[ 活動レポート ]別府青山高校 別府商業高校
今回は九州の大分県でテニス部応援活動。
日時 | 2009年10月05日 |
---|---|
訪問校 | 別府青山高校 別府商業高校 |
【レッスンスタート】~雨のテニスレッスン~
県営のテニスコートを利用して行われている 別府商業高校と別府青山高校の合同練習会に 参加させてもらい、テニスレッスンを行った。
平日の放課後なので、始まる時間は授業が終了したあと、夕方5時過ぎからとなる。
朝からどんより曇った空からは、いつ雨が降ってもおかしくない状態。
そんな中、両校の男女併せて25名の子供たちと挨拶してレッスンスタート。
しかし最初のアップの段階で雨が降ってきた・・・・。
全体を見てあげる予定だったのだが、雨で途中中断・・・となるとマズイ!!ということで、急きょ両校の男子上位8名のみのレッスンとなった。
他の男子、そして女子の選手たち・・・申し訳ない。
【ピックアップポイント】~状況判断しながら練習を~
まずはサーブからクロスラリー。
サーブ、レシーブ、ストロークラリーからボレーまで、この練習である程度のショットが登場するので、まずは彼らの全体的なテニスを見せてもらった。
サーブ、ストロークとかなりパワフルに打つことが出来るし、しっかりと動くことも出来る。
しかし緊張感がない。
いや、真面目にやってないわけではなく、試合中に感じる「ミスが怖い」という恐怖感が彼らの練習から感じられない。
もちろん練習だから、多少のアウトも返球してくれるし、カウントも付けてないのでそうなりやすいが、ここは一度ストップ。
「ちょっと集合!えーっと、ちょっと君たち、自分の試合を思い出そうよ・・・」
そう言葉を投げ掛けて試合中の自分を意識してもらいながら練習を続ける。
大事なことは「打ってはいけない」のではなく「どこで打つのか」ということ。
繋ぎと攻撃を意識してもらいながら、続けてボレーストローク。
2対2の形でダブルスを意識してもらい、今度はパートナーとの役割分担を考えてもらう。
最初、ダブルスなのにパートナーの存在が見えていなかった。
しかし、自分の役割とパートナーの役割を説明しそれを理解し始めると
パートナーとのコンビネーションを意識してプレーするようになる。
良いショットと良い動きを持っている彼らに、守りと繋ぎの切り替え そしてパートナーや相手の状況を確認してプレーする能力が 備わると、彼らのテニスはもっと成長していく。
【エンディング】~3時間での彼らの成長~
雨は更に激しく振り続けるが、もうここまで来たら誰も止めようとしない。
最後はボール出しからのゲーム形式。
最初はちょっと緊張の面持ちだった彼らも、ここまで来るとプレー中でも声が出るし、笑いも起きる。
でもそれは練習に集中して楽しんでいる証拠。
ゲームの中でもしっかり、粘る部分と攻める部分を使い分けボレーの時にもちゃんと相手コートの状況を判断して
プレーしている。
たった3時間のだけど、彼らの変化が見られたのは素晴らしい。
レッスン終了後、8名揃って整列して挨拶してくれた。
もっとこの8名にテニスを教えてあげたい・・・そう感じるほど
最後は彼らも「もっと上手くなりたい!」というアピールをしてきて
くれた。
お別れは残念だけど、このレッスンをキッカケに彼らが更に
レベルアップしてくれる事を祈っています。
そして残念ながらレッスンを受けられなかった他の男子部員と
女子部員、また大分に行って今度は君たちにテニスを教えたい
と思っています!!
先生、またよろしくお願いしますね。