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てにすまん 高西ともブログ

ネット挟んでるけど、ぶつかれよ。 [メンタル]

投稿日時:2011/08/25(木) 15:53

なでしこJAPANがワールドカップで
戦った試合を改めて観てみた。
ドイツやアメリカの大きな相手選手にぶつかっていく日本選手。
完全に当たりでは負けているけど、結局どの試合も試合の
最後までぶつかっていくというスタイルは貫き通している。
 
サッカーはもちろん身体と身体がぶつかり合うスポーツ。
テニスは・・・というと、ネットを挟んでいるから当たることは無い。
中学生までサッカー少年だった俺は、テニスに転向して一番楽に
思ったのはその部分なんだよ。
ぶつかり合わないって楽チンだなって。
 
でも選手として活動するようになり、徐々に勝てるように
なってくると、日本の上位の選手や世界で活躍している選手と
対戦する機会も増えてきた。
すると、もちろん身体と身体がぶつかり合うようなことは無いけど
相手選手とぶつかって戦っているような、サッカーみたいな感覚を
受ける場面が増えてきたのだ。
それは相手選手と苦しい状況で競りあっている場面、そして
ジャッジでもめた場面である。
特にジャッジでもめた場面では、本当に自分を強く持って
相手と接しないといけない。
強く、冷静に、そしてルールに乗っ取って。
 
サッカーでは相手とぶつかり合うのを怖がると、相手は余計に
良いプレーをしやすくなる。
なでしこJAPANのように当たり負けしようと、とことんぶつかり合う
ことを続けることで、相手のプレーを抑え、尚且つ自分達が勝つ用意が
あることをアピールしないと、精神的にも余裕を与えることになる。
 
テニスも相手がどんなに格が上だろうと、相手と競った場面や
ジャッジなどでもめた場面では、自分を強く持って戦わないと
いけない。
そこでのやり取りを逃げるようだと、完全に上の連中は調子に乗って
しまい、勝てるチャンスはことごとく無くなっていく。
なでしこJAPANも結局そういう体格的な部分では完全に負けていた。
だからと言ってそこから逃げずに戦った。
テニスも常に自分の得意プレーや戦い方があるだろうが、そういう
人間と人間のぶつかる部分からは逃げてはいけない。
ネットが間にあるからと言って、簡単に逃げないように。
 
怖いだろうが、逃げちゃいけない。

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