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てにすまん 高西ともブログ

初戦は怖い [過去の思い出]

投稿日時:2011/08/15(月) 13:13

大会の一回戦は緊張する。
その大会で活躍したい気持ちがあるし
初日でいきなり負けたくないプレッシャーもあるからね。
他にもその大会のコートにまだ身体もプレーも馴染んで
いないことも初戦の緊張の原因となりやすい。
 
そんな感じで現役時代、毎回大会の初戦はドキドキだった。
ある時、とある福島での大会の予選一回戦で当たったのが
大したショットは打って来ないけど、ひたすらスライスで粘り続ける
ことで有名な選手。
当時俺は22,3歳だったかな?
ま、有名と言っても当時の俺のカテゴリー内で有名だっただけで
今思うと、そんなに強かったわけじゃない。
でも当時まだまだ荒いプレーをしていた俺にとっては、そんな
スライスばかりで繋いでくる選手はかなり脅威だった。
 
試合がスタートすると案の定相手は、俺のバックにスライスで
集め続ける。
当時、ダブルハンドにしたばかりの超ド下手バックだった俺は
そのスライスに苦しんだ。
俺は両手バックで返球し続けるか、それとも回り込んでフォアを
打ち込むか、こちらもスライスで応戦するか悩みまくったが、結局
スライスは控えてバックのトップスピンで応戦し、甘いボールは
回り込んでフォアを振り抜くことに決めた。
 
しかし・・・やはり初戦の緊張感に加えて粘っこいスライスの
応戦で苦しいテニス。
振り抜くつもりだったのに、何だかスウィングスピードもフォロースルーも
中途半端でストレスが溜まる。
結局相手の思惑通り、スライスに苦しめられてミスが増えていく。
そんな大した選手じゃないし、弱そうだし・・・なんて思ってたから
余計に自分のミスが悔しくてイライラが募ってしまった。
 
しかし予選はラッキーにも8ゲームマッチ。
前半苦しんでリードされたけど、3-6になってから
徐々に振り抜いていたフォアハンドストロークが
しっかりと入り始めた。
さすがにずっと相手していると、嫌なスライスも慣れて来る。
そして逆転して8-6勝利。
 
なんとか勝ったけど、やっぱり初戦の怖さは更に増した。
が、その代わりこの試合をキッカケに、ビビっても迷わず
振り抜き続ける重要性も認識。
その為にも試合前のアップは入念にしなきゃね。

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