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てにすまん 高西ともブログ

地獄のトレーニング [過去の思い出]

投稿日時:2011/06/20(月) 15:08

暑い!!!
夏は暑いから仕方ないが、こういう暑い中でも
ガンガン走りまくってトレーニングしておかないと
やっぱり真夏の試合では体力がもたない。
 
暑い中のトレーニング・・・で一番思い出されるのは
スペイン・バルセロナで行ったあるトレーニング。
後にも先にもそれ以上ハードなのは経験がない。
あれは・・・ホントきつかったよ。
 
バルセロナで練習していた頃、雨が降るとコートが
使えなくなるのでトレーニングになる。
主にジムトレーニングなんだけど、場合によっては車で
近くのビーチに行って、砂浜ランニング&砂浜サッカーになる。
この砂浜ランニングがけっこうきついんだよ。
進もうにもキックが砂に取られて意外と進まず重い。
でも皆で走ると気分的に楽だし、どちらかというと俺は
体力ある方だったから上位のメンバーに混ざって走ることが出来て、
あまりコーチ達にも「もっと早く走れ!!」って怒鳴られることもなかった。
 
が、ある時の週末、せっかくの休みなのに
「ビーチへトレーニング行こう!」っていう輩がいた。
それは当時一緒にバルセロナで練習していた増田健太郎選手。
「いいですよ。」と軽く返事したのが間違いだった。
彼は当時日本のトップ選手。
しかもトレーニングの鬼と言われるくらい、ムチャクチャしっかり
身体をいじめるハードトレーニングで有名だった。
そんな人に付き合っちゃいけないよねぇ。
 
真夏の暑いビーチに、俺と増田プロ意外に若手がもう2名集結。
完全にビーチは若い男女が集うトロピカルな雰囲気なんだけど、
俺達は全くそんなムード無し。
「じゃあ行こう!!」
と片道100メートル、往復で200メートルダッシュを増田プロの
明るい掛け声で開始した。
 
これを10本行うんだけど、最初の5本くらいまでは何とか
大丈夫だった。
が、そこからタイムが全然上がらない。
腿が完全にガチガチに固くなって上がらなくなり、汗が
とめどなく流れ落ちる。
一本一本タイムを計っているので、自分の落ちっぷりも
精神的に応える。
段々目がチカチカしてきて、汗も脂汗にかわってくる。
「このまま、俺は死ぬかも・・・」
そう思えるトレーニングだった。
 
増田プロはさすが!!
最後、10本目までさほどタイムが落ちずに走り抜いた。
若手二人も頑張った。
真夏のビーチを見るとそれを思い出す。
砂浜ダッシュ・・・いつか誰かにやらせようっと。

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