大きくする 標準 小さくする
トップ >>  活動レポート >>  活動レポート090801

[ 活動レポート ]都立大泉高等学校 女子テニス部

夏休み真っただ中の都立大泉高校テニス部へ行ってきました。

日時 2009年08月01日
訪問校 都立大泉高等学校 女子テニス部

【レッスンスタート】~元気で暑さを盛り上げろ!~

練馬特有のうねうねした住宅街を車で走ってたどり着いた 大泉高校は、静かな住宅街にあってのんびりした雰囲気。 テニスコートのそばには西武線が走っていて、ちょっとうるさい時も あるけど、それに負けない元気な女子テニス部員達が迎えてくれた。

みんなオレンジのカッコいいウェアに身を包み、我々がコートに 到着した途端「こんにちは!!」と一斉に挨拶。 これは気持ちいい!! 今日一日頑張るぞ!って気持ちが湧いてくる。

今回は3面のオムニコートを使用して、23名の女子テニス部員と レッスンを行う。 加えて今回は特別に、2016年東京オリンピック・パラリンピック 招致委員会の方がアシスタントとして参加して下さり レッスンのサポートをしてもらった。


【ピックアップポイント】~今のレベルから抜け出せるか~

今回は、顧問の先生とレッスン前に、大泉高校女子テニス部の 戦績、レベル、現状を教えてもらっていたので、レッスン内容は 決めやすかった。

戦績から見ると、上のレベルに手が掛かっている状態。 でも現在のレベルからもう一つ上に行くためには、今のテニスから もう少し発展させていく必要がある。 その為にもまずは「動き」を意識してもらう練習を行った。

ミニラリーでも準備の早さとフットワークを重視してもらい 前後に動けるようにすること。 これはボレーボレーでももちろん意識してもらう。 そしてストロークラリーでもしっかり下がったり、一気に前へ 踏み込んだり、守る時もしっかり、攻めるタイミングも逃さない 前後に動けるテニスを身に付けてもらう。

前に踏み込めるようになれば、そのままボレーに移行できるので ネットプレーが苦手な人の多いこのテニス部には是非とも 「攻めのストロークの延長にボレーがある」と考えてもらって フットワーク練習は続けてもらいたい。

もう一つは「配球」である。 ゆっくりのボールを使ったミニゲームを行いながら パワーではなくコースやショットの組み合わせ、そして ボレーでポイントを取って行く形を体験してもらう。 どうしてもパワーで勝負しがちな高校生たち、もっとコートの広さ 相手の考えなんかも考えた上でプレー出来るかがポイント。

そういったコースを狙うことを考えてプレーしてもらうためには ボールの回転が重要となる。 その為にもストローク、ボレー、サーブの技術的な課題は、それぞれの ショットに回転を加える事と、しっかり前の打点、サーブはより上の打点で ボールを打つことが出来るようになってもらいたい。

コントロール力とそのコントロールを活かす配球センス。 これをどれだけ普段の練習で意識して行えるかが重要となる。


【エンディング】~皆で目指せ!同じ目標~

今回は午前2時間をストローク、ボレーの基礎練習、 午後3時間をサーブと実戦練習という形でレッスン行った。

終始、彼女たちはこちらのレッスンの中での言動にしっかりと 耳を傾けて、他の誰かに言っているアドバイスでさえ聞いてやろうと 一生懸命だった。 挨拶もしっかりしているし、礼儀正しく接してくれる。 かといって暗くてまじめ過ぎるわけではなく、 みんな仲良いいし顧問の先生も楽しいので、 今回のレッスンでは笑いの絶えない練習となった。

明るく楽しい部活なのだが、しっかりと集中して考える事も 出来る部活というのは理想だと思う。 ライバル心も芽生えつつ、助けあって共に闘って行ける環境。 しかしそこにもう一つ欲しいのは、「高い目標」と「結果」である。

一生懸命頑張っているこの大泉高校女子テニス部全員で、 更に上のレベルを目指す事と、そのレベルのテニスが具体的に 今の自分達のテニスと何が違うか・・・というのを部員一人一人が 把握しないといけない。

こうやって頑張っているテニス部だからこそ、 結果を出してもらいたい。 強烈なストローク、ナイスなネットプレーを持った生徒が 揃っているこの大泉高校女子テニス部、これからも 応援するから頑張ってね!!


顧問の伊東先生、保護者の皆さん、オリンピック招致委員会の 佐山さん、ありがとうございました!!