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てにすまん 高西ともからのメッセージブログ
ブログ2014/1
相手がどこに打つか分かるかい?[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2014/01/23(木) 17:21
相手選手がサーブを打とうとしているとする。
レシーブのあなたはそのサーブがどこに飛んでくるのか
予測出来るだろうか。
ダブルスでボレーにいる時、正面のストロークが
クロスに打つかストレートに打つか・・・それを予測
出来るだろうか。
サーブのコースを予測することが出来れば、
思い切ってフォアに回り込むこともしやすいし、サーブの
バウンド地点に突っ込んで行ってレシーブアタックで
仕掛けることもやりやすくなる。
ダブルスの中で、相手ストロークがクロスに打つのか
ストレートに打つのかを予測出来れば、あなたがボレーに
いる時、ポーチでプレッシャーをかけやすくなる。
そんな、現在あなたの予測的中率はどのくらいなのか、
ちゃんと分かっているのかな?
もちろん予測的中率100%って人はいないだろう。
80%くらい的中・・・であれば、かなり思い切って
色んなことを仕掛けることが出来る。
しかも相手のナイスショットも予測した分、きちんと
対処出来るはず。
これは凄い的中率だと思うよ。
50%の割合で的中っていうのもなかなかの確率。
20%~30%の的中率となるとちょっと自信が持てないね。
そうなると一応予想はしてみたけど、その予測データは
全然使えない状態だから結局相手が打った後にその
ショットを追いかける形となる。
当然後手に回りやすいし、スムーズにスタートが切れない分
体力の消耗も大きくなる。
テニスのレベルを上げる為には、予測的中率アップは
必要なことなんだよね。
予測が出来るようにするためにはどうすれば良いのか。
必要なのは観察力と学習能力。
観察力で相手の表情や目線、打つ瞬間の身体の向きや
打点の位置から、どこにボールが飛んできそうか予測したい
のだが、レベルの高い選手って、その辺りを上手く隠すどころか、
むしろ違うコースを臭わせたりする。
なので実は打つ瞬間の観察はさほど重要じゃない。
それよりもしっかり観察してもらいたいのは心理面。
相手は強気な状態なのか守りの状態なのか・・・である。
ダブルスで自分がボレーにいる場合は、相手は自分の存在を
恐れている(気にしている)のか何も気にしてないのか。
それらを相手のショット何本かのデータとその時のスコアを
参考にして予測出来るようにしたい。
学習能力の方も予測するためには絶対必要。
その試合中、相手はどういうコースによく打つのかを
覚えておけば当然次に打つコースは予測しやすいからね。
例えばフォアハンドストロークの場合はどのコースが得意で、
どのコースにはあまり打って来ないかなど。
更に、それが大事な場面になるとどこのコースになる可能性が
高くなるとか、チャンスであればあそこによく打ってくるなどを
ちゃんと覚えておけばその時のシチュエーションに似た場面では
予測しやすくなるでしょ?
もちろん配球パターンも覚えておく必要がある。
でもより正確な予測が出来るようになるためにも、その予測を
有効に使うためにも、まずはその予測に従って思い切った行動を
取ってみる・・・ということをどんどんやってもらいたい。
レシーブにいる時、相手サーブがこちらのバックを狙っていると
予測したら、相手サーブが打ったと同時に思い切って
回り込みのフォアをやってみるとか、ダブルスでボレーにいる時
正面の選手がクロスに打つと予測したら、相手がクロスに打つのを
確認する前に思い切ってポーチへ出るとかね。
とにかく試合や練習をたくさんやっていれば、色んな人間の
色んなパターンを観るからある程度予測する力は付く。
でもね、大事なことは自分が予測したデータを信じて
思い切った行動を起こしているかどうかなんだよ。
何となく予測はするけど、その予測を信じて先回りした
プレーをどれだけ試合の中に盛り込めているか・・・が
テニスの駆け引きの中には必要となるのである。
「でもその予測が外れてたら・・・」なんて考えない。
もともと100%の的中率なんかあり得ないんだから。
相手が脅威に感じることは何かと言うと、予測が的中する
かどうかよりも実は、その予測を信じて思い切った仕掛けを
やってくる選手かどうかなんだよね。
だからまずは予測してみよう。
そしてその予測を信じて思い切った仕掛けをしてみよう。
それを続けることで予測力が上がるし、相手への
プレッシャーも増やせるようになる。
何よりも自分への信頼感を築くキッカケとなる。
まずは今現在も予測的中率を探ってみよう。
予測して、それを信じて思い切った仕掛けをしてみる。
それが相手に勝つというテニスなんだよ。
相手が打った後のボールをただ追いかけているようでは
これ以上君のテニスは先に進めない。
レシーブのあなたはそのサーブがどこに飛んでくるのか
予測出来るだろうか。
ダブルスでボレーにいる時、正面のストロークが
クロスに打つかストレートに打つか・・・それを予測
出来るだろうか。
サーブのコースを予測することが出来れば、
思い切ってフォアに回り込むこともしやすいし、サーブの
バウンド地点に突っ込んで行ってレシーブアタックで
仕掛けることもやりやすくなる。
ダブルスの中で、相手ストロークがクロスに打つのか
ストレートに打つのかを予測出来れば、あなたがボレーに
いる時、ポーチでプレッシャーをかけやすくなる。
そんな、現在あなたの予測的中率はどのくらいなのか、
ちゃんと分かっているのかな?
