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ゴルゴ13とテニス[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/11/30(水) 12:21

ゴルゴ13の漫画が好きでよく読むんだけど
世界最強のスナイパー、ゴルゴがテニスプレーヤー
だったらってよく考える。
間違いなく彼ならナンバー1に君臨するだろうね。
テニス史上最強と言われるテニス選手として
名を轟かせるだろう。
 
なぜかというとこの漫画、スナイパーとして超A級である
彼の精神論や心理面についてのことをかなり大きく
取り上げている。
ゴルゴは単なる射撃が上手くてアスリート的な肉体を
持っているから活躍しているのではなく、それに強靭な
精神面が備わっているからこそ、通常有り得ないとされる
狙撃依頼を可能にしている・・・という形で話が成り立っている。
 
その中で特に俺が響いたゴルゴの言葉は
「俺は恐怖を感じないのではなく、
常にどんなことにも恐怖を感じる。
だから、今まで生きてこれたのだ。」
冷静沈着でクールな表情をいつも浮かべている彼も
実は常にどんなことにもビビってるんだって。
でもその代わり、そのビビッたことに対しての
対処法が完璧だからこそ、ゴルゴはいつも自信持って
行動出来るし、だからこそ彼の強靭な肉体と
最高の射撃技術が彼の仕事で発揮されるんだろうね。
 
テニスも同じ。
いくらテニスの技術が高くて、アスリートとして
最高の肉体を持っていても、相手の強さをちゃんと
認めてそれに対してしっかりとした対処法を見出して
おかないと実は勝てない。
言い方変えると、ビビって当たり前ってこと。
でもそこで、ビビって勝負から逃げたり、ビビッたことを
恥じたりすると勝てない。
 
自分がビビっていることをちゃんと実感して
それは何に対して怖がっているのか検証し
そしてその部分に対しての対処法をきっちりと用意して
プレーすれば、ゴルゴのようにクールな表情でコートに
立てると思うんだよ。
 
強くなったら恐怖を感じない・・・なんてことはない。
常に緊張感や恐怖、イライラした感情と向き合って
自分をコントロールし続ける覚悟が必要だってことだね。

切れ味鋭いスライスサーブをゲットせよ[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/11/29(火) 07:40

試合の時、手堅いポジションで
がっちり守ろうとしている相手を崩さないと
いけないんだけど、いきなりサーブで相手を
コートの外に追い出すことが出来れば、その次の
ショットでオープンコートを狙って更にダメージを
広げることが出来る。
 
それをいきなりサーブでやろうと思うと
スライスサーブがかなり有効だね。
右利きの人はデュースサイド、左利きの人は
アドサイドで、相手をコートの外に追い出しやすい
スライスサーブは、是非とも試合の中で活用して
もらいたい。
 
でも、そんなの切れ味鋭いスライスサーブって
簡単に打てるもんじゃない。
難しいんだよね。
で、そんなスライスサーブを習得するに苦しんでる人って
皆揃ってこんなことを言う。
「スライス回転はかかるけど、フワッとなって弱々しくなる」
 
確かにセカンドサーブの時、入れるためにスライスサーブを
使うこともあるくらいだから、フワッとさせて安定感を
出させる要素もある。
どうやれば攻撃系の切れ味あるスライスサーブに
発展させられるのだろうか。
 
フワ系と切れ味系の大きな違いは、なんと打点である。
サーブ打つ時のラケットは、背中の後ろでくるりと
ラケットヘッドが回って、その反動から前方へ
スィングするんだけどそこで打点が、体の横とか
体よりも後ろの方だったりすると、スライス回転は
掛かりやすいんだけど、スムーズに前方へラケットを
振り抜きにくい。
結果、ボールは回転ばかり掛かって伸びの無い
スライスサーブとなる。
 
しかし打点を体よりも前にすると、背中でくるりと回った
ラケットヘッドが一気に前へ加速しながら直進的に
振り抜きやすくなるから、スィングスピードも上がるし
何より前方でボールを捕らえたほうがボールの側面を
タッチしやすいから、角度をしっかりつけたスライス、
いわゆる切れ味鋭いスライスサーブになるんだよ。
 
でもこれはスライスサーブに限らず、トップスピンも
フラット系もそうなんだけど、サーブのトスを前に
上げて打ちに行くと、体が正面向きになりやすかったり
腰が曲がったりしやすいので、体幹をしっかりさせる
トレーニングなんかも普段からしっかりしておかないと
いけないね。

進化したいなら変化を恐れるな[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/11/28(月) 10:25

何か新しい技術を覚えると、それまでの
テニスが不調に陥ることがある。
例えばスライスしか打てない人がトップスピンを
覚えると強くなるか・・・というと、意外とスライスだけで
粘りまくっていた時の方が迷いもなく、手堅さもあって
安定した結果を残せたりする。
 
じゃああまり手数を増やさず、一つのことに集中
させた方が良いかと言うと、そんなことはない。
新しいことを覚え、そしてそれを上手く試合の中で
使いこなしていく・・・ということの繰り返しでテニスは
上達していくのであって、そんな目先の勝利に
こだわるあまり変化を恐れていると行き詰まってしまう。
スライスしか使えなかった人がトップスピンを覚えて
弱くなったのは、トップスピンを試合でどう使うかをまだ
理解していなかったに過ぎないだけで、それが分かれば断然
トップスピンも使える方が強いってこと。
 
