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てにすまん 高西ともブログ

片手も両手も [過去の思い出]

投稿日時:2011/05/09(月) 03:16

テニスコーチをやるにあたって、片手バックハンドが
出来るかどうかが、けっこう重要だったりする。
片手バックの人にも教えるため・・・でもあるんだけど
実際それ以外に、生徒さんと打ち合う時、ラリーが途切れたら
間髪入れずに次のボールを出せるように片手でボールを持ったまま
ラリーが出来るようにするため。
両手バックの人なんかは、ポケットにボールをゴロゴロ入れないと
やってられないから、そういう意味では片手バックハンドの方が
左手にボール持ちながら出来るので便利。
 
と言う事で、俺もレッスンの時には殆ど片手バックハンドで
生徒さんと打ち合う。
でも試合では両手バックの俺がなぜ片手打てるのかと言うと、
もともと片手バックハンドの選手だったのだ。
両手に変えたのは20歳の頃だ。
 
でもその当時の片手バックハンドは見るに堪えない
何とも酷いバックハンドストロークだったよ。
腕力も無いくせして、気合入れて腕っぷしでボールを
飛ばそうとしていたから、当然テイクバック大きくなりすぎで
打点は食い込まれ、結局ボソッとした浅いショットに
なってしまったもんだよ。
 
トップスピンもあまり掛からなかったから、
相手がボレーに出てきても足元に沈める事が出来ないし
ショートクロスなんかでサイドを攻めることも出来ない。
何とかスライスで誤魔化してはいたけど、スライスだけでは
限界があるし、その頃は「テニスが強い=トップスピンが上手い」と
思ってたから、そのスライス打つたびに何だか逃げてる気もした。
 
そんな悲惨な片手バックだから、思い切って両手バックに
してみたんだよ。
でももちろんレッスンでは片手じゃないとラリー練習が
大変だから片手のまま行い、自分の練習時間になると
両手バックを練習した。
両手にしても相変わらずバックは下手だったけど、
まだ打点食い込まれても強引に後ろ手でプッシュしたら返せた
から「楽チンだ!」って思った。
 
今はもう試合の中でも多少使えるくらいまで、片手ショットを
レッスンの中でやっている。
あの頃は四苦八苦しながら片手バックを頑張っていたが
コツを掴むと簡単にボールは持ち上がるし回転も
しっかりかかる。
そして何より感触も軽い。
そのコツは何かって?
 
軸足だよ。
軸足でしっかり床反力で身体を支えているのを感じられると
片手バックでもしっかり打つことは出来ると思う。
腕力に頼り過ぎている片手バックの人は、要注意!!

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