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てにすまん 高西ともブログ

パワーの無いヤツと言われ・・・ [過去の思い出]

投稿日時:2011/11/04(金) 10:48

テニス選手「高西朋」の武器は何か・・・。
もう引退してしまったから、今現在はちょっと違うけど
現役時代に自分自身でウリにしていたのは体力だったかなぁ。
走りまくって粘りまくる・・・というスタイルを一番相手にアピール出来た時
手応えが大きかった。
もちろん他の要素もあったけど、粘りや安定感というのがベースに
あることが大前提だったからね。
 
だから「パワー」という部分はそんなでも無かったかな。
一応男としてパワーショットや速いサーブを磨いたけど、パワーが
主役になれるって最後まで思えなかったし。
だから俺のテニスは「まあまあのパワーで粘れるプレーヤー」という
のが自分が持っているイメージだし、周りの選手もそう思っていたと思う。
となると、意外とヒッティングパートナーとして重宝された。
しかも女の子の選手・・・。
日本にいる時も実業団やプロの女子選手からよく「練習相手に・・・」と
言われたし、アメリカでもスペインでもよく相手として指名された。
 
スペインでアランチャ・サンチェス選手とよく練習をさせてもらったんだけど
その時よく
「トモは本当に良い練習相手!だってショットのスピードが女子っぽいから」
って褒められたよ。
指名してもらえたのは嬉しかったけど、その言葉は微妙かなぁ・・・。
でもショットのスピードが遅いだけじゃなくてもう一つ
「トモは何時間一緒に練習し続けても、絶対に集中力が切れない」という
のもよく言ってもらえた。
 
結局テニスってそういうスポーツなんだよね。
パワーが無くても、粘る足と切れない集中力があればそこから
切り開いていける。
実際アランチャ・サンチェス選手も他の選手と比べてそうだったしね。
でもそこにはもう一つ大事な要素が必要なんだ。
それは・・・・戦術。
 
ということで、俺はそれから戦術を重視してテニスをし始めた。
もう引退して随分と経った今現在、俺のテニスから体力と脚力が消えつつ
あるので、ほぼ戦術を武器としてテニスをしている。
でももう少しちゃんとトレーニングして、体力と脚力も残しておかないと・・・。

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