トップ >>
てにすまん 高西ともからのメッセージブログ
ブログ2012/8
次へ>> |
勝利の五段階活用[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/08/16(木) 17:57
テニスの試合中って、色んなことをしなきゃいけない。
ミスしないようにしっかりと繋がなきゃいけないし、チャンスが
来たら攻めなきゃいけないし、そのチャンスを作るためにも
仕掛けなきゃいけないし、その仕掛けもまた安定させなきゃ
いけないし、仕掛けるパターンもバレないようにローテーションで
変えなきゃいけないし、それとは逆で淡々と一つのことを
し続けるパターンもしなきゃならない。
テニスはこうやって、色んなことを意識しないといけないんだけど、
それを全て考えると「何やれば良いか分かんない!」って
難しく感じてしまい、そうなると考えるテニスを諦めてしまう。
大事なことは優先順位をきっちり作ることだ。
まず大きく分けると、5つやることがある。
でもそれを全部やるのって難しいでしょ?
その5つを5段階に分けて、まずは第一段階、それが出来たら
第二段階、更に第三段階に進むが、また状況が悪くなって
余裕が無くなったら第二段階、最悪な場合は第一段階に戻っていく
という考えだと分かりやすいでしょ?
まずテニスの試合で重要なのは、ミスをしないこと。
浅くなって打ち込まれたとしても、自らミスして失点するより
きっちり相手コートに返球することが基本である。
だから第一段階は
「攻撃されてもいいから繋ぎ続けること」
そして次は、当然出来れば攻撃はされないようにしたいから
第二段階は
「攻撃されないように繋ぎ続けること」である。
この第二段階のテニスがどのカテゴリーの選手も重要となり、
ここがしっかりしていると負けにくいから、第二段階テニスだけで
ある程度勝っている選手もいるくらい。
第三段階で初めて攻撃を意識するんだけど、
それはコース的攻撃である。
パワーショットで「どうだ!!」とエースを決めるような攻撃ではなく、
右に左に、前に後ろに相手を動かすことでミスをもらうような形。
ショットの質というより、コートの広さを活かした攻撃で、コースの
打ち分けが重要となる。
なので第三段階は
「相手を動かしてチャンスを作る」
第四段階になると、右に左に動かした相手が、元のポジションに
戻る時間を奪う攻撃が必要となる。
相手をサイドに動かして、それが浅く返ってきたら、相手が
定位置に戻る前に詰めてオープンコートへ打つような形。
ここで時間を奪って打つ・・・ということが、コースの打ち分けの
第三段階テニスよりも、より攻撃的となる。
ネットプレーも相手の時間を奪う効率の良い攻撃パターン。
そしてこの攻撃により、相手から「繋ぐ」、「粘る」という意識を奪いたい。
第四段階は
「動かした相手から時間を奪うと共に、繋ぎの意識を奪う」
第五段階は正統派攻撃。
手堅く相手から攻撃されないように繋ぎながら、相手を動かし
それによってチャンスが得られたら、そこからネットに出たりして
相手の時間を奪う攻撃で、精神的にジワジワ追い詰めるという
パターンをメインとしながらも、どこかで大きな流れや勢いを作る
正統派の攻撃が欲しい。
相手のセカンドサーブをストレートへ一発レシーブエース狙ったり
サービスエースやサーブ&ボレー、ストロークラリーの中で
いきなり回り込んでフォアの逆クロスへのエースを決めるなど、
毎ポイントやるのは厳しいが、見せ場を作る正統派の攻撃を意図的に
入れられるようにしておくことは必要である。
もちろん、第五段階のテニスは、毎ポイント行うとリスクが大きいので
ここぞという場面で使いたい。
通常は第四段階までかな。
俺なんて第三段階テニスがメインとなるし、出来ればそれ以上は
使いたくないって思うくらいだ。
この五段階がしっかり分かれていて、自分の調子やスコアなど
その時の状況に応じて、どのテニスを使ってプレーするか
しっかり判断出来れば、テニスでやるべき多くのことを
整理しやすい。
やりたいことが多すぎて、結局ミスが多かったり、攻撃するに
しても、パワー系の攻撃ばっかりだったりしてミスだらけだと
考えてテニスすることを辞めてしまう。
プレー中の考え方をもう少し考えてみよう。
ミスしないようにしっかりと繋がなきゃいけないし、チャンスが
来たら攻めなきゃいけないし、そのチャンスを作るためにも
仕掛けなきゃいけないし、その仕掛けもまた安定させなきゃ
いけないし、仕掛けるパターンもバレないようにローテーションで
変えなきゃいけないし、それとは逆で淡々と一つのことを
し続けるパターンもしなきゃならない。
テニスはこうやって、色んなことを意識しないといけないんだけど、
それを全て考えると「何やれば良いか分かんない!」って
難しく感じてしまい、そうなると考えるテニスを諦めてしまう。
大事なことは優先順位をきっちり作ることだ。
まず大きく分けると、5つやることがある。
でもそれを全部やるのって難しいでしょ?
