大きくする 標準 小さくする
トップ >>  活動レポート >>  活動レポート090716

[ 活動レポート ]自由ヶ丘学園テニス部

東京都目黒区にある自由ヶ丘学園のテニス部に行ってきました。

日時 2009年07月16日
訪問校 自由ヶ丘学園テニス部

【レッスンスタート】~頼もしい2年生たち~

東京都目黒区にある自由ヶ丘学園のテニス部に来たのは初めてではない。
昨年、顧問の先生のレッスン依頼で訪問させてもらったのだが その時初々しい表情を見せていた1年生は、今回久しぶりに会うと 頼もしい表情を見せてくれた。
今回はそんな久しぶりに会う生徒達と、この春テニスをスタート させた新一年生達2グループに分けてレッスンを行った。

【ピックアップポイント】~やるべきことを覚えておこう~

2グループに分けたので、それぞれ課題は異なってくるのだが ある程度打てる上のグループには「準備」「打点」「振り抜き」を意識してもらう。
ミニラリーの段階で早めの準備と、前の打点をしっかり意識してもらい そしてラリー練習ではしっかりと振り抜かせる。

パワフルなスウィングで、強烈なショットを見せてくれる生徒もいるけど 問題は安定感の欠如。
でもそのしっかりとしたスウィングを安定感に活かす事は可能なんだけど その為には「回転掛けて安定させるためのスウィング」と認識する事。
そして併せて踏み込みも意識してもらいたい。
踏み込んで前の打点を意識し、そこで「安定感」のためにも 振り切ることを習慣付けると、試合の中で崩れにくいスタイルとなる。

さてもう一つのグループは、まだまだテニスを始めたばかり の人もいるので、まだまだ知らない事も多い。
思い切って今回はボレーとサーブの導入部分を練習。
ボレーはグリップの握り方と身体の使い方、 サーブは打点とそこでのラケットワークを確認してもらった。

出来る出来ないは別として、どういう仕組みなのかを理解してもらい 今後その仕組みを自分で意識して、自分で自分のテニスを 確認できるようにすることはどんなレベルでも必要なことである。

しかしサーブだけは、「今すぐ入るサーブ」として、当てるだけのサーブも練習。
どんなレベルでもサーブが入らないと試合は始まらない。
振り抜きサーブと、入れるためだけのサーブを分けて覚えて欲しい。

【エンディング】~どんなレベルも勝利を目指せ~

もちろん重要なのはゲーム形式。
しっかり打てるレベルのグループは2対2のダブルス形式。
ミスしたり決められたりして負けたら即、ペアごと交代!
そういうプレッシャーを感じながら、どれだけ足を動かしながら 踏み込んでラケットを振り切れられるか。
アグレッシブかつ安定感を見せ付けるテニスを意識してもらう。

ここで本来の彼らのテニスが見えてくる。
あれだけ元気にラリーでは打ち込んでいたのに、一度ミスをすると 途端にボールを待ってしまって打点を落とし過ぎたり、 スウィングスピードが落ちたり・・・・。
そういう修正方法でミスを無くそうとすると、逆に調子が戻らない。 「準備」「打点」「振り抜き」を正確に覚えておく必要がある。

もう一つのグループは、サービスラインの大きさのミニコートでミニゲーム。
ボールはゆっくりなので、まだまだ技術の乏しいレベルの生徒も ラリーは続くし、その中でどうやってポイントを取ればいいかも考えられる。
いくらラリー上手になっても、こうやって試合展開を考える習慣がないと 勝利に結びつかないし、こういう「相手との対戦」こそがテニスの醍醐味だ!

暑い中、4時間のレッスンお疲れ様でした。
最後のボール拾い、ボール探し、コート整備と皆で協力し合って 頑張っている皆の姿を見ると、やっぱり応援したくなりました。