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てにすまん 高西ともブログ

怖いくらいのプレッシャー [過去の思い出]

投稿日時:2011/07/18(月) 09:11

テニスの試合ってプレッシャーが掛かる。
今までで一番プレッシャーが掛かった試合は
なんだろう・・・って考えると、色々思い出すんだけど
比較は難しいかな。
それぞれプレッシャーの種類が違うからね。
 
例えば高校1年生で出場した初めての試合、あれは
経験したこと無い舞台・・・ということでパニックになった。
状況にプレッシャーを感じてしまったのだ。
優勝が懸かった試合でのプレッシャーも状況が関係している
けれど、今までの努力が報われるかも・・・という自分への
期待感も加わったプレッシャーだったね。
 
団体戦で大事な場面を迎えた時のプレッシャーは、
当然チームメイトの思いを受け止めた責任感的なプレッシャー。
色んなぷれっしゃーがあるもんだよ。
 
そんな中、ちょっと「ビビる」というより「怖い」と感じた
プレッシャーは、スペインに1年間テニス留学して帰って来た時。
帰国第一弾の大会は本当にプレッシャーだった。
自分ではかなりテニスは成長したと、手応え感じて帰ってきたけど
実際試合で勝って結果を示さないといけない。
勝てないと「あいつ、スペインに1年間行ったけど弱いね」って
言われかねない。
 
出場したのは山梨のクレーコートの大会。
賞金総額はちょっと高めなので、出場選手レベルもかなり高い。
帰国直後、国内ランキングが無かった俺は予選から出場した。
3回勝ち上がると本戦に上がれるんだけど、1回戦、2回戦は
難無く勝ち上がった。
しかし予選決勝、落ち着いてプレーすれば大丈夫な
相手なんだけど、そこで自分へプレッシャーをかけて
しまったのだ。
 
「絶対勝って本戦いかないと、スペイン留学無駄に終わる」
そう思いながらコートに立ってしまった。
加えて相手は変則的なサーブ&ボレーでテンポが早い。
結局泥仕合となってタイブレークまでもつれたが、最後のタイブレークは
不思議と「俺はお前より強い!」と相手に対して思う事が出来て
無事ギリギリで勝利。
 
本戦は初戦でシードに当たって負けたけど、その試合内容は
周りで観ていた選手などから高評価を得たので、とりあえず
結果に納得はしなかったけど、1年間のスペイン留学が無駄だったと
思われずに済んだことで一安心出来た。
 
とにかく選手を続けていると色んなプレッシャーを受ける。
でも逆に言うと、プレッシャーを受ける環境を求めるからこそ
選手をやっている。
それをどう乗り越えるかだね。

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