その5つを5段階に分けて、まずは第一段階、それが出来たら
第二段階、更に第三段階に進むが、また状況が悪くなって
余裕が無くなったら第二段階、最悪な場合は第一段階に戻っていく
という考えだと分かりやすいでしょ?
まずテニスの試合で重要なのは、ミスをしないこと。
浅くなって打ち込まれたとしても、自らミスして失点するより
きっちり相手コートに返球することが基本である。
だから第一段階は
「攻撃されてもいいから繋ぎ続けること」
そして次は、当然出来れば攻撃はされないようにしたいから
第二段階は
「攻撃されないように繋ぎ続けること」である。
この第二段階のテニスがどのカテゴリーの選手も重要となり、
ここがしっかりしていると負けにくいから、第二段階テニスだけで
ある程度勝っている選手もいるくらい。
第三段階で初めて攻撃を意識するんだけど、
それはコース的攻撃である。
パワーショットで「どうだ!!」とエースを決めるような攻撃ではなく、
右に左に、前に後ろに相手を動かすことでミスをもらうような形。
ショットの質というより、コートの広さを活かした攻撃で、コースの
打ち分けが重要となる。
なので第三段階は
「相手を動かしてチャンスを作る」
第四段階になると、右に左に動かした相手が、元のポジションに
戻る時間を奪う攻撃が必要となる。
相手をサイドに動かして、それが浅く返ってきたら、相手が
定位置に戻る前に詰めてオープンコートへ打つような形。
ここで時間を奪って打つ・・・ということが、コースの打ち分けの
第三段階テニスよりも、より攻撃的となる。
ネットプレーも相手の時間を奪う効率の良い攻撃パターン。
そしてこの攻撃により、相手から「繋ぐ」、「粘る」という意識を奪いたい。
第四段階は
「動かした相手から時間を奪うと共に、繋ぎの意識を奪う」
第五段階は正統派攻撃。
手堅く相手から攻撃されないように繋ぎながら、相手を動かし
それによってチャンスが得られたら、そこからネットに出たりして
相手の時間を奪う攻撃で、精神的にジワジワ追い詰めるという
パターンをメインとしながらも、どこかで大きな流れや勢いを作る
正統派の攻撃が欲しい。
相手のセカンドサーブをストレートへ一発レシーブエース狙ったり
サービスエースやサーブ&ボレー、ストロークラリーの中で
いきなり回り込んでフォアの逆クロスへのエースを決めるなど、
毎ポイントやるのは厳しいが、見せ場を作る正統派の攻撃を意図的に
入れられるようにしておくことは必要である。
もちろん、第五段階のテニスは、毎ポイント行うとリスクが大きいので
ここぞという場面で使いたい。
通常は第四段階までかな。
俺なんて第三段階テニスがメインとなるし、出来ればそれ以上は
使いたくないって思うくらいだ。
この五段階がしっかり分かれていて、自分の調子やスコアなど
その時の状況に応じて、どのテニスを使ってプレーするか
しっかり判断出来れば、テニスでやるべき多くのことを
整理しやすい。
やりたいことが多すぎて、結局ミスが多かったり、攻撃するに
しても、パワー系の攻撃ばっかりだったりしてミスだらけだと
考えてテニスすることを辞めてしまう。
プレー中の考え方をもう少し考えてみよう。
腰が引けてしまうストローク[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/08/15(水) 12:14
ストロークで腰が引けてしまう人、多くない?