もちろん予測的中率100%って人はいないだろう。
80%くらい的中・・・であれば、かなり思い切って
色んなことを仕掛けることが出来る。
しかも相手のナイスショットも予測した分、きちんと
対処出来るはず。
これは凄い的中率だと思うよ。
50%の割合で的中っていうのもなかなかの確率。
20%~30%の的中率となるとちょっと自信が持てないね。
そうなると一応予想はしてみたけど、その予測データは
全然使えない状態だから結局相手が打った後にその
ショットを追いかける形となる。
当然後手に回りやすいし、スムーズにスタートが切れない分
体力の消耗も大きくなる。
テニスのレベルを上げる為には、予測的中率アップは
必要なことなんだよね。
予測が出来るようにするためにはどうすれば良いのか。
必要なのは観察力と学習能力。
観察力で相手の表情や目線、打つ瞬間の身体の向きや
打点の位置から、どこにボールが飛んできそうか予測したい
のだが、レベルの高い選手って、その辺りを上手く隠すどころか、
むしろ違うコースを臭わせたりする。
なので実は打つ瞬間の観察はさほど重要じゃない。
それよりもしっかり観察してもらいたいのは心理面。
相手は強気な状態なのか守りの状態なのか・・・である。
ダブルスで自分がボレーにいる場合は、相手は自分の存在を
恐れている(気にしている)のか何も気にしてないのか。
それらを相手のショット何本かのデータとその時のスコアを
参考にして予測出来るようにしたい。
学習能力の方も予測するためには絶対必要。
その試合中、相手はどういうコースによく打つのかを
覚えておけば当然次に打つコースは予測しやすいからね。
例えばフォアハンドストロークの場合はどのコースが得意で、
どのコースにはあまり打って来ないかなど。
更に、それが大事な場面になるとどこのコースになる可能性が
高くなるとか、チャンスであればあそこによく打ってくるなどを
ちゃんと覚えておけばその時のシチュエーションに似た場面では
予測しやすくなるでしょ?
もちろん配球パターンも覚えておく必要がある。
でもより正確な予測が出来るようになるためにも、その予測を
有効に使うためにも、まずはその予測に従って思い切った行動を
取ってみる・・・ということをどんどんやってもらいたい。
レシーブにいる時、相手サーブがこちらのバックを狙っていると
予測したら、相手サーブが打ったと同時に思い切って
回り込みのフォアをやってみるとか、ダブルスでボレーにいる時
正面の選手がクロスに打つと予測したら、相手がクロスに打つのを
確認する前に思い切ってポーチへ出るとかね。
とにかく試合や練習をたくさんやっていれば、色んな人間の
色んなパターンを観るからある程度予測する力は付く。
でもね、大事なことは自分が予測したデータを信じて
思い切った行動を起こしているかどうかなんだよ。
何となく予測はするけど、その予測を信じて先回りした
プレーをどれだけ試合の中に盛り込めているか・・・が
テニスの駆け引きの中には必要となるのである。
「でもその予測が外れてたら・・・」なんて考えない。
もともと100%の的中率なんかあり得ないんだから。
相手が脅威に感じることは何かと言うと、予測が的中する
かどうかよりも実は、その予測を信じて思い切った仕掛けを
やってくる選手かどうかなんだよね。
だからまずは予測してみよう。
そしてその予測を信じて思い切った仕掛けをしてみよう。
それを続けることで予測力が上がるし、相手への
プレッシャーも増やせるようになる。
何よりも自分への信頼感を築くキッカケとなる。
まずは今現在も予測的中率を探ってみよう。
予測して、それを信じて思い切った仕掛けをしてみる。
それが相手に勝つというテニスなんだよ。
相手が打った後のボールをただ追いかけているようでは
これ以上君のテニスは先に進めない。
相手ミスは待つのではなく、促さなきゃ![てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2014/01/15(水) 02:48
高校でテニスを始めたんだけど、両親がずっとテニスを
していたから、子供の頃からウィンブルドンとか
USオープンは観ていたし、父親のテニスの応援で
テニスというスポーツを目にする機会も多かった。
年に何度か家族でテニスをすることもあったから、何となく
テニスとはどういうスポーツかって分かっていたんだけど、
いざ高校になってから自分でテニスの試合に出場するようなって
思ったのは「テニスってミスしたら負けのスポーツなんだ」
ってこと。
いかに決めるかではなく、どれだけミスしないで済むかが
勝負の分かれ目になる・・・そう感じたのだった。
でもそれってミスが多い初心者の試合・・・って思うでしょ?
いや、そうじゃないんだよ。
ミスが多い方が負け・・・それはどのレベルでも同じ。
世界ナンバー1対ナンバー2の試合でもそうなるのだ。
ただ違うのは、「ミス」のレベル。
初心者だと「ミス」と言えば、単純なアウトとかネットでしょ?
