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てにすまん 高西ともブログ

逃げ道を封鎖せよ [戦術]

投稿日時:2010/12/09(木) 09:35

テニスコートってそんなに広くは無いけど
コートに一人ないし二人しかいないので、スペースは多い。
そのスペースを狙って思い切り打てば決められそうな気もするが
そこはまたテニスの難しいところ。
バレーボールとかバトミントンと違って、ワンバウンドまでなら
OKだから、意外と追い付かれて返球されて逃げられる。
 
だからテニスって「決めてやろう!!」という気持ちを強く
持ち過ぎると逆に空回りしてミスしたり、びびったりしてしまう
場合が多い。
空いてるスペースに惑わされて「決めてやる!!」という
気持ちを膨らませ過ぎないように気を付けないといけない。
 
でも決められないなら、どうポイントを取るか・・・というと
最初から「取らせる」つもりでスペースに打って相手を動かす。
スペースに動かされた相手は当然逃げるのだが、
その逃げ方をしっかりと覚えておいてそれを狙えばいいのだ。
 
逃げ方で一番多いのは滞空時間たっぷりのショット。
山なりのムーンボールなんか皆よく使うし、スライスで
ゆったり伸びのあるショットを使う選手も多い。
時間かければ元のポジションに戻りやすいからね。
でもその滞空時間たっぷりの逃げのショットを、ノーバウンド
いわゆるボレーでカットするとどうなるか・・・・。
戻る時間が無くなって相手は逃げにくくなる。
そこが結構狙い目となるのだ。
 
もちろんそのノーバウンドカット一発でポイントを
決められるわけではないが、逃げ道をカットされた相手に
焦りが生まれて、次からは無理に勝負してくれることも。
そこにポイントが生まれるのだ。
 
とにかくテニスは逃げ道が多い。
無理に攻めても逃げられる。
勝負で勝ちたいなら、攻めた時相手がどうやって逃げるのか
覚えておいて、その逃げ道を封鎖出来るような選手になると
強くなるよ。

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