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てにすまん 高西ともブログ

繋ぎ良ければ、トドメは楽チン [戦術]

投稿日時:2011/04/01(金) 00:04

いつもこのコラムでも言っている事だけど
テニスというのはミスが多い方が負け・・・というスポーツ
なんだよ。
これはどのレベルでも同じ。
初心者同士の戦いでも、トッププロの戦いでもそうだ。
ただ、トッププロ選手のミスは我々凡人にとっては
ミスに見えないようなもんだけどね。
 
なので、そういったことを考えると結局はミスをどれだけ
効率良くもらえるか・・・を考えてプレープランを立てないと
いけないし、そういった練習をしておかないといけない。
間違っても自分のナイスショットを決め続けて勝ってやろう
なんて思わないこと。
そんなことを目標にしてコートに立つと、逆に自分自身へ
プレッシャーかかってしまって実力が発揮出来ないことの
方が多くなるよ。
 
じゃあナイスショットはいらないか・・・というと、そんなことはない。
相手が弱っちいんだったらいらないかもしれないが、実際試合に
勝ち続ければそのうち強い選手とも対戦しないといけない。
その時にはやっぱりある程度のナイスショットは打てるようにしておきたい。
ただその時気を付けないといけないのは、ナイスショットを出す場面だ。
 
「決め」でポイント取るんではなくて、「ミスをもらう」ことでポイントを
稼ぎたいので、ここはナイスショットで決めてやろうと思って
プレーするよりも、ナイスショットで崩しておいて最後は平凡ショットで
トドメを刺す・・・というプランでプレーしてみてよ。
崩す段階でナイスショットを見せられた方が、相手はそのショットの
あとに無理して自滅パターンに導きやすいよ。
 
でもそういった気持ちを持ってプレーすると、意外とまだまだ
繋ぐつもりで攻撃ショットを繰り出していたのに、いつのまにか
決まってしまった・・・ということがあるのだ。
やはり人間の精神状態も「決めなきゃ!」と命令するよりも
「崩すだけで良いんだよ」というスタンスの方が楽だからね。
 
こういうプレーで一番典型的なのは、アプローチからの
ネットプレーのパターンだな。
ボレーが決まったとしても、それはボレーが良かったことよりも
アプローチが良かったことの方が多い。
決めのショットでナイスショットを繰り出すよりも、
その一つ前の攻撃的繋ぎショットの段階で良いショットを
打てるように意識して練習しておこう。

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