別に難しくもない平凡なショットが来ただけなのにミスしてしまう。
でもレベルが上がると、「ちょっと浅くなった」とか
「バウンドが弾まなかった」なんてことがいわゆるミスとなるのだ。
更にレベルが上がっていくと良いショットをちゃんと打っていても
「球種やコースを読まれた」「パターンが読まれた」なんてことさえも
ミスとなって命取りとなる訳だ。
そういうミスが起こると、相手は良いショットが打ちやすくなって
スーパープレーも飛び出してしまう。
結果、そのスーパープレーの方がクローズアップされ、
「コースが読まれた」というミスはそんなに目立たない扱いと
なり、観客にはトップ選手というのは「ミスが多い方が負け」よりも
「決めた方が勝ち」のテニスの印象が強くなるのである。
本人達はミスって分かってるんだけどね。
となると、試合の中でプレーヤーが意識することは
「いかに相手からミスをもらえるか」ということになる。
まず初級者の試合であればただ何球も返し続ければそのうち
ミスがもらえる・・・という作戦で良い。
でもそこからレベルが上がるに連れて何か一工夫しないと
ミスはもらえなくなる。
相手もミスをしないようにするテクニックが付いてくるからね。
例えばただ繋ぐにしても「苦手そうにしているバックに集める」
なんてアイデアはミスを誘う手段としてはよく使うパターンだよね。
「スライスショットにして繋ぐ」なんてことも効果は結構ある。
山なりのショットで返球・・・というのも高いバウンドを
嫌がる相手だとミスをもらいやすい手段だ。
じゃあ更にレベルが上がるとどんなミスを誘うパターンが
あるのかと言うと、「3歩以上動かす」なんて方法はどうだろう。
1歩か2歩動かされた場合は打ちやすく感じることが
多いんだけど、3歩以上となると途端にボールを追いかける
ステップが苦手な人はミスの確率が上がるのだ。
ただし、逆に動かされた方が生き生きとするタイプもいるので
そこは相手のタイプを観て注意しよう。
でもそういう相手には逆に足を止めさせるパターン、例えばバックに
ずっと山なりのボールを集める・・・なんてものが効いたりする。
ストロークは生き生きとしているが、ネットに出てくると
途端に自信無さそうにする相手には・・・そう、ネットに
引っ張りだせば良いのだ。
ストローク対ストロークの打ち合いではリズム良く打っていて
安定感があるけど、対ボレーだとすぐに勝負してしまうストロークの
タイプには、今度はこちらがネットプレーを仕掛けておいて、
相手から強引にパスを打たせる作戦などが効果的。
そこで注意しないと行けないのは「決める為のボレー」というより
「相手のミスを促す為のボレー」という意識だね。
一見完璧なプレーをして見せる相手にも、どこか隙はあるもの。
特にスコアが厳しい時にはその隙は現れやすいので、これらの
相手からミスをもらうパターンを大事な場面で繰り出せれば
そこで相手はミスをしてくれる可能性が大きい。
例えば自分がブレイクポイントを握られた状態となると、特に
緊張感は増すでしょ?
そこで何かを仕掛けられたら、普段だと冷静に対処出来ることも
嘘みたいに出来なくなるもんだ。
となると、何か相手にミスを促すような思い切った仕掛けを
やるんであれば、そういう雰囲気の時にやることが重要なんだよ。
レベルが上がった時のテニスっていうのは、ただ高い技術を
見せ付け合うのではなく、相手の技術を崩す為の大事な場面で
行う「ミス促しプレー」が勝負となり、それが用意していない人は
良いショット持っていてもそれだけでは相手を崩せず、結局
気持ちよくプレーされてやられてしまうのだ。
もちろんリスクは高くなるけど、思い切ってそのリスク覚悟で
何かをたまには仕掛けないと、結局相手はミスしてもらえない。
それがテニスってもんだよ。
でもね、ミスをもらうつもりで相手を3歩以上動かしたり、
ネットに引っ張りだしたり、自分がネットへ詰めてプレッシャーを
掛けたり、他にも意表をついたコースを選んだり、返球する
ボールのペースを換えたりしていると、意外とそれらのプレーが
ショットを決めるキッカケになりやすいのだ。
そしてこの、「相手からミスをもらうつもりでプレーしたら、
それが決まってしまった」なんていうのは、実は一番
精神的にも楽なんだよね。
これが逆になっている人、いないかな?
「決めるつもりでプレーしていたらミスばっかりになっていた」
ポイントは欲しいだろうが、自分で全部決めようとしなくて
良いんだよ。
相手のミスでちゃんとポイントを稼ぎましょう。
していたから、子供の頃からウィンブルドンとか
USオープンは観ていたし、父親のテニスの応援で
テニスというスポーツを目にする機会も多かった。
年に何度か家族でテニスをすることもあったから、何となく
テニスとはどういうスポーツかって分かっていたんだけど、
いざ高校になってから自分でテニスの試合に出場するようなって
思ったのは「テニスってミスしたら負けのスポーツなんだ」
ってこと。
いかに決めるかではなく、どれだけミスしないで済むかが
勝負の分かれ目になる・・・そう感じたのだった。
でもそれってミスが多い初心者の試合・・・って思うでしょ?
いや、そうじゃないんだよ。
ミスが多い方が負け・・・それはどのレベルでも同じ。
世界ナンバー1対ナンバー2の試合でもそうなるのだ。
ただ違うのは、「ミス」のレベル。
初心者だと「ミス」と言えば、単純なアウトとかネットでしょ?