そんな話をしていると思い出すのが、ジュニア選手の育成で
両手フォアハンドストロークの子供を片手にさせるタイミング。
特に両手フォアハンドの段階で結果が出始めていると、
片手フォアへの移行を嫌がったり、片手に変えたことで
ショットの安定感が落ちてしまったことを焦ってしまう。
 
そんな焦った状態だとなかなか調子も上がらないし、
下手すると片手に変えたことを後悔し始めるから、とにかく
子供には目先の結果に囚われず、長い目で自分の片手
フォアと向き合ってもらって根気よく続けないといけない。
でも一番大事なことは、両手フォアを片手に変えるように
この先、どんどん自分のテニスを新しく変化させていくことが
必要であり、それを怖がって避け続けるような選手になるな・・・と
いうことを理解させること。
 
ストロークの打ち合いからネットプレーに移れない人も
変化を怖がっている場合が多いね。
俺も実はそうだったから、よく覚えている。
テニスを進化させるには、変化を恐れないこと、そして変化に
対応できる応用力も身に付けないといけないってこと。

見逃しがちな上達アイテム[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/11/25(金) 02:27

上手くなるためにショットを練習しているよね?
そのショットがどうなると上手くなったことになる?
ショットのスピードが上がること?
コントロールが良くなること?
もちろんこの二つは当てはまると思う。
じゃあ他には?
試合の中で必要なことを考えて行くと、見えてくる。
 
安定感・・・これも重要だし、スピン量を増やしたり
違う回転に切り変えたりする使い分けも大事だよね。
でも結構見落としがちなのが、コースを隠すこと。
どこに打つのか分からない構えからのショット、
もしくはストレートに打つと思わせながらクロスに打ったり
その逆だったり・・・というのはテニスの試合の中で
かなり必要な要素だと考えている。
これが上手ければ、多少ショットの質が落ちても問題ない。
逆にこれが出来ないと、質の高いショットもあまり効果が
無くなったりする。
 
でも普段、練習相手と向かい合って黙々とラリーする
練習が多いでしょ?
クロスラリーとかストレートラリーとか。
そうなると、コースを隠すとか違うコースを意識させる
なんてテクニックを磨こうと思いにくくなる。
コートを広く使って、クロス、ストレート、ドロップショットに
ロブ・・・と好き勝手に打っていい形でのラリー練習だと
意識はしやすい。
 
が・・・現実的にそんな自由にコートを使える練習って
難しいわけだから、普段やっている1対1のクロスラリーや
ストレートラリー、そしてボール出しの練習なんかで
ちゃんとどこにでも打てる雰囲気をアピールしておいてから
打つ練習したり、違うコースを相手に匂わせておいて
それとは違うコースにスッと打つ練習を自分自身でちゃんと
心掛けておかないといけない。
 
クロスラリーの練習でも、毎回打つ前に、ストレートに
打つ雰囲気を作ってからクロスへ打っていると
そういうのが試合でかなり効果を発揮するよ。
パワーやコントロールだけに走らないように!!

バシッとバックのハイボレー!?[てにすまん 高西ともブログ]

投稿日時:2011/11/24(木) 16:45

バックのハイボレーって力が入らないよね。
腕の裏側の筋肉がしっかり付いていれば、ある程度
バシッとボールを打てるんだけど、なかなか筋肉が
付かない部分だから、どうもしっかり振りにくい。
 
だから相手からも狙われることは多いんだけど、それを
しっかり返すことが出来れば一つ狙われる箇所が
減ることになる。
今回はバックのハイボレーについて考えてみよう。
 
まず大事なことは、他のショットもそうなんだけど、ラケットを
振り始める最初のパワーをどこに求めるかが重要。
動き始めたラケットはそこから一気に加速させやすいけど
止まった物体を動かし始めるのは一苦労。
そこで重要になるのは足だね。
後ろ足を軸にするのか、それとも前足に求めるかはその時の
自分とボールの関係によるんだけど、とにかく軸足を決めて
それが踏ん張ってくれたのをキッカケにラケットを振り始めると
思いの外簡単にラケットは動いてくれる。
 
とは言っても、そんなに驚くほどのパワースィングは期待できない。
となると、ボールを捉える瞬間のラケット面はちょっと厚目の
当たりにしたいもんだ。
自分の力を使って飛ばすことよりも、相手が打ってくれた
パワーを利用したボレーにしたいんだけど、面が厚ければしっかりと
相手のパワーを逃がさず受け止められる。
 
でもそこでどうしてもラケット面が厚くならないで薄くなり
回転ばかりかかってしまうようなしょぼいボレーになる人は
フォアボレーのグリップのままバックも打ってない?
もともとバックに自信がない人は、とことんフォアで取ろうとして
結局バックに来てもグリップチェンジ出来ていない人
多いんだよ。
 
ラケット振り始めに必要なパワーをくれる軸足と、相手の威力を
利用しやすい厚目の当たり、この二つだけでも結構
しっかりバックのハイボレーは返球できる。
でもここに腕の内旋運動なんかが加わると更に完璧と
なるんだけど、お薦めしたいのは、そのままロブで逃げる
という方法。
 
俺もよく試合中に使うんだけど、バックのハイボレーを
厳しい状態で打たされた時は、変に「バシッ」って打たないで
相手コートの深いところへ時間かけて逃げることが多い。
「無理させようたって、そんな作戦には乗らないよ!!」って
アピールするんだよ。
 
どのショットもそうだけど、難しいものは謙虚に返球するって
ことは基本だからね。
その代わり、得意なものは更に攻撃的になれるように。
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