチャンス。
正面のボレーの選手はさっきの鋭いクロスレシーブの印象が
あるから、もう頭の中の意識はクロスにあることが多い。
しかしここで「ストレートを抜いてやる」という表情でジッと
ストレートを凝視しているとばれてしまうので、ここはまた
クロスに良いレシーブ打ってやろう的な雰囲気を醸し出し、
相手の意識をストレートから遠ざけよう。
 
こんな感じで相手ボレーの選手をしっかりクロスへ意識させる
ことが出来た状態でストレートへ打てれば、よっぽど甘いショットじゃ
ない以上カウンター喰らって決められることも少ない。
そう、ストレートが抜けるかどうかは威力ではなく、事前準備なんだよ。
ちゃんとストレート打つ為の環境を整えてからストレートに打とう。
 
一番まずいのは、相手にポーチボレーでやられた時。
次に回ってきたレシーブで慌ててストレートを打つパターン。
さっきのポーチボレーをまたやるんじゃないかと警戒して、ストレートに
打ちこむ・・・というのは、相手にしてみたら超読み易いパターン。
しかもそれは精神的にも逃げていることになるよ。
 
たまにしか打たないダブルスのストレートショット。
だからこそ、打つ時のシチュエーションをしっかり決めて
数少ないストレートを試合の中で効果的に活かしてもらいたい。
正面のボレーは、ポーチ出ようとしている?
ストレート守ろうとしている?
常に正面ボレーを観察すること。

若い芽を摘まなきゃ。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/26(金) 11:10

先日、とある高校の夏合宿にコーチとして参加したんだけど
アシスタントの学生選手を連れて行った。
毎年その学校の夏合宿には色んな選手をアシスタントとして
連れていくから、もう高校生達はそのアシスタントと試合を
するのを楽しみにしている。
 
今年も合宿の中で上位10名だけ4ゲーム先取でシングルスの
チャレンジマッチを行ったんだけど、今年入部した期待の1年生が
見事4-3でそのアシスタントの選手に勝ってしまった・・・。
明らかにアシスタントの方がパワー、安定感、動き・・・など総合的に
上回っているんだけど、結局は「負けられない」「負けちゃいけない」という
重いがぐるぐる頭の中を回ってしまった結果、アシスタントの選手は
お粗末なプレーをしてしまったのだ。
もちろんその1年生のプレーも素晴らしかったんだけど、完全に
「やっちゃった・・・」って感じだったね。
 
でもテニスってこうやって明らかに実力差があったとしても
勝負がひっくり返ることはよくあること。
当然レベル低い方がチャレンジャー意識を持ってプレー出来るから
精神的には楽に決まってる。
「勝って当たり前」なんて言われる方は、ちょっと相手に良いプレー
されただけでも「生意気なやつ・・・」ってムカッて来てしまうし。
 
でもね、レベルの低いヤツがチャレンジャー気分で気軽に
トライしてきたとしても、必ず「あれ?俺ってこの相手に勝てるかも」って
感じた瞬間ちょっと戸惑ってポカをしてくれることは多いのだ。
その瞬間とタイミングを利用すると、きっちりと上のレベルの人が
最後に勝てるんだけど、今回はそのチャンスを逃してしまっていた。
 
それにしても勝った一年生は嬉しかったみたいで、大はしゃぎ。
良い思い出になっただろうし、これで更に自信を深めたと思うよ。
でもその彼、調子に乗り過ぎて、翌朝の早朝ランニングに遅刻・・・。
先生に「帰れっ!」と言われしょんぼり・・・。
テニス以外もきっちりしろよ!

ネット挟んでるけど、ぶつかれよ。[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/08/25(木) 15:53

なでしこJAPANがワールドカップで
戦った試合を改めて観てみた。
ドイツやアメリカの大きな相手選手にぶつかっていく日本選手。
完全に当たりでは負けているけど、結局どの試合も試合の
最後までぶつかっていくというスタイルは貫き通している。
 
サッカーはもちろん身体と身体がぶつかり合うスポーツ。
テニスは・・・というと、ネットを挟んでいるから当たることは無い。
中学生までサッカー少年だった俺は、テニスに転向して一番楽に
思ったのはその部分なんだよ。
ぶつかり合わないって楽チンだなって。
 
でも選手として活動するようになり、徐々に勝てるように
なってくると、日本の上位の選手や世界で活躍している選手と
対戦する機会も増えてきた。
すると、もちろん身体と身体がぶつかり合うようなことは無いけど
相手選手とぶつかって戦っているような、サッカーみたいな感覚を
受ける場面が増えてきたのだ。
それは相手選手と苦しい状況で競りあっている場面、そして
ジャッジでもめた場面である。
特にジャッジでもめた場面では、本当に自分を強く持って
相手と接しないといけない。
強く、冷静に、そしてルールに乗っ取って。
 
サッカーでは相手とぶつかり合うのを怖がると、相手は余計に
良いプレーをしやすくなる。
なでしこJAPANのように当たり負けしようと、とことんぶつかり合う
ことを続けることで、相手のプレーを抑え、尚且つ自分達が勝つ用意が
あることをアピールしないと、精神的にも余裕を与えることになる。
 
テニスも相手がどんなに格が上だろうと、相手と競った場面や
ジャッジなどでもめた場面では、自分を強く持って戦わないと
いけない。
そこでのやり取りを逃げるようだと、完全に上の連中は調子に乗って
しまい、勝てるチャンスはことごとく無くなっていく。
なでしこJAPANも結局そういう体格的な部分では完全に負けていた。
だからと言ってそこから逃げずに戦った。
テニスも常に自分の得意プレーや戦い方があるだろうが、そういう
人間と人間のぶつかる部分からは逃げてはいけない。
ネットが間にあるからと言って、簡単に逃げないように。
 
怖いだろうが、逃げちゃいけない。
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