別に難しくもない平凡なショットが来ただけなのにミスしてしまう。
でもレベルが上がると、「ちょっと浅くなった」とか
「バウンドが弾まなかった」なんてことがいわゆるミスとなるのだ。
更にレベルが上がっていくと良いショットをちゃんと打っていても
「球種やコースを読まれた」「パターンが読まれた」なんてことさえも
ミスとなって命取りとなる訳だ。
そういうミスが起こると、相手は良いショットが打ちやすくなって
スーパープレーも飛び出してしまう。
結果、そのスーパープレーの方がクローズアップされ、
「コースが読まれた」というミスはそんなに目立たない扱いと
なり、観客にはトップ選手というのは「ミスが多い方が負け」よりも
「決めた方が勝ち」のテニスの印象が強くなるのである。
本人達はミスって分かってるんだけどね。
となると、試合の中でプレーヤーが意識することは
「いかに相手からミスをもらえるか」ということになる。
まず初級者の試合であればただ何球も返し続ければそのうち
ミスがもらえる・・・という作戦で良い。
でもそこからレベルが上がるに連れて何か一工夫しないと
ミスはもらえなくなる。
相手もミスをしないようにするテクニックが付いてくるからね。
例えばただ繋ぐにしても「苦手そうにしているバックに集める」
なんてアイデアはミスを誘う手段としてはよく使うパターンだよね。
「スライスショットにして繋ぐ」なんてことも効果は結構ある。
山なりのショットで返球・・・というのも高いバウンドを
嫌がる相手だとミスをもらいやすい手段だ。
じゃあ更にレベルが上がるとどんなミスを誘うパターンが
あるのかと言うと、「3歩以上動かす」なんて方法はどうだろう。
1歩か2歩動かされた場合は打ちやすく感じることが
多いんだけど、3歩以上となると途端にボールを追いかける
ステップが苦手な人はミスの確率が上がるのだ。
ただし、逆に動かされた方が生き生きとするタイプもいるので
そこは相手のタイプを観て注意しよう。
でもそういう相手には逆に足を止めさせるパターン、例えばバックに
ずっと山なりのボールを集める・・・なんてものが効いたりする。
ストロークは生き生きとしているが、ネットに出てくると
途端に自信無さそうにする相手には・・・そう、ネットに
引っ張りだせば良いのだ。
ストローク対ストロークの打ち合いではリズム良く打っていて
安定感があるけど、対ボレーだとすぐに勝負してしまうストロークの
タイプには、今度はこちらがネットプレーを仕掛けておいて、
相手から強引にパスを打たせる作戦などが効果的。
そこで注意しないと行けないのは「決める為のボレー」というより
「相手のミスを促す為のボレー」という意識だね。
一見完璧なプレーをして見せる相手にも、どこか隙はあるもの。
特にスコアが厳しい時にはその隙は現れやすいので、これらの
相手からミスをもらうパターンを大事な場面で繰り出せれば
そこで相手はミスをしてくれる可能性が大きい。
例えば自分がブレイクポイントを握られた状態となると、特に
緊張感は増すでしょ?
そこで何かを仕掛けられたら、普段だと冷静に対処出来ることも
嘘みたいに出来なくなるもんだ。
となると、何か相手にミスを促すような思い切った仕掛けを
やるんであれば、そういう雰囲気の時にやることが重要なんだよ。
レベルが上がった時のテニスっていうのは、ただ高い技術を
見せ付け合うのではなく、相手の技術を崩す為の大事な場面で
行う「ミス促しプレー」が勝負となり、それが用意していない人は
良いショット持っていてもそれだけでは相手を崩せず、結局
気持ちよくプレーされてやられてしまうのだ。
もちろんリスクは高くなるけど、思い切ってそのリスク覚悟で
何かをたまには仕掛けないと、結局相手はミスしてもらえない。
それがテニスってもんだよ。
でもね、ミスをもらうつもりで相手を3歩以上動かしたり、
ネットに引っ張りだしたり、自分がネットへ詰めてプレッシャーを
掛けたり、他にも意表をついたコースを選んだり、返球する
ボールのペースを換えたりしていると、意外とそれらのプレーが
ショットを決めるキッカケになりやすいのだ。
そしてこの、「相手からミスをもらうつもりでプレーしたら、
それが決まってしまった」なんていうのは、実は一番
精神的にも楽なんだよね。
これが逆になっている人、いないかな?
「決めるつもりでプレーしていたらミスばっかりになっていた」
ポイントは欲しいだろうが、自分で全部決めようとしなくて
良いんだよ。
相手のミスでちゃんとポイントを稼ぎましょう。
試合に出続けながら苦しもう[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2014/01/08(水) 11:09
スペインのバルセロナで練習していた時、月に3大会ほどの
ペースで大会に出場していた。
いや、正確に言うと、月3大会出場させられていた。
毎週毎週、どこかで大会が開かれていたんだけど、コーチが
勝手に申し込んでしまうので、休みが明けた月曜の朝、
送迎バスがアカデミーに着いたと同時に
「トモ、お前は今から試合だ!」とコーチの車に乗り換えさせられる。
「聞いてないよ!!」なんて言っても、
「お前はテニス選手だろ?試合に出ないと!!」
と請け合ってはくれない。
初めてスペインに行った24歳の頃は、そうやって大会に
出場して、しかも殆ど一回戦負けで終わっていた。
試合に出場するとアカデミーで行われるハードな練習は
しなくて済むんだけど、知らない土地に行って敗北する
空しさを考えると、慣れたアカデミーでゼーゼーハーハー
苦しみながらも練習している方がずっと気が楽だった。
だから毎週月曜の朝に駐車場でコーチに「トーモー!!!」と
呼ばれるのが本当に辛かった。
金銭的にも余裕はなかったので、エントリー代を払うのも
苦痛だった。
日本の大会よりかはずっと安くて良心的な金額ではあったが
それが一回戦敗北となると1試合分の金額となるのである。
