大きくする 標準 小さくする
トップ >>  てにすまん 高西ともからのメッセージブログ >>  ストロークの時のグリップとスタンス

てにすまん 高西ともブログ

ストロークの時のグリップとスタンス [技術【ストローク】]

投稿日時:2011/05/03(火) 00:44

強くなりたい!
皆そう思っているよね。
だから練習を頑張るんだけど、ただ頑張るよりも
やっぱり良いイメージが頭の中にあった方が
やっぱり上達も早い・・・ということで、多くの人が
自分より強い選手を真似したり意識して練習することが多い。
 
その時、あまりに自分とかけ離れた選手の打ち方を
参考にするとプラスになるどころかダメになることが多いんだよ。
特に間違えやすいのがグリップとスタンスだ。
 
トッププロの打ち方なんかよく雑誌にも載っているし
テレビなんかで試合を放映した時も、スーパーショットは
わざわざスローにしてリプレーしてくれる。
だから頭の中にしっかりトッププロの打ち方のイメージが
残りやすいんだけど、現代テニスは女子テニスまでも
グリップは超厚く握ってブンブン振りまわしている。
スタンスもオープンスタンス中心でしっかり両足を横に
開いて踏ん張りながら打っている姿がよく見られるから
なんとなく、「この打ち方が正しいのだ」と思ってしまう。
 
でもね、グリップやスタンスって状況によってやっぱり
使い分けた方が良い。
なんでトッププロ達はあんなに厚いグリップとオープンスタンスで
戦っているかと言うと、相手ショットも凄いから。
相手のショットに振り回されていると、どうしても打点が
食い込まれる。
しかもこちらの返球の苦しさを知っているのでじりじりと
ネットに詰めて来る。
そんな相手に対して、ボールを持ち上げてロブだの、
足元へのショットだの、ショートクロスだの・・・と打ち分けをしないと
いけない場合はやっぱり厚いグリップでのトップスピンが有効となる。
 
でもいつもより厚いグリップを使用するためにはいくつかの
条件があるんだよ。
まず一番大事なことは速いスウィングスピード。
グリップを厚くした分だけ、スウィングスピードは速くしないと
単なるスピン多めの軽いショットになってしまう。
ちゃんとそれを計算の上でグリップを厚く替えて行こう。
 
一方オープンスタンスの方は横や後方へ動かされながら
打つ時に適していると言える。
なのでディフェンス気味のショットには最適なんだけど
その分ちゃんとチャンスの時には踏み込めるクローズスタンスや
スクエアスタンスも練習しておかないと、意外とチャンスの時に
迎え行きたくともいけずに待ってしまう。
待つっていやでしょ?
リズムまでもおかしくなるからね。
 
とにかくトッププロ達が使う厚いグリップは
スウィングスピードあることが前提のグリップだし、
オープンスタンスを使う目的も横へ後ろへ、ディフェンスしながら
打ち合わないといけない場面が多いから。
そんなことを考えて、徐々に自分のグリップやスタンスを
改良していこう!!

トラックバック一覧

<< 2019年12月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31