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てにすまん 高西ともブログ

365日テニス人生 [過去の思い出]

投稿日時:2011/01/05(水) 01:32

毎年、正月明けに兵庫県で大きな大会があった。
時期的に厳しいんだけど、結果はもちろん出したい・・・と
いうことで、年末年始はギリギリまでその大会の為に
ずっと練習をしていた思い出がある。
ある年なんか、12月31日まで練習して、
「良いお年を・・・・」なんて挨拶して分かれた選手と
翌朝元日に「明けましておめでとう(笑)」ってまた練習した
こともあった。
 
「正月くらいは休みたいよなぁ~」
そんな会話をしながらその選手と練習していた。
でも当時は、休みを取る事が不安だったから、そんなことを
言いながらもちゃんと大晦日と元日に練習出来て幸せを
感じていたよ。
正確に言うと安堵感。
コートに立っている安心感を感じていた。
 
体を休ませる事は必要なんだけど、とにかく選手時代は
自分自身を成長させる事ばかり考えていたから、ラケットを
握らない日を作るのは普段だったし嫌だった。
休むとすれば午前練習して午後だけオフにしたりするくらい。
でもそのオフも軽いランニングとかストレッチ、軽くトレーニング
なんかをしたりしていたいと思っていたくらい。
 
そのくらい向上心に燃えて、頑張っていた選手時代だが
実はそれは選手生活の最後4年くらいの話かな。
そこにたどり着くまでは意外とのんびりした選手生活を過ごしていたよ。
もちろんそれなりのトレーニングや練習はしていたけど、そこまで
自分を追い込めなかった。
 
でも戦績が上がって「もっと俺は上に行かなきゃいけないんだ」って
思えるようになって初めて「俺には時間が無い」と焦り始め、
毎日コートに立って練習しないと落ち着かなくなったのだ。
そのおかげで更にレベルを上げることが出来たんだけど
今考えると、そうやって自分を追い込んでテニスに熱中していた
あの頃って本当に幸せだったって思う。
 
それくらい強い思いがあったから、引退するまでとことん
テニスをする事が出来たからね。
お正月も頑張っている関東大学駅伝とか全国高校サッカーを
観たらちょっとそんなことを思い出してしまった。

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