「断る方法は無いかな」って思ったりした。
今のレベルじゃ勝てない。
もっと上達してから出るべきなのでは・・・と思いながらも
結局は出続けた。
出続けるうちによく試合会場で見掛ける選手が増えて来た。
同じ相手に2回も3回も当たったこともある。
そうなるとまた会場で会うと「元気?」って挨拶し合う。
ほぼ毎週やっているその大会はモンティーツアーという
トーナメントなんだけど、そのディレクターの太っちょの
おじさんとも仲良くなって「トモ!!」って元気に
呼びかけてくれた。
日本人選手の中ではモンティーツアーだからモンちゃんって
呼んでいたんだけど、彼がその大会を手際良く運営している
姿は観ていてなんだか心地よかった。
相変わらず勝てないまま半年が過ぎたけど、その頃には大会に
出るべきかどうか・・・ってことは疑問に思わず、なんで
俺は勝てないんだってことと純粋に向き合うことが出来ていた。
半年過ぎてから徐々に一つ二つ勝てるようになった。
更に勝ち上がるとシード選手との対戦もあり、そうすると
ATPポイントを持った選手と戦ったりするし、それをきっかけに
仲良くなれたりもする。
試合会場に行っても、同じアカデミーの選手やコーチ以外の
人達ともコミュニケーションを取ることが出来るようになった。
27歳の時、2年ぶりにまたスペインでトレーニングを行った。
同じアカデミーに所属したんだけど、今度は日本人選手がなんと
10人以上も在籍。
そんな彼らと一緒に過ごしたんだけど、2年経ったその時も
変わらず月曜の朝は多くの選手達が勝手に試合をエントリーされて
大会へ駆り出されていた。
「僕は試合には出場したくない!」
中にはそうやってコーチに直談判している日本人の選手もいたんだけど
なるほど、そう言っている選手は勝てずに苦しんでいて
尚かつ金銭的にも厳しそうな選手だった。
その選手は、まだ大会会場よりアカデミーの方が自分の居場所と
思っているんだろうね。
エントリー代はたった1試合分の料金って思ってるんだろうね。
練習場所は単なる練習の場所であって、テニス選手は大会会場にこそ
自分の居場所と感じなければならない。
エントリー代だってケチるんじゃない!!!
なんて、その選手を観て思ったんだけど、結局俺も半年以上は
そう思えるまで掛かったわけだからエラそうなことは言えない。
もちろんコーチ達も
「試合に出場したくないと言うのなら、このアカデミーで練習を
させるわけにもいかないよ」と言って、その選手にピシャリと
言い放っていた。
やっぱり試合に出続けることだよ、それだけは間違いない。
皆、試合に出続けながら苦しもう。
ペースで大会に出場していた。
いや、正確に言うと、月3大会出場させられていた。
毎週毎週、どこかで大会が開かれていたんだけど、コーチが
勝手に申し込んでしまうので、休みが明けた月曜の朝、
送迎バスがアカデミーに着いたと同時に
「トモ、お前は今から試合だ!」とコーチの車に乗り換えさせられる。
「聞いてないよ!!」なんて言っても、
「お前はテニス選手だろ?試合に出ないと!!」
と請け合ってはくれない。
初めてスペインに行った24歳の頃は、そうやって大会に
出場して、しかも殆ど一回戦負けで終わっていた。
試合に出場するとアカデミーで行われるハードな練習は
しなくて済むんだけど、知らない土地に行って敗北する
空しさを考えると、慣れたアカデミーでゼーゼーハーハー
苦しみながらも練習している方がずっと気が楽だった。
だから毎週月曜の朝に駐車場でコーチに「トーモー!!!」と
呼ばれるのが本当に辛かった。
金銭的にも余裕はなかったので、エントリー代を払うのも
苦痛だった。
日本の大会よりかはずっと安くて良心的な金額ではあったが
それが一回戦敗北となると1試合分の金額となるのである。
「断る方法は無いかな」って思ったりした。
今のレベルじゃ勝てない。
もっと上達してから出るべきなのでは・・・と思いながらも
結局は出続けた。
出続けるうちによく試合会場で見掛ける選手が増えて来た。
同じ相手に2回も3回も当たったこともある。
そうなるとまた会場で会うと「元気?」って挨拶し合う。
ほぼ毎週やっているその大会はモンティーツアーという
トーナメントなんだけど、そのディレクターの太っちょの
おじさんとも仲良くなって「トモ!!」って元気に
呼びかけてくれた。
日本人選手の中ではモンティーツアーだからモンちゃんって
呼んでいたんだけど、彼がその大会を手際良く運営している
姿は観ていてなんだか心地よかった。
相変わらず勝てないまま半年が過ぎたけど、その頃には大会に
出るべきかどうか・・・ってことは疑問に思わず、なんで
俺は勝てないんだってことと純粋に向き合うことが出来ていた。
半年過ぎてから徐々に一つ二つ勝てるようになった。
更に勝ち上がるとシード選手との対戦もあり、そうすると
ATPポイントを持った選手と戦ったりするし、それをきっかけに
仲良くなれたりもする。
試合会場に行っても、同じアカデミーの選手やコーチ以外の
人達ともコミュニケーションを取ることが出来るようになった。
27歳の時、2年ぶりにまたスペインでトレーニングを行った。
同じアカデミーに所属したんだけど、今度は日本人選手がなんと
10人以上も在籍。
そんな彼らと一緒に過ごしたんだけど、2年経ったその時も
変わらず月曜の朝は多くの選手達が勝手に試合をエントリーされて
大会へ駆り出されていた。
「僕は試合には出場したくない!」
中にはそうやってコーチに直談判している日本人の選手もいたんだけど
なるほど、そう言っている選手は勝てずに苦しんでいて
尚かつ金銭的にも厳しそうな選手だった。
その選手は、まだ大会会場よりアカデミーの方が自分の居場所と
思っているんだろうね。
エントリー代はたった1試合分の料金って思ってるんだろうね。
練習場所は単なる練習の場所であって、テニス選手は大会会場にこそ
自分の居場所と感じなければならない。
エントリー代だってケチるんじゃない!!!
