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[ 活動レポート ]国際基督教大学高等学校

JR中央線の武蔵境駅から車で10分ほどの国際基督教大学の敷地内に併設されている国際基督教大学高等学校(以下ICU)の 男子テニス部でボランティアレッスンを行ってきました。

日時 2009年12月16日
訪問校 国際基督教大学高等学校

【レッスンスタート】~森の中のテニスコート~

まずは門をくぐってコートへたどり着くのに、車で更に5分ほど走らないといけないくらい、広大な敷地なのだが、木々も多くて なんだか山の中に来たような印象を受けるし、国際的なこの大学の 敷地には色んな国の方々も歩いているから、日本じゃないような 気もしてくる。

そんな学校のコートで20名ほどの生徒に3時間のレッスンを行った。

【ピックアップポイント】~それぞれのレベルで課題を確認~

まずは3面に分かれて基礎練習からスタート。
レベル別で3つに分かれて行ったのだが、基礎練習の テーマは同じ、「実戦を意識しよう!」というもの。

ミニラリーから始まり、ストロークラリー、ボレーストローク
そしてダブルス形式のボレーボレー、シングルス実戦
練習、そして最後はサーブ練習。

レベル高い上のグループは、これらの練習の中で、どこで自分の一番のプレーを持ってくるのか、それまではどうやって チャンスを待つのかを考えてもらう。

そこからレベルが下がるほど、まず自分の粘れるプレーをしっかり作ることに専念してもらう。 テニスはしっかりディフェンスできない人が攻撃力持っていても勝つことは出来ない。

ICUのように、部活内でレベル差がある場合は、その辺りのチェックをしておかないと、下のレベルは上のレベルの人たちの 攻撃力ばかり目に付いて真似してしまうので要注意。
もちろん上のレベルの人たちも、他の強豪チームと対戦した時のことも考えて、しっかりディフェンスする練習も必要。

【エンディング】~試合に強いテニス部作り~

今まで色んな学校の部活訪問をさせてもらったけどICUは特殊な学校で、部活の位置づけが少し違うと感じた。 勉学に時間を割く割合が多いので、練習時間や練習期間を確保するのが難しい。

しかしその分、ICUの男子テニス部は、ちょっとの時間でも 集中して練習する習慣を心掛けているし、こうやって部活訪問すると こちらの言葉をしっかり聞いて、今後に生かそうとする姿勢を感じる。
今後、彼らにはもっと密度の濃い練習を行ってもらい、限られた時間の中でもしっかり戦績を残せるテニス部になってもらいたい。

その為には、今後一人一人がどれだけ実戦的な考えでコートに立てるかが重要となる。
もちろん2年生は1年生の指導をしないといけないのだが、まだまだレベルの低い1年生達も、今のレベルで試合中に出来ることを 考えて、自ら課題を設けられるようにすること。

テニスは単純にテニス歴の年数で勝負が決まるわけではないからね。
その為にも、1年、2年全員で「テニスに試合とは・・・」ということを話し合いながら、試合に強いICU男子テニス部を作り上げてもらいたい。