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てにすまん 高西ともブログ

進化したいなら変化を恐れるな [過去の思い出]

投稿日時:2011/11/28(月) 10:25

何か新しい技術を覚えると、それまでの
テニスが不調に陥ることがある。
例えばスライスしか打てない人がトップスピンを
覚えると強くなるか・・・というと、意外とスライスだけで
粘りまくっていた時の方が迷いもなく、手堅さもあって
安定した結果を残せたりする。
 
じゃああまり手数を増やさず、一つのことに集中
させた方が良いかと言うと、そんなことはない。
新しいことを覚え、そしてそれを上手く試合の中で
使いこなしていく・・・ということの繰り返しでテニスは
上達していくのであって、そんな目先の勝利に
こだわるあまり変化を恐れていると行き詰まってしまう。
スライスしか使えなかった人がトップスピンを覚えて
弱くなったのは、トップスピンを試合でどう使うかをまだ
理解していなかったに過ぎないだけで、それが分かれば断然
トップスピンも使える方が強いってこと。
 
そんな話をしていると思い出すのが、ジュニア選手の育成で
両手フォアハンドストロークの子供を片手にさせるタイミング。
特に両手フォアハンドの段階で結果が出始めていると、
片手フォアへの移行を嫌がったり、片手に変えたことで
ショットの安定感が落ちてしまったことを焦ってしまう。
 
そんな焦った状態だとなかなか調子も上がらないし、
下手すると片手に変えたことを後悔し始めるから、とにかく
子供には目先の結果に囚われず、長い目で自分の片手
フォアと向き合ってもらって根気よく続けないといけない。
でも一番大事なことは、両手フォアを片手に変えるように
この先、どんどん自分のテニスを新しく変化させていくことが
必要であり、それを怖がって避け続けるような選手になるな・・・と
いうことを理解させること。
 
ストロークの打ち合いからネットプレーに移れない人も
変化を怖がっている場合が多いね。
俺も実はそうだったから、よく覚えている。
テニスを進化させるには、変化を恐れないこと、そして変化に
対応できる応用力も身に付けないといけないってこと。

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