なんて、その選手を観て思ったんだけど、結局俺も半年以上は
そう思えるまで掛かったわけだからエラそうなことは言えない。
もちろんコーチ達も
「試合に出場したくないと言うのなら、このアカデミーで練習を
させるわけにもいかないよ」と言って、その選手にピシャリと
言い放っていた。
やっぱり試合に出続けることだよ、それだけは間違いない。
皆、試合に出続けながら苦しもう。
ノーバウンド?ハーフボレー?どっち?[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2014/01/07(火) 11:42
「ボレーで足元にボールが来た時、ノーバウンドかハーフボレー、
どっちの方が良いんだろう?」
以前いたテニススクールの会社の研修でそんなテーマが出たことが
あり、その時は2時間くらい熱い議論が交わされた記憶がある。
その2時間の議論の中で俺は「返球出来ればどちらでも良いのに」って
ちょっと冷めて聞いていたんだけど、今そのテーマで話をする場合
もうちょっと付け加えて話をしたくなる。
基本的には「返球出来ればどっちでも良い」というスタンスなんだけど
この返球出来る確率を上げる為には、まずはノーバウンドで処理する
ボールとハーフボレーで処理するボールのボーダーラインがちゃんと
作られてないといけない。
同じ足元のボールでもバウンドする場所によって打ち分けをしないと
いけないからね。
そもそもノーバウンド処理とハーフボレー処理と、技術的にも
戦術的にも有効なのはどっちかと言うとノーバウンド処理だ。
相手ショットの威力を利用しやすいし、タッチも分かりやすい。
タイミングもバウンドさせない分、前で取れるからちょっと
早いタイミングで返球出来るしね。
なので、ノーバウンドとハーフボレーとどちらも選べるような
微妙なボールが飛んで来た場合は出来るだけノーバウンドを
選んでもらいたい。
で、ノーバウンドで取れないくらい前にボールが落ちた時には
ハーフボレーの選択をする・・・という考え方がまずベースに
あって欲しい。
となると、ノーバウンドかハーフボレーかの判断力を養う為には
その前に相手が打った瞬間、そのボールのバウンドがどの辺りに
なるのかというバウンド地点を見極める力も必要ってことだね。
基本的にはノーバウンド処理の方が有効ではあるんだけど、
何でもかんでもノーバウンドって訳でもない。
例えばとっさにネット際へドロップボレーを落としたい時には
わざとノーバウンド処理出来るボレーをハーフボレーに切り替える
こともある。
足元ノーバウンドのボールをドロップボレーするよりも
ハーフボレーの方が明らかにボールの勢いを殺しやすいからね。
となると、ボレーにいる時はノーバウンドで処理するための
前の打点と、あえてハーフボレーにして殺す為の後ろの打点、
二つ用意されていることが必要になるってことだね。
でも打点を前後に2種類用意することって、ローボレーに限らず
他のボレーでも必要なんだよ。
例えば打点を前で取ればクロスにボレーしやすいし、ちょっと
遅らせれば逆クロスに流しやすいし、いつも取っている打点よりも
急に大きく前へ打点を変更すると、タイミングが超早いポーチ系の
ボレーになる・・・といった感じ。
打点を複数前後間の中で用意しておいて、とっさに使い分ける
という技術は戦術面でも必須アイテムなんだよ。
ということで「足元にボレーが来たらノーバウンドかハーフボレーか」
という話になったら、俺はこう答えるね。
「選べるなら基本的にノーバウンドでボレー。でもハーフボレーという
選択肢も常に持っておくこと。」
それをするためにはバウンド地点の判断力、状況を読める力、各ボレーの
特徴の把握、打点を複数用意しているかが重要になる。
特に足元のボレー処理の苦手な人って、共通しているのが
「ノーバウンドで処理する方がお得」って考えを持っていないこと。
迷った挙げ句に落としてハーフボレー・・・ってパターンが
多いんだけど、そうなると打点が詰まってネット超えなかったり、
超えてもフワッと浮き過ぎで相手ボレーに叩かれたりするのをよく見掛ける。
たくさん練習しなきゃいけないのは当たり前だけど、ノーバウンドと
ハーフボレーの特徴の違いと優先順位をちゃんと把握して臨むことが
大事なんだよ。
サービスダッシュやレシーブダッシュの時に避けて通れないこの課題、
しっかり頑張ってね!!
