[ 活動レポート ]青山学院中等部
今回は青山学院中等部の男子テニス部でレッスン。
日時 | 2009年03月30日 |
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訪問校 | 青山学院中等部 |
【レッスンスタート】~大人数、レベル差なんて関係ない~
30名の子供たちを3面のコートに分けて行った。
1面10名・・・となるとかなり多いが、殆どの中学、高校のテニス部もだいたい
そのくらいの人数か、それ以上でやる事が多いかな。
「多い!」なんて言っていられない。
毎日この人数で頑張っている彼らと一緒に、それでも効果のある練習で
この日も頑張ってもらった。
【ピックアップポイント】~各ショット、ちゃんと良いイメージある?~
まずは3面とも同時進行で行う。
地味にミニラリーからスタートだ。
ネットを使ってしまうと3組ほどしか入れないので、ネットを使わずに
行うと5組10名皆で練習が出来る。
その代り相手が大きなショットを打っても下がってはいけない。
大きなショットはそのままボレーで返球。
ノーバウンドかワンバウンドか、その判断力も養うのもミニラリーは
最適なのだ。
しかし短いショットにはしっかり踏み込んでライジング気味のショットで
対応してもらいたい。
特に上位のグループには攻撃的にしっかりとストローク打てる子が
何人かいるのだが、ゆっくりとしたショットをのんびり足止めて待つ癖が
付いてしまうと、緩いショットに対応できない選手になってしまう。
のんびりし易いミニラリーだが、早めの準備、体の向き、踏み込みには
要注意で練習すると、ミニラリーと言えど、結構いい練習となるね。
「集合!」
ストローク、ボレー、サーブと色んな練習をする度に、全員に集合してもらい
一緒にチェックポイントを確認してもらった。
「こうすると、ほらっ!しっかり打てるでしょ?こうなると、
マズイ事になるから注意しよう!」
頭の中にイメージを作ってもらい、どこを重要視するか意識してもらうと
また各コートに分かれて練習スタート。
ボレーはスライス回転を自在に使えるようになりたいが、
まずはスライス回転そのものに慣れてもらう事も重要だな。
サーブは基本的に、考え方がストロークと同じ!
ネットを越えるために持ち上げてあげる事と、ネットを越えた後に枠に
入れないといけないから回転を加えてあげる事。
「そうする為にはどういう軌道が必要?」
軌道が見えて来るとサーブも安定し易いね。
【エンディング】~競い合って盛り上げよう~
最後は俺も混じって一緒に打ち合う。
やはりテニスはこうやって一緒に打ち合いながら対戦するのが一番楽しい!
対決する面白さはやられた時の悔しさ、やっつけた時の満足感などなど
これこそテニスの醍醐味で、この為にストロークやボレーやサーブを
練習しているのだ。
それからこうやって一緒にテニスする事で、一気に俺と子供たちの距離が縮まる。
特に俺がドロップショット決めた時に見せる相手の子供たちは、
「くそー!!!」と本当に悔しそうだが、嬉しそう。
最後はこの日のレッスンの様子やそれぞれのショットの様子を
動画で撮影しておいたので、科学室のプロジェクターを使用して
皆でチェック。
自分のテニスを初めて見る喜びよりも、他の仲間の打つ瞬間の変な顔
に盛り上がるところがやはり中学生らしいね。
でも俺も一緒に楽しませてもらった。
彼らにはこういう動画などで自分の姿を客観視し、今後の自分のテニスに
活かしてもらいたい。
そしてそれによって自分の現実のスタイルに目を向け、自信を持ってもらいたい。
「自分らしさ」を大切に。
1面10名以上で練習するのは難しいが、それぞれしっかりと自分の課題と
目標を意識して取り組めばしっかりと上達出来る。
仲間皆と楽しみながらも大人数で競い合えるテニスの環境を生かした
テニス部で頑張ってもらいたい!