[ 活動レポート ]昭島市立昭和中学校 女子テニス部
3年前まで住んでいた町、昭島にある昭和中学校へ今回は訪問。
日時 | 2009年8月17日 |
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訪問校 | 昭島市立昭和中学校 女子テニス部 |
【レッスンスタート】~仲良く楽しく、強いテニスへ!~
夏休み真っただ中の暑い日差しの中、午前中は基礎練習
午後は実戦練習という形で、女子テニス部の皆と一緒に
ボールを追いかけた。
今回の昭和中学校女子テニス部レッスン、1,2年生だけじゃなくて
なんと受験勉強中の3年生も一部参加してくれた。
なかには、塾の合間に抜け出してレッスンを受けにきた
3年生も!!
もちろん勉強大事な時期だが、こっちは少しでも参加してくれた以上、
彼女たちにプラスになるように気合いも入る。
【ピックアップポイント】~パワーだけでなく、コントロールも!~
まずはどこの学校でも行っているように、ミニラリーからレッスンをスタートさせた。
しかしパワーはあるものの、なかなか至近距離でのラリーが
難しいようで、相手にノーバウンドで届いてしまう・・・。
「一度集合!!」
まずは集まってもらって、ミニラリーのデモンストレーションから見てもらった。
まず彼女たちに欲しいのは「足の反応」。
相手がボールを打った瞬間に反応出来ても、まず動き始めるのが
足じゃなく腕だとどうしても、コントロールが難しい。
しっかりと反応したと同時に、足を動かしていいポジションを
作られるように意識してもらうのと、腕の動きをしっかりと
コントロールする為の動きに切り替えてもらう。
ラケット振っても良いけど、「コントロールするため」に
振って欲しいのだ。
ラリーが難しので、ボール出し練習行いながら
足の動きとボールの回転を反復練習。
これを覚えるだけでも、かなり実践では役に立つと思う。
ボレー、サーブも同様に、打ち方だけでなく、体の向き 足の使い方、そして回転を掛ける事の重要性を考えて もらった。
皆、明るくて一生懸命。
だけど、ちょっと空回りしてしまう方向性なので、自分の
やるべき事をしっかり覚えると、もっと成長すると思う。
スウィングスピードが速い人も多かったから。
成長楽しみなテニス部だ。
【エンディング】~目標高く!自分たちを信じよう~
昼ごはんを食べると、午後から実戦練習スタート!
やはり試合に勝つためのテニスが必要!
その中で何が大事かを考えてもらった。
まだまだコントロール力が不足している人が多い 彼女たちだが、だからこそ意識してもらいたいのが 相手コートを観察しながら、誰もいないコースを 狙う練習。
コントロール力が足りないから、パワーで補う という方向性に走ると、余計にボールをコントロール しようとしないし、そうなると観察力も、洞察力も 育たない。
まずはサービスエリアのみのダブルスで、ゆっくりとした
ボールスピードに限定してミニゲームを行った。
「相手コート観て!いない所、選んで打ってみよう!」
ゆっくりのボールなので、選んだ所に打つことは簡単だし
ラリーのテンポものんびりなので、考える時間もある。
皆、飛んでくるボールだけでなく、相手コートの相手選手を
確認しながらゲームをする。
上手い子になると、相手の考えていることも見抜いて
逆をついたりしている。
こういう発想力はテニスには必要不可欠。
そこからコートを広くし、そして最後はシングルスの
形式にし、カウント付けたり、勝ち負けを意識してもらったりと
プレッシャーも与えながら、ゲームを行ってもらった。
サーブの練習も行ったが、最後の試合では、セカンドサーブを
アンダーサーブで行っている子が殆ど・・・・。
もちろんその方が確率よく入るのだが、それだと発展性が
無いに等しい。
しかし、そのアンダーサーブを打ち込むレシーブ力もあまり
皆持ってないのだ。
まず彼女たちには、セカンドでも上から打つことを意識してもらいたい
のだが、それを根付かせるためには、甘いアンダーサーブを打ち込む
ストロークの練習も必要。
その辺りを身に付けていくと、元気に動けるし発想力も
豊かなこの昭和中学校女子テニス部は、これからもっと可能性を
拡げていけそうだと感じた。
まだまだそういった、自分たちが持っている無限の可能性を
感じていないように見えるので、もっと成長する事にワクワクした
気持ちを感じてもらえると、普段の努力がもっと大きく実を結ぶと
思うよ。
またあのテニスコートで彼女たちを一緒にテニス出来る日を
楽しみにしてます。
皆、頑張って!