どっちの方が良いんだろう?」
以前いたテニススクールの会社の研修でそんなテーマが出たことが
あり、その時は2時間くらい熱い議論が交わされた記憶がある。
その2時間の議論の中で俺は「返球出来ればどちらでも良いのに」って
ちょっと冷めて聞いていたんだけど、今そのテーマで話をする場合
もうちょっと付け加えて話をしたくなる。
基本的には「返球出来ればどっちでも良い」というスタンスなんだけど
この返球出来る確率を上げる為には、まずはノーバウンドで処理する
ボールとハーフボレーで処理するボールのボーダーラインがちゃんと
作られてないといけない。
同じ足元のボールでもバウンドする場所によって打ち分けをしないと
いけないからね。
そもそもノーバウンド処理とハーフボレー処理と、技術的にも
戦術的にも有効なのはどっちかと言うとノーバウンド処理だ。
相手ショットの威力を利用しやすいし、タッチも分かりやすい。
タイミングもバウンドさせない分、前で取れるからちょっと
早いタイミングで返球出来るしね。
なので、ノーバウンドとハーフボレーとどちらも選べるような
微妙なボールが飛んで来た場合は出来るだけノーバウンドを
選んでもらいたい。
で、ノーバウンドで取れないくらい前にボールが落ちた時には
ハーフボレーの選択をする・・・という考え方がまずベースに
あって欲しい。
となると、ノーバウンドかハーフボレーかの判断力を養う為には
その前に相手が打った瞬間、そのボールのバウンドがどの辺りに
なるのかというバウンド地点を見極める力も必要ってことだね。
基本的にはノーバウンド処理の方が有効ではあるんだけど、
何でもかんでもノーバウンドって訳でもない。
例えばとっさにネット際へドロップボレーを落としたい時には
わざとノーバウンド処理出来るボレーをハーフボレーに切り替える
こともある。
足元ノーバウンドのボールをドロップボレーするよりも
ハーフボレーの方が明らかにボールの勢いを殺しやすいからね。
となると、ボレーにいる時はノーバウンドで処理するための
前の打点と、あえてハーフボレーにして殺す為の後ろの打点、
二つ用意されていることが必要になるってことだね。
でも打点を前後に2種類用意することって、ローボレーに限らず
他のボレーでも必要なんだよ。
例えば打点を前で取ればクロスにボレーしやすいし、ちょっと
遅らせれば逆クロスに流しやすいし、いつも取っている打点よりも
急に大きく前へ打点を変更すると、タイミングが超早いポーチ系の
ボレーになる・・・といった感じ。
打点を複数前後間の中で用意しておいて、とっさに使い分ける
という技術は戦術面でも必須アイテムなんだよ。
ということで「足元にボレーが来たらノーバウンドかハーフボレーか」
という話になったら、俺はこう答えるね。
「選べるなら基本的にノーバウンドでボレー。でもハーフボレーという
選択肢も常に持っておくこと。」
それをするためにはバウンド地点の判断力、状況を読める力、各ボレーの
特徴の把握、打点を複数用意しているかが重要になる。
特に足元のボレー処理の苦手な人って、共通しているのが
「ノーバウンドで処理する方がお得」って考えを持っていないこと。
迷った挙げ句に落としてハーフボレー・・・ってパターンが
多いんだけど、そうなると打点が詰まってネット超えなかったり、
超えてもフワッと浮き過ぎで相手ボレーに叩かれたりするのをよく見掛ける。
たくさん練習しなきゃいけないのは当たり前だけど、ノーバウンドと
ハーフボレーの特徴の違いと優先順位をちゃんと把握して臨むことが
大事なんだよ。
サービスダッシュやレシーブダッシュの時に避けて通れないこの課題、
しっかり頑張ってね!!
勝つ方法を述べよ[てにすまん 高西ともブログ]
投稿日時:2014/01/05(日) 17:16
今から自分よりも少しレベルの高い対戦相手との試合が始まります。
この試合が終わった時、あなたはどうなっているでしょう?
ではちょっと質問の仕方を変えるよ。
今から始まるこの試合が終わった時、あなたはどういう状態で
いたいですか?
そう言われると、「もちろん勝利を喜んでいたい」と答える人が
殆どだろうね。
「負けた方がいい」なんて思う人はいないと思う。
じゃあ更に質問を続けるよ。
勝利を決めたその時、あなたのプレーはどういう状況でしょうか?
理想を言えば「かっこ良くビシッと決める」という勝ち方で
試合を終わらせたいと思うだろうが、少し上のレベルから金星を
挙げるという今回のような場合はそういうカッコ良い終わり方は
あまり期待出来ないね。
我慢して我慢してもがき苦しんだ結果勝利を掴む・・・という
内容じゃないと格上には勝てないでしょ。
じゃあ自分が勝利を決めたそのプレーの時、相手のちょい格上の
選手はどういう状況だと思う?
自分よりもレベルが高い人が負ける状況に陥っている
訳だから、調子は完全に落としてしまっているはず。
崖っぷちに立たされている訳だから、焦りや苛立ちなんかも
プレーに現れている可能性もあるね。
ということはだな、試合が始まる時
「この試合勝って終わりたいんだ!!」って思ったら、
試合の最後は「我慢テニス」をし続ける自分と、
上手く行かなくて「イライラテニス」をする相手との
試合内容に持ち込んで行けば良い訳だ。
では、相手の「イライラテニス」はどこで発生させよう。
格上がイライラする時の法則として考えられるのは、
「粘り抜く」ということと、「したたかな攻撃」である。
「粘り」は簡単。
ただ繋いでおけば良いのだ。
だが「粘り抜く」というのは、追い込まれた時にきっちり
逃げ切る力のこと。
ある程度、カウンターショット的鋭さは欲しい。
例えばロブで逃げるのが上手だったり、スライスできっちり
サイド左右を狙ってボレーを狙う相手の足下に沈めたりする
なんて力を持っていると、地味なショットなだけにイラッと
してもらいやすい。
「したたかな攻撃」とは「このポイント欲しい」「重要な局面」
というところで、意外にも思い切った攻撃を仕掛けること。
強いハートと冷静な判断力を持っていることをアピール出来る
ので不気味なんだよね。
そこでポイント取れば大事な場面だから嬉しいし、試合の流れも
大きく左右される。
そしてテニスは節目がたくさんあるスポーツ。
まずは1ゲームというミニゲームをやって、それを6勝すれば
1セットでしょ?