そういう俺も腰が引けて打ってしまうことあるんだけど
そうなるのは何が原因なんだろう。
そして何に気を付けなきゃいけないのかな?
いろんな原因が考えられるんだけど、体が正面を向いたまま、
気持ちが引いてしまっている場合に、腰が引けた状態に
なりやすい。
気持ちが引いている時は「丁寧に打たなきゃ」って思ってしまう。
でもそう思うと大抵体全身の動きが止まり、腕だけで
打つ準備をしようとしてしまうんだよね。
丁寧に打とうとする気持ちは大事だけど、それによって
体の向きが作れず、手だけの準備になり、しかもボールが
来るのを待ってしまうと腰が引けやすい。
軸足の設定ミスという場合も腰が引けやすい。
深いショットや、横に大きく走らされて打つ時って後ろ足を軸として
打つことが多いんだけど、チャンスの時は前足を軸とすることが多い。
状況によって軸足を使い分けることが出来れば、ストロークは
幅も出てくるんだけど、この軸足の使い分けで間違えるパターンで
多いのは、「チャンスだ!!」という状況にも関わらず、
軸足は後ろ足に乗ってしまい、ボールが飛んでくるのをジッと
待ってしまう時。
本来なら前足に乗らないといけないので、打点は前となり
上半身だけ前へ迎えに行きながらも、軸足が後ろのまま。
腰が引ける典型的パターンがこれなんだよ。
テニスの試合は基本的に「ミスしないように」ということを
考えてプレーすることが多いから、ついつい後ろ足を
使ってしまうことが多い。
特にフォアハンドストロークなんてそうだよね。
そこでチャンスが来ても、ついつい使い慣れている後ろ足を
使ってしまうんだけど、気持ちは「チャンスだから打たなきゃ!」
って思うから、上半身は前へ行こうとする。
きっちりここで軸足を攻撃用の前足に切り替えて対処する
ことが出来ないと、軸足後ろのまま、打点だけ前・・・という
腰が引けた打ち方が治らない。
対処法としては、まずきっちりフォア用、バック用と、
体の向きをきっちり作り、正面向き状態でボールを迎えないこと。
後ろ足で繋がなきゃいけないのか、前足で踏むこんでいくべき
なのかをしっかり判断して、軸足をちゃんと使い分けること。
特に、前足を使うべき場合はきっちり前足を使う!!
ここが結構重要なんだよね。
横向き作れば、軸足も設定しやすいし、その軸足にきっちり
乗ってあげれば、まっすぐ芯が出来るから腰が引けた状態に
ならないでしょ?
それから腰が引けやすい人は、ストロークプレーのポジションが
後ろ過ぎる場合も多い。
後ろの方が粘りやすいポジションではあるけれど、それにより
腰が引けた状態が増えるということも覚えておこう。
そういう俺も腰が引けて打ってしまうことあるんだけど
そうなるのは何が原因なんだろう。
そして何に気を付けなきゃいけないのかな?
いろんな原因が考えられるんだけど、体が正面を向いたまま、
気持ちが引いてしまっている場合に、腰が引けた状態に
なりやすい。
気持ちが引いている時は「丁寧に打たなきゃ」って思ってしまう。
でもそう思うと大抵体全身の動きが止まり、腕だけで
打つ準備をしようとしてしまうんだよね。
丁寧に打とうとする気持ちは大事だけど、それによって
体の向きが作れず、手だけの準備になり、しかもボールが
来るのを待ってしまうと腰が引けやすい。
軸足の設定ミスという場合も腰が引けやすい。
深いショットや、横に大きく走らされて打つ時って後ろ足を軸として
打つことが多いんだけど、チャンスの時は前足を軸とすることが多い。
状況によって軸足を使い分けることが出来れば、ストロークは
幅も出てくるんだけど、この軸足の使い分けで間違えるパターンで
多いのは、「チャンスだ!!」という状況にも関わらず、
軸足は後ろ足に乗ってしまい、ボールが飛んでくるのをジッと
待ってしまう時。
本来なら前足に乗らないといけないので、打点は前となり
上半身だけ前へ迎えに行きながらも、軸足が後ろのまま。
腰が引ける典型的パターンがこれなんだよ。
テニスの試合は基本的に「ミスしないように」ということを
考えてプレーすることが多いから、ついつい後ろ足を
使ってしまうことが多い。
特にフォアハンドストロークなんてそうだよね。
そこでチャンスが来ても、ついつい使い慣れている後ろ足を
使ってしまうんだけど、気持ちは「チャンスだから打たなきゃ!」
って思うから、上半身は前へ行こうとする。
きっちりここで軸足を攻撃用の前足に切り替えて対処する
ことが出来ないと、軸足後ろのまま、打点だけ前・・・という
腰が引けた打ち方が治らない。
対処法としては、まずきっちりフォア用、バック用と、
体の向きをきっちり作り、正面向き状態でボールを迎えないこと。
後ろ足で繋がなきゃいけないのか、前足で踏むこんでいくべき
なのかをしっかり判断して、軸足をちゃんと使い分けること。
特に、前足を使うべき場合はきっちり前足を使う!!
