[ 活動レポート ]中央大学附属高等部 男子テニス部
広々とした、素晴らしい施設のある中央大学付属高校テニス部に行ってきました。
日時 | 2009年07月22日 |
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訪問校 | 中央大学附属高等部 男子テニス部 |
【レッスンスタート】~まずは講義からスタート~
朝からどしゃ降りだったが、学校に到着する頃には小雨に
なり、予定より1時間遅れてレッスンスタートとなった。
でもその前に、科学室に集合して、挨拶と簡単に自己紹介を
行って、まずは講義という形からスタート。
「テニス始めた高校時代は、頑張っていたけど
あまり伸びなかった。
伸び始めたのは『結果』を本気で求め始めた選手時代。
『結果』を求めて頑張るからこそ、意味ある
練習になるんだよ!」
高校時代から選手時代、そしてプロになるまでの
過程を説明。
他にも、「チャンスボールの対応」や
「サーブ&ボレー」のコツなんかを答えているうちに
段々話に熱が入り1時間はあっという間。
さぁ、オンコートでレッスン開始!
【ピックアップポイント】~試合で結果を狙う練習~
今回訪れた中央大学付属高校は今年度より、新しくテニスコートが5面
増設され、広々とした素晴らしい施設の中でテニス部は頑張っている。
今回は、男子テニス部40名弱を5つのグループに分けて、それぞれ1時間ほどのレッスンを行った
普段から、それぞれのグループで課題を見つけ、その為の練習内容
を組み立てて実施しているので、各グループでのまとまりを感じる。
しかし重要なのは、「試合で勝てる練習か」ということ。
その為にも、それぞれのグループで若干、レベルが違うので 内容を少し変えたが基本は 「みんな、自分が出場した試合のことを思い出してみようよ」 と彼らが実際に試合中に感じたり、思ったりすることを 出来るだけレッスンで反映させてもらう。
ストロークは、しっかりと振り抜くけど、安定感を高めるために
しっかりと回転を掛ける事と、ボールに対して向かって行く事で、
より前のポジションで攻撃力をプラス出来るようにすること。
そしてディフェンスと攻撃の両パターンを、用意して使い分ける事。
ボレーは、いつもより打点を前に設定して踏み込んでいく事。
一発で決める事ばかり考えず、打ったらすぐに構え直して
次の準備を怠らないように。
サーブはストロークと考え方はよく似ている。
高めの打点でしっかりとネット越えるように、ボールを持ち上げる事と
しっかりと回転を加え、飛び過ぎにならないように。
そしてストローク同様、びびっても決してスウィングスピードを
落とさないように。
【エンディング】~競い合って強くなれっ!~
ラスト5番目のグループへレッスンの番が回ってきたのは午後4時15分。
俺もずっとレッスンだったが、彼らも同じく朝から練習を続けて
最後にレッスンを迎えたのだ。
明らかに疲労も見えるが、それでも頑張ってレッスンを受けてくれる。
そういう姿が嬉しい。
よく頑張ったよ。さすが。
どのレベルでも、部活である以上は皆で一緒に頑張るという
スタイルで今回は俺のレッスンを皆が公平に受けられるように
スケジュールを作ってくれた。
誰もが公平にチャンスを得られるように。
これは大事なことだ。
しかし、チャンスは公平でも結果を掴める人間は限られる。
40名の部員全員頑張ったとしても、ナンバー1になれるのはたった一人なのだ。
これから中央大学付属としてレベルを上げて結果を出すためには
それぞれが自分オリジナルの「もう一工夫」の努力を行い
皆で一緒に頑張りながらも、「俺がナンバー1になってやる」という
目的を個々が持たないといけない。
それは「体力を活かす」だったり「粘り倒してやる」だったり
「ネットプレーの達人」、「ショートクロス名人」、「ダブルス専門」とか
自分の性格や体格、筋力を生かしてどんなテニスをすれば勝てるのかを
考えてもらいたい。
テニスは色んなスタイルがあるし、この中大付属のテニス部は
かなりいいショット持ってる人が多いテニス部だからね。
疲れたけど楽しい一日でした。
先生、OB君、そして保護者の方、皆さんお世話になりました。