大きくする 標準 小さくする
トップ >>  てにすまん 高西ともからのメッセージブログ >>  必須グリップチェンジ

てにすまん 高西ともブログ

必須グリップチェンジ [テニス技術]

投稿日時:2011/12/12(月) 09:48

俺が初めて試合に出場した高校一年生の5月、
その段階では、フォアはフラット気味のトップスピン、
バックはスライス、ネットプレーは一切無し・・・という
テニスだったけど、上達するにつれてプレーの幅が
広がり、その分ショットのバリエーションも増えていった。
 
当然ショットの種類が増えて、打ち方が変わるとグリップの
持ち方も違ってくる。
持ち方が違うってことはグリップチェンジの回数も
多くなるってことだね。
でもこのグリップチェンジが上手に出来なくて、ショットの
種類が変わったのに、そのまま同じグリップを使ったり、
妥協して中間的なグリップでプレーしてしまったり・・・と
バリエーションが増えた分グリップチェンジが
スムーズに出来なくて、苦しんだ記憶がある。
 
特にネットプレー!
フォアボレー、バックボレー、そしてスマッシュを
打ち分けるグリップチェンジが遅くて遅くて、
結局打ち方がどうのこうの・・・という以前にグリップチェンジが
間に合ってなくてミスという悲惨な体験を何度も行なったよ。
 
もちろん早いテンポになるボレーストロークとか
ボレーボレーではグリップチェンジは難しい。
でもネットプレーが大好きになった今では、
ボレーボレーの時にでもけっこうグリップチェンジ
は行なっているんだよ。
テンポが無茶苦茶早くても、コツさえ掴めばきっちり
グリップチェンジは可能ってことだね。
 
かつて出来なかったのはなぜなのか、そして
今はスムーズに色んなグリップを握り分けられる
のは何なのか・・・と言うと、それは
相手が打つ時、ニュートラル状態にしてグリップを
持っているかどうか・・・だね。
 
わかりやすく言うと、かつて俺はボレーが苦手だった。
その時は、苦手ながらもまだマシだったフォアボレーに
頼っていて、何とかバックボレーを避けてフォアで取ろうと
していた。
その結果グリップは常にフォアボレーのグリップになりがち
だったんだよ。
 
フォアボレーのグリップで待っている時、フォアボレーに
ボールが来たらいいんだけど、そこでバックに来たら
フォアボレーのグリップを離してバックに握り変えて・・・という
手順で打たないといけないでしょ?
とても間に合わない。
でも待っているときにニュートラル、言い方変えれば
フォアでもバックでも無い状態でギュッと握らず持っていれば
その状態からどっちもスムーズに対応しやすいのだ。
変な先入観や余計な予測もないしね。
特に左手がきっちり持っていれば、右手はフワッと
グリップに添えている程度でも十分ラケットを持って
いられるよ。
 
このニュートラルの構えが出来るようになってからは
特に他のショットでもグリップチェンジで迷ったことはない。
おかげで自分のテニスのイメージが膨らんでプレーの
幅が出来てきたときにも、ちゃんとそれぞれのショットに
合ったグリップをサッと作ってくれるようになったのだ。
 
薄いグリップ、厚いグリップ、中くらい・・・と
プレーの幅を広げるためにも色んなグリップで
頑張ってもらいたいが、そのそれぞれのショットを
繋ぐためのグリップチェンジにも対応して欲しい。
まずはニュートラルな状態で相手が打つのを
待つ・・・という感じを掴んでもらいたい。

トラックバック一覧

<< 2028年9月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30