ここが結構重要なんだよね。
横向き作れば、軸足も設定しやすいし、その軸足にきっちり
乗ってあげれば、まっすぐ芯が出来るから腰が引けた状態に
ならないでしょ?
それから腰が引けやすい人は、ストロークプレーのポジションが
後ろ過ぎる場合も多い。
後ろの方が粘りやすいポジションではあるけれど、それにより
腰が引けた状態が増えるということも覚えておこう。
頑張れ!ラッキールーザー![てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/08/14(火) 13:41
ラッキールーザーって知ってる?
予選で敗退した選手でも、その後開催される本戦の一回戦で
出場する予定だった選手が欠場したとき、その枠に入れるのが
ラッキールーザーというシステム。
このラッキールーザーにはテニスの勝負と違ったまた
別のドラマがあるんだよね。
まず予選決勝で敗退した時から、このラッキールーザーの
ドラマは始まる。
負けて本部に行くと、割り箸が入れてあるボール缶を
「はい、どうぞ」と目の前に出される。
とりあえず、敗退したショックを一旦忘れて、敗者復活の新たな
希望を胸に気合入れて割り箸を一本引く。
もちろん欲しいのは「1」なんだけど、「4」なんて出ると
微妙なんだよね。
1番とか2番であれば、本戦選手の一人や二人、欠席することが
よくあるから期待できるんだけど、4番とか5番だと難しい。
遠くで試合する時なんて特に、ラッキールーザー枠を狙って
わざわざ本戦に行くかどうか迷う。
俺なんて兵庫の試合へラッキールーザー1番目として東京から
行ったのに、結局本戦選手全員がきっちり参加したので、
出場出来ず、大きなショックを受けた思い出がある。
まさかわざわざこんな遠くまで来ておきながら、1番なのに入れないとは
と自分の運の無さを恨んだけど
考えてみれば、一度負けた選手なんだから、運の無さを恨む前に
予選決勝で負けた試合を反省しなきゃいけないんだけどね。
しかもラッキールーザーとして大会会場にいることって
なんか悔しいのだ。
「あれっ?ラッキールーザー?」
なんて本戦出場選手に言われるとムカッって腹が立つ。
特に予選決勝で自分を負かした相手に会うと
なんか見下されている気持ちになるんだよね。
ま、それは単なる被害妄想なんだけど、虚しい気持ちで
本戦選手の欠場をジッと待ってないといけないのだ。
でも無事にラッキールーザーで本戦に入れると、まるで
予選を普通に勝ち上がったかのように、急に堂々となれるから、
人間って分かりやすいもんだなって思う。
でも選手って誰もがラッキールーザーとして試合会場に
いなきゃいけない時期ってあると思う。
予選の最初で負けているうちはラッキールーザーの優先順位も
ものすごく低いから、最初から諦めて本戦会場に行かない。
でも段々勝てるようになって、予選決勝まで勝ち進むように
なると、初めてラッキールーザーとして本戦会場に立てる。
出場する権利は当然空きがないと得られないけど、
ラッキールーザーとして本戦会場に立つ権利を得るってことも
ある意味立派な結果だと思う。
そして出場できる可能性が少なくても、ラッキールーザーとして
地道に本戦一回戦に現れる選手は、その分チャンスを拾って
それを生かしているんだよね。
予選負けはしたけど、それでもまた復活できる
ラッキールーザーというシステムは、あと一歩で本戦出場できる
ところまで昇ってきた選手にとっては、本戦出場枠が得られなかった
としても、「本戦会場体験チケット」みたいなものなのかもしれない。
予選で敗退した選手でも、その後開催される本戦の一回戦で
出場する予定だった選手が欠場したとき、その枠に入れるのが
ラッキールーザーというシステム。
このラッキールーザーにはテニスの勝負と違ったまた
別のドラマがあるんだよね。
まず予選決勝で敗退した時から、このラッキールーザーの
ドラマは始まる。
