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てにすまん 高西ともブログ

テニスってこんなスポーツ [考え方]

投稿日時:2013/08/21(水) 06:48

テニスってどんなスポーツ?
そう聞かれるとどう答えるだろう。
「どんな人間であろうと、相手に勝つ可能性が
残されているワクワクするスポーツ」と答えるかな。
攻撃力が無くても粘って勝つことも出来るし、戦術で勝つ
こともあるし、とにかくレベル差あってもひっくり返すことが
可能なスポーツだからね。
それから色んな攻め方や守り方、またその組み合わせパターンが
無限にあること、そしてそこからプレーをチョイスして何ポイントも
積み重ねながら勝利を追い求めるというのも、それぞれの個性や
人格が反映されるので、
「自分らしさを表現出来るスポーツ」とも言える。
またそれをネット挟んだ相手と向き合って自己アピールをして
見せつけないといけないので、結果的には
「相手とコミュニケーションを取れるスポーツ」とも言えるね。
 
これらの要素を感じないでテニスをしていると、テニスの魅力は
半減してしまうどころか、勝てないテニスになってしまうんだよ。
強い相手を前にした時、その強さをどう崩そうか考えるワクワク感や
弱い相手に手堅く勝つ方法を探るドキドキ感を感じないと人は
チャンスを逃したりピンチをスルーしたりしてしまう。
試合中に脳みそフル回転で自分のアイデアを絞り出したり、
ポリシーを主張したりすることが出来ないとスコアに惑わされたり
相手のテニスに翻弄されてしまいやすい。
相手とのコミュニケーションが取れないと、独りよがりなプレーに
走ってしまうし、相手も苦しい状況にあることに気付かなかったり
するんだよ。
 
でもまだテニスを始めたばかりの頃や、試合に出始めの人は
こういうことに気が付かないどころか、勘違いしている場合が多い。
もちろん俺も昔はそうだったからね。
「テニスは相手と打ち合って、相手を打ち負かすスポーツ」
そう考えている人って多いんじゃないかな?
テニスが上手い人の試合を観ていると、確かに相手を打ち負かしている。
でも実はそれは正解でもあるけど不正解でもあるんだよ。
そもそも相手を打ち負かすショットなんて、試合の中のショットの
ほんの数%なんだよ。
ただそれを見た時の印象が強いから、その打ち負かしたポイントの印象が
強かっただけで、実はそのショット以外にもっと地味なプレーもあったはず。
そこのところをちゃんと見ておかないと、テニスの本当の面白さが
見えてこないのだ。
 
もちろん、バシっとエースを決めた時の快感や、ボレーや
ドロップショットを仕掛けて上手くいった時の楽しさもあるけど、
「誰にでもチャンスがある」
「自分らしさを表現出来る」
「相手とコミュニケーションが取れる」
というこの3つがプレーのベースに無いと、何ポイントもこなし続ける
テニスというスポーツで戦い続けるには、精神的にも戦術的にも
厳しいんだよ。
初心者や試合経験が浅い人にはなかなかそういったことを
感じてもらうのは難しいと思うけど、是非このことを頭の片隅にでも
置いておいてもらいたいもんだ。

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