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てにすまん 高西ともブログ

なんで最初からネットにいるのか考えてる? [戦術]

投稿日時:2011/05/23(月) 10:30

ダブルスの陣形は通常雁行陣からスタートする。
サーブ、もしくはレシーブの人は後ろからスタートしないと
いけないけど、もう一人はネット前のポジションから始める。
ということは、このポジションに何らかの意味があるということ。
それを皆意識してプレーしているだろうか?
このポジションを活かそうと思っているだろうか?
 
そもそもネット前に立つということはどういうことかと
言うと、ボレーをしやすいということ。
ボレーをしやすいということは、決めやすいということ。
ただし決めやすいのは相手が甘いショットを打ってきてくれた時。
そんな甘いショットを打ってくれる相手は自分よりレベルが低い
相手の時だから、そんなことはあまり想定して練習する意味は無い。
となると、このネット前に立つ真の目的は、「決める」ことよりも
「決めようとしていることで脅しをかけること」なんだよ。
「ちょっとでも甘いと決めてやるぞ!!」とプレッシャーをかける
ことで相手からミスをもらう・・・これが目的であり、
そのためのポジションなんだよね。
 
だから「ボレー苦手だから・・・」なんて言って、ネット前にいながら
存在感を消そうとしている人は、このポジションにいる意味が無い。
それならいっそのこと、ベースラインに下がって、二人してストロークを
やった方が手堅いテニスが出来る分だけマシというもの。
さっき言ったように「決める」必要はないから「決めるためのテクニック」も
いらないんだよ。
それよりも「決めてやるぞ!!いいのかぁ!!」というハッタリ精神が
欲しいんだけど、ハッタリは技術じゃないから、やろうと思えば誰でも
出来るはず。
そしてそれが、最初からネット前にいる本当の目的なんだよ。
 
もちろんパートナーのナイスショットによって、チャンスが来た時には
決めてあげないといけないんだけど、それ以上に相手へのプレッシャーで
ミスを増やすことを目的とした「行動」を重視しよう。
そしてこのネット前のポジションに予めいる事を最大限活かそうよ。

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