負けて本部に行くと、割り箸が入れてあるボール缶を
「はい、どうぞ」と目の前に出される。
とりあえず、敗退したショックを一旦忘れて、敗者復活の新たな
希望を胸に気合入れて割り箸を一本引く。
もちろん欲しいのは「1」なんだけど、「4」なんて出ると
微妙なんだよね。
1番とか2番であれば、本戦選手の一人や二人、欠席することが
よくあるから期待できるんだけど、4番とか5番だと難しい。
遠くで試合する時なんて特に、ラッキールーザー枠を狙って
わざわざ本戦に行くかどうか迷う。
俺なんて兵庫の試合へラッキールーザー1番目として東京から
行ったのに、結局本戦選手全員がきっちり参加したので、
出場出来ず、大きなショックを受けた思い出がある。
まさかわざわざこんな遠くまで来ておきながら、1番なのに入れないとは
と自分の運の無さを恨んだけど
考えてみれば、一度負けた選手なんだから、運の無さを恨む前に
予選決勝で負けた試合を反省しなきゃいけないんだけどね。
しかもラッキールーザーとして大会会場にいることって
なんか悔しいのだ。
「あれっ?ラッキールーザー?」
なんて本戦出場選手に言われるとムカッって腹が立つ。
特に予選決勝で自分を負かした相手に会うと
なんか見下されている気持ちになるんだよね。
ま、それは単なる被害妄想なんだけど、虚しい気持ちで
本戦選手の欠場をジッと待ってないといけないのだ。
でも無事にラッキールーザーで本戦に入れると、まるで
予選を普通に勝ち上がったかのように、急に堂々となれるから、
人間って分かりやすいもんだなって思う。
でも選手って誰もがラッキールーザーとして試合会場に
いなきゃいけない時期ってあると思う。
予選の最初で負けているうちはラッキールーザーの優先順位も
ものすごく低いから、最初から諦めて本戦会場に行かない。
でも段々勝てるようになって、予選決勝まで勝ち進むように
なると、初めてラッキールーザーとして本戦会場に立てる。
出場する権利は当然空きがないと得られないけど、
ラッキールーザーとして本戦会場に立つ権利を得るってことも
ある意味立派な結果だと思う。
そして出場できる可能性が少なくても、ラッキールーザーとして
地道に本戦一回戦に現れる選手は、その分チャンスを拾って
それを生かしているんだよね。
予選負けはしたけど、それでもまた復活できる
ラッキールーザーというシステムは、あと一歩で本戦出場できる
ところまで昇ってきた選手にとっては、本戦出場枠が得られなかった
としても、「本戦会場体験チケット」みたいなものなのかもしれない。
絶不調から抜け出す!?[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/08/13(月) 21:04
「絶不調なんですけど、どうすれば元に戻せますか?」
試合を直前に控えた高校生の選手が深刻な顔して
質問してきた。
「そんなの気のせいだよ。」
そう答えたんだけど、もちろんその後に話は続く。
彼にはその後、絶不調から脱出する方法ではなく
こんな話をした。
「まず不調の自分を受け入れていないんじゃないの?」
そもそもテニスには好調と不調の両方があるのに
好調の時の自分は「俺って上手くなった!」って喜ぶくせして
不調の自分には「こんなはずはない・・・」って認めようと
しないことが多い。
だから不調の状態だと、どうしても好調の自分を思い描いて
しまって、不調なのについつい好調なテニスをしようとしてしまう。
もちろん不調のテニスは出来ればそこから抜け出し
たいんだけど、相手あってのスポーツであるテニスは、
自分に非が無くても相手のナイスプレーで
不調に陥らされることもある。
そういう時は、不調の自分を素直に受け入れ、その状態で
その時に出来ることを謙虚に行うことが大事なんだよね。
「こういう不調の時期もあるもんなんだ」
普段からそうやって「不調の自分もアリ」って受け入れて
おかないと、そこへ厄介な感情ってものが加わってしまうよ。
