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てにすまん 高西ともブログ

カッコイイラケット [過去の思い出]

投稿日時:2011/09/28(水) 13:24

初めてラケットを買ったのはいつか・・・。
それは19歳の時である。
テニスを始めたのは高校の時なんだけど
もともとテニスを始めたキッカケは、テニスをしていた
父親のラケットがゴロゴロ家に転がっていたからで
特に「テニスがやりたいんだ!」という理由じゃなかった。
だから高校3年間はなんとなく、父親が使わなくなった
ラケットを使ってテニスをしていたから、好きなラケットを
買ったことは一度も無かったんだよ。
 
で、19歳で生まれて初めて買ったラケットは何かというと
HEADのラジカルツアー。
当時はアガシが使っていて、それが真っ黄色に稲妻が走る
デザインでムチャクチャ格好良かったんだよ。
職場の先輩コーチがそれを使っていて即決。
試打もろくにしないで3本購入したのを今でも覚えている。
 
それまで俺は、色んなラケットをまとめて持っていた。
同じ種類のラケットがあまりウチに無かったから、仕方なかったんだけど
ダンロップのMAXというちょっと感触が変わったラケットから、ミズノの
重いレンドルモデル、ヨネックスのRQ200も持ってたなぁ。
ガットもテンション適当に張ってたし、ホント何もこだわりなく
やってきていた。
 
そんな感じだったから、HEADのラジカルが自分に合っているか
どうかなんて判別しようが無い。
ただただ「カッコ良い!!!」ってだけで購入したんだ。
でも「カッコ良い!!」って思うことは重要だよね。
そのラケットを持つようになってから、急に「もっと強くなりたい」って
気持ちが湧いて来た。
カッコいい道具を持ったことで、もっとこのカッコいいラケットを
持ってカッコいいプレーをしている俺を見て欲しい・・・という
気持ちになったんだよ。
 
でもそういう気持ちって、「選手」として、本当に重要な事だと思う。
見てもらいたい気持ちが無いと強くなれないからね。
自分で選んだカッコいいラケットを手にしたことで、俺のテニス選手の
道は始まったのかもしれない。
ウェアだってシューズだってそうだよ。
ちゃんと良い物を身に付けて、それを評価してもらうためには強くないと
いけないんだ・・・って思い始めたのだ。
 
でも当時は「強くなりたい」って気持ちが強すぎて、まずはハードヒットの
道に進んで行く。
それによりショットは速くなったけど、超淡白なテニスで全然勝てないテニスに
なるのだが、ま、そういうこともあるさ。
遠回りしながらも、徐々に勝てるようなテニスになり、それと同時にラケットの
良し悪しも分かるようになって来たからね。

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