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てにすまん 高西ともブログ

やる気スィッチオン! [考え方]

投稿日時:2012/12/15(土) 08:04

やる気が無い状態で練習しても身に付かない!
そんなことは分かってはいるけど、実はテニスでやる気が
出たのは20歳を過ぎてから。
そりゃ、高校時代とその後就職したテニスコーチの会社で
練習をずっとしていたから上達したけど、それはまだまだ
未体験なことが多かったからであって、成長とは言い難い。
 
じゃあ当時はやる気が無かったと自覚していたかと言うと
そんなことはない。
一生懸命頑張って練習していたよ。
一生懸命頑張ってはいたけど、自分がどこまで成長して
いけるのかなんて考えていなかった。
高校から始めた俺が、選手として活躍できるなんて思っても
いなかったんだよ。
だから周りの先輩コーチなんかのテニスを見て憧れはしたものの
「よし、俺も!!」って気持ちがさほど湧かなかっただけでなく
「どうせ、俺は・・・」的な劣等感の中で頑張っていた。
これじゃあ頑張ってはいるけど「やる気ある」なんて言えないでしょ?
こんな状態で練習を続けても、上達はするけどイマイチだ。
でも上手くなるって心底思っていなかった俺にとっては、別に
大きく成長出来なくてもストレスじゃないし、恐らく当時は
「毎日一生懸命頑張っている自分が好き」って思っていたから
それでも何となく満足していた。
 
でも20歳を過ぎてから、どうやってやる気が出たか・・・。
「俺も強くなりたい!」「俺も強くなれるんだ!」ってなにをキッカケに
思ったのかと言うと、色々原因は思い当たる。
でもその中でも一番は何かと言うと、習慣化されたこと・・・なんだ。
毎朝6時から練習して、夜はトレーニングして、最低月一回試合に
出場する・・・というのをやる気が無いのに繰り返していたら、
段々その習慣化させたことをテニスの結果に反映させたいって
思うようになっていったんだよ。
頑張っている自分が好き・・・という状態に飽きて、頑張っているなら
その分結果が欲しい!って思うようになったのだ。
 
そういうやる気モードに切り替わってから行動は大きく変わった。
もちろんそれまでと同様、朝6時からの練習、トレーニング、試合という
スケジュールなんだけど、それまでは怖い先輩コーチに言われたから
やっていたのが、自発的にやるようになったし、結果に繋がるように
こなすようになったから、当然内容も濃く、充実していった。
やりながら、常に自分自身が成長しているか、やっている事が
身に付いているかを客観的な目線で見られるようにもなった。
 
でも考えてみると、こういうやる気が出るのに、結局テニスを
始めてから俺の場合は5年掛かったんだよ。
それまでも「俺は頑張っている」って思いながらやってはいたが
やる気ある状態じゃ無かった事には気付かなかったのだ。
頑張り続けることって限界があると思う。
このまま俺が自分自身に結果を求めるような、そういうやる気が
出なかったら、当然テニス選手なんてならなかったし、もしかしたら
テニスコーチも辞めていたかもね。
そう考えると、テニスコーチの会社に就職した時に、やる気が出る
ためのハードなスケジュールを強制的にも習慣化してくれた
会社や先輩コーチには感謝している。
 
人間って自発的に行動できるけど、やっぱり目的や目標が見えないと
頑張り続けることは難しい。
でも目標を定めることも、まずは頑張り続けることを習慣化しないと
見えてこない。
自分自身を理解して目標設定して結果を本気で求めるような状況に
なるまでは、人間ってある程度親とか学校とか友達とかに
監視されながらも強制的に習慣化させる必要ってあるのかもしれない。
でも全て身を任せるのじゃダメで、難しいのは、ある程度ってとこだね。
夢を叶えるために頑張りたいのなら、まずはやるべき行動を
習慣化させる。
そのことの難しさも覚えておかないといけないかもね。

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