もう一つ、こんな話もした。
「意外と相手は不調かどうかなんて気にしてない。」
不調でも強い選手はちゃんと勝つし、弱い奴は絶好調と
言いながら簡単に負けてしまう。
とにかく不調でも好調でも、試合中は淡々と勝ち星を
挙げる方法を探り、その時の状況に合ったプレーを
し続けるんであって、「不調だからダメ」とか「好調だから勝てる」
なんてあんまり考えたことがないし、俺自身相手が
好調かどうかは気にしない。
それよりも気になるのは、相手が集中しているかどうかだ。
集中力切れて、気持ちが散漫になると勝負を仕掛けやすいからね。
不調な相手でも、集中しているとやっぱり侮れないもんだよ。
「そんなの気のせいだよ」
そう言ったのは、まず不調の自分も受け入れろと言うこと。
不調な自分を嫌悪するからそこから強引に抜け出そうとし、
それが絶不調に陥った要因なんだよね。
それから不調、不調と騒いでいるのは自分だけであって
相手にはそんな思っているほどアドバンテージは握られて
いないということ。
不調でも勝負を諦めず、そんな不調な自分にも勝つ術は
残されていると信じて黙々とプレーする。
その方が好調な状態で浮かれきってプレーしていることより
よっぽど嫌なもんだよ。
「絶不調」と言っていた彼、確かにひどいプレーをしていた。
でもそれはイロイロと技術的にも問題はあるんだけど、
やっぱり不調の自分を気にしすぎていることが原因のようだ。
だからやっぱり「気のせい」なんだよね。
試合が近い彼には、絶不調から好調へいかに変えていくかより
残り少ない練習で、不調の自分に慣れてもらいたいって思った。
絶好調なプレーの練習も必要だけど、不調の自分を
受け入れられない選手は、絶好調プレーなんて贅沢すぎだよ。
もっと不調状態に慣れておけよ。
試合を直前に控えた高校生の選手が深刻な顔して
質問してきた。
「そんなの気のせいだよ。」
そう答えたんだけど、もちろんその後に話は続く。
彼にはその後、絶不調から脱出する方法ではなく
こんな話をした。
「まず不調の自分を受け入れていないんじゃないの?」
そもそもテニスには好調と不調の両方があるのに
好調の時の自分は「俺って上手くなった!」って喜ぶくせして
不調の自分には「こんなはずはない・・・」って認めようと
しないことが多い。
だから不調の状態だと、どうしても好調の自分を思い描いて
しまって、不調なのについつい好調なテニスをしようとしてしまう。
もちろん不調のテニスは出来ればそこから抜け出し
たいんだけど、相手あってのスポーツであるテニスは、
自分に非が無くても相手のナイスプレーで
不調に陥らされることもある。
そういう時は、不調の自分を素直に受け入れ、その状態で
その時に出来ることを謙虚に行うことが大事なんだよね。
「こういう不調の時期もあるもんなんだ」
普段からそうやって「不調の自分もアリ」って受け入れて
おかないと、そこへ厄介な感情ってものが加わってしまうよ。
もう一つ、こんな話もした。
「意外と相手は不調かどうかなんて気にしてない。」
不調でも強い選手はちゃんと勝つし、弱い奴は絶好調と
言いながら簡単に負けてしまう。
とにかく不調でも好調でも、試合中は淡々と勝ち星を
挙げる方法を探り、その時の状況に合ったプレーを
し続けるんであって、「不調だからダメ」とか「好調だから勝てる」
なんてあんまり考えたことがないし、俺自身相手が
好調かどうかは気にしない。
それよりも気になるのは、相手が集中しているかどうかだ。
集中力切れて、気持ちが散漫になると勝負を仕掛けやすいからね。
不調な相手でも、集中しているとやっぱり侮れないもんだよ。
「そんなの気のせいだよ」
そう言ったのは、まず不調の自分も受け入れろと言うこと。
不調な自分を嫌悪するからそこから強引に抜け出そうとし、
それが絶不調に陥った要因なんだよね。
それから不調、不調と騒いでいるのは自分だけであって