ということは、ゲーム毎に「重要な局面」が出てくるので
そこで「したたかな攻撃」を見せるチャンスだし、それ以外は
「粘り抜く」プレーを見せるチャンスだ。
それを繰り返しながら試合後半にもつれることが出来れば、
後半は更に1ポイントの重みが増してくるので大きく相手の
心理状態もきつくなっていき、そして最後は相手が大きく崩れる
キッカケになるのである。
試合に勝ちたいと思う人は、最後自分自身がどういうプレーを
して勝利を掴むのか、その時相手選手はどういう状況になって
負けているのか、そしてその状態にさせるにはどの場面で何を
すれば良いのか・・・までを考えておかないといけない。
もちろんそれが自分にとって無理難題だと成功する気が起きないから
自信が持てなくなるし、簡単すぎれば相手にダメージは与えられない
から、その通り出来ても勝利は得られない。
その辺りの設定と、もちろん仕掛け方の内容は経験を積みながら
磨かなきゃいけないんだけど・・・。
でも一つ言える事は、こういう考え方で試合の臨むと、勝った時に
「勝利の方程式」が見えてくるし、負けた時にも何が良くなかったか
反省しやすいので分かりやすい。
「勝ちたい!」って試合前に思うんだったら、勝つまでの道筋も
見えておかないとね。
この試合が終わった時、あなたはどうなっているでしょう?
ではちょっと質問の仕方を変えるよ。
今から始まるこの試合が終わった時、あなたはどういう状態で
いたいですか?
そう言われると、「もちろん勝利を喜んでいたい」と答える人が
殆どだろうね。
「負けた方がいい」なんて思う人はいないと思う。
じゃあ更に質問を続けるよ。
勝利を決めたその時、あなたのプレーはどういう状況でしょうか?
理想を言えば「かっこ良くビシッと決める」という勝ち方で
試合を終わらせたいと思うだろうが、少し上のレベルから金星を
挙げるという今回のような場合はそういうカッコ良い終わり方は
あまり期待出来ないね。
我慢して我慢してもがき苦しんだ結果勝利を掴む・・・という
内容じゃないと格上には勝てないでしょ。
じゃあ自分が勝利を決めたそのプレーの時、相手のちょい格上の
選手はどういう状況だと思う?
自分よりもレベルが高い人が負ける状況に陥っている
訳だから、調子は完全に落としてしまっているはず。
崖っぷちに立たされている訳だから、焦りや苛立ちなんかも
プレーに現れている可能性もあるね。
ということはだな、試合が始まる時
「この試合勝って終わりたいんだ!!」って思ったら、
試合の最後は「我慢テニス」をし続ける自分と、
上手く行かなくて「イライラテニス」をする相手との
試合内容に持ち込んで行けば良い訳だ。
では、相手の「イライラテニス」はどこで発生させよう。
格上がイライラする時の法則として考えられるのは、
「粘り抜く」ということと、「したたかな攻撃」である。
「粘り」は簡単。
ただ繋いでおけば良いのだ。
だが「粘り抜く」というのは、追い込まれた時にきっちり
逃げ切る力のこと。
ある程度、カウンターショット的鋭さは欲しい。
例えばロブで逃げるのが上手だったり、スライスできっちり
サイド左右を狙ってボレーを狙う相手の足下に沈めたりする
なんて力を持っていると、地味なショットなだけにイラッと
してもらいやすい。
「したたかな攻撃」とは「このポイント欲しい」「重要な局面」
というところで、意外にも思い切った攻撃を仕掛けること。
強いハートと冷静な判断力を持っていることをアピール出来る
ので不気味なんだよね。
そこでポイント取れば大事な場面だから嬉しいし、試合の流れも
大きく左右される。
そしてテニスは節目がたくさんあるスポーツ。
まずは1ゲームというミニゲームをやって、それを6勝すれば
1セットでしょ?
ということは、ゲーム毎に「重要な局面」が出てくるので
そこで「したたかな攻撃」を見せるチャンスだし、それ以外は
「粘り抜く」プレーを見せるチャンスだ。
それを繰り返しながら試合後半にもつれることが出来れば、
後半は更に1ポイントの重みが増してくるので大きく相手の
心理状態もきつくなっていき、そして最後は相手が大きく崩れる
キッカケになるのである。
試合に勝ちたいと思う人は、最後自分自身がどういうプレーを
して勝利を掴むのか、その時相手選手はどういう状況になって
負けているのか、そしてその状態にさせるにはどの場面で何を
すれば良いのか・・・までを考えておかないといけない。
もちろんそれが自分にとって無理難題だと成功する気が起きないから
自信が持てなくなるし、簡単すぎれば相手にダメージは与えられない
から、その通り出来ても勝利は得られない。
その辺りの設定と、もちろん仕掛け方の内容は経験を積みながら
磨かなきゃいけないんだけど・・・。
でも一つ言える事は、こういう考え方で試合の臨むと、勝った時に
「勝利の方程式」が見えてくるし、負けた時にも何が良くなかったか
反省しやすいので分かりやすい。
「勝ちたい!」って試合前に思うんだったら、勝つまでの道筋も
見えておかないとね。