相手にはそんな思っているほどアドバンテージは握られて
いないということ。
不調でも勝負を諦めず、そんな不調な自分にも勝つ術は
残されていると信じて黙々とプレーする。
その方が好調な状態で浮かれきってプレーしていることより
よっぽど嫌なもんだよ。
「絶不調」と言っていた彼、確かにひどいプレーをしていた。
でもそれはイロイロと技術的にも問題はあるんだけど、
やっぱり不調の自分を気にしすぎていることが原因のようだ。
だからやっぱり「気のせい」なんだよね。
試合が近い彼には、絶不調から好調へいかに変えていくかより
残り少ない練習で、不調の自分に慣れてもらいたいって思った。
絶好調なプレーの練習も必要だけど、不調の自分を
受け入れられない選手は、絶好調プレーなんて贅沢すぎだよ。
もっと不調状態に慣れておけよ。
ドロップボレー誘導作戦[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2012/08/10(金) 09:16
ネットに出て行ってドロップボレーをよく使う。
どういう時にドロップボレーを使うか・・・と言うと
まずは相手がベースラインで下がり気味にいると
ネット際にドロップボレーでポトンと落としたくなる。
それからネットより低い位置でボレーをさせられた時、
これもドロップボレーを無意識に使ってしまう。
特にネットより低い位置でボレーをさせられた時は、そこから
バシッと叩くボレーが打てないので、ゆっくり深く繋ぐかネット際に
ドロップボレーか・・・の二択となるので、ドロップボレーを
使うというより、使わざるを得ない状態である。
ってことは、ストロークを打つ方としては、ネットにいる選手と
対峙した時は、ネットより低い場所にショットを集め、そこで
ドロップボレーを打たせて、それを狙ってネットへ詰める
という作戦が有効となるのだ。
ストローカーがネット前に落とされるドロップボレーを狙って前へ
詰めて来たのがボレーヤーに見えると、ボレーヤーはそこから
ネット際に落とすパターンを諦めて深く打たないといけない。
そううなった場合は、それをノーバウンドでカットしてしまえばイイでしょ?
ドロップボレーなら前を狙えば良いし、深く打ってきたらダイレクトで
狙えばいい。
実際選手達も、このパターンをよく使う。
どうしても相手がネットへ出てきたら、パッシングショットで
ガチンコ勝負をしたくなるけど、ネットプレーヤー対ストローカーの
真剣勝負は当然ネットプレーヤーの方がポジション的にも
心理面でも有利なんだよね。
そもそもネットへ出てくる選手の目的は、華麗にボレーで決める
こと以上に、ネットへ出て来たことで相手が慌てて勝負して
ミスしてくれることが狙いなのである。
そんな期待をしているボレーヤーに対して、スライスとかしっかり
回転を多めにかけたアングル系のトップスピンで、ゆっくり時間
かけて、ネットより低めの足元へ落とし、それと同時にまるでその
ショットのボールにくっついているような感じでネットへ向かっていく
パターンをストローカーが選択すると、ボレーヤーはちょっと期待外れ。
カッコよくパスで決めることより地味かもしれないが、これは
ネットプレーをするものにとっては厄介なパターンなんだよね。
そこでボレーヤーが焦ってくれると、ミスも増えてくるし、そういう
ポイントパターンを持っていると、ショットの難易度もそれほど
高くないので自分自身のショットミスも減る。
それから、たまにドーン!ってショットでカッコよくパスを
決めるためにも、普段からゆっくりした足元へのショット、
その後にネットダッシュというパターンを有効に
使ってもらいたい。
とにかく、ストローカーは自分のショットがちゃんと沈んで、
相手がネットより低いところでボレーをする状態を感じたら、
ネットへ向かうという習慣を身に付けてもらいたい。
じゃあネットプレーヤー側としてはそういう対処をされた時は、
どうすればイイのだろう?
そんなの簡単。
ネットより低い位置でボレーをしなければ良い。
相手がどんなに低めのストロークを打ってきても、ネットを超える
瞬間は間違いなくネットより高いんだから、スライスとかで
スーっと低めのショットを打ってきても、絶対その場で待たずに
一気にネットへ突っ込んでもらいたい。
そうすればネット超える瞬間、ネットより高い位置で攻撃的な
ボレーを打てるようになるよ。
それだけじゃなく、ボールを迎えに行くことで早いタイミングの
ボレーをすることが出来るので相手がネットに詰める時間も
与えずに済む。
このネットプレーのパターンも、普段からしっかり練習して
おかないと、足元&ダッシュのストローカーパターンに苦しむ
ことになってしまうので要注意。
どういう時にドロップボレーを使うか・・・と言うと
まずは相手がベースラインで下がり気味にいると
ネット際にドロップボレーでポトンと落としたくなる。
それからネットより低い位置でボレーをさせられた時、
これもドロップボレーを無意識に使ってしまう。
特にネットより低い位置でボレーをさせられた時は、そこから
バシッと叩くボレーが打てないので、ゆっくり深く繋ぐかネット際に
ドロップボレーか・・・の二択となるので、ドロップボレーを
使うというより、使わざるを得ない状態である。
ってことは、ストロークを打つ方としては、ネットにいる選手と
対峙した時は、ネットより低い場所にショットを集め、そこで
ドロップボレーを打たせて、それを狙ってネットへ詰める
という作戦が有効となるのだ。
ストローカーがネット前に落とされるドロップボレーを狙って前へ
詰めて来たのがボレーヤーに見えると、ボレーヤーはそこから
ネット際に落とすパターンを諦めて深く打たないといけない。
そううなった場合は、それをノーバウンドでカットしてしまえばイイでしょ?
ドロップボレーなら前を狙えば良いし、深く打ってきたらダイレクトで
狙えばいい。
実際選手達も、このパターンをよく使う。
どうしても相手がネットへ出てきたら、パッシングショットで
ガチンコ勝負をしたくなるけど、ネットプレーヤー対ストローカーの
真剣勝負は当然ネットプレーヤーの方がポジション的にも
心理面でも有利なんだよね。
そもそもネットへ出てくる選手の目的は、華麗にボレーで決める
こと以上に、ネットへ出て来たことで相手が慌てて勝負して
ミスしてくれることが狙いなのである。
そんな期待をしているボレーヤーに対して、スライスとかしっかり
回転を多めにかけたアングル系のトップスピンで、ゆっくり時間
かけて、ネットより低めの足元へ落とし、それと同時にまるでその
ショットのボールにくっついているような感じでネットへ向かっていく
パターンをストローカーが選択すると、ボレーヤーはちょっと期待外れ。
カッコよくパスで決めることより地味かもしれないが、これは
ネットプレーをするものにとっては厄介なパターンなんだよね。
そこでボレーヤーが焦ってくれると、ミスも増えてくるし、そういう
ポイントパターンを持っていると、ショットの難易度もそれほど
高くないので自分自身のショットミスも減る。
それから、たまにドーン!ってショットでカッコよくパスを
決めるためにも、普段からゆっくりした足元へのショット、
その後にネットダッシュというパターンを有効に
使ってもらいたい。
とにかく、ストローカーは自分のショットがちゃんと沈んで、
相手がネットより低いところでボレーをする状態を感じたら、
ネットへ向かうという習慣を身に付けてもらいたい。
じゃあネットプレーヤー側としてはそういう対処をされた時は、
どうすればイイのだろう?
そんなの簡単。
ネットより低い位置でボレーをしなければ良い。
相手がどんなに低めのストロークを打ってきても、ネットを超える
瞬間は間違いなくネットより高いんだから、スライスとかで
スーっと低めのショットを打ってきても、絶対その場で待たずに
一気にネットへ突っ込んでもらいたい。
そうすればネット超える瞬間、ネットより高い位置で攻撃的な
ボレーを打てるようになるよ。
それだけじゃなく、ボールを迎えに行くことで早いタイミングの
ボレーをすることが出来るので相手がネットに詰める時間も
与えずに済む。
このネットプレーのパターンも、普段からしっかり練習して
おかないと、足元&ダッシュのストローカーパターンに苦しむ
ことになってしまうので要注意。
次へ>> |