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てにすまん 高西ともブログ

選手にとって嬉しい存在 [テニスコーチ]

投稿日時:2012/01/18(水) 00:43

高校に入学してからテニスを始めた。
で、高校2年生の夏休み、テニスコーチのバイトを
始めてみた。
なのでテニス歴とテニスコーチ歴は1年しか違わない。
テニス歴一年の若造がコーチをやっていたことが
問題だったかどうかはまぁ置いといて、今年で
テニスコーチ歴20年を迎えた今、コーチという
存在って何ってよく考える。
 
テニスコーチとはどういう存在であるべきなんだろう。
将来テニスコーチになりたいと思っている人にも
是非考えてもらいたいが、そうじゃない人もテニスを
やっている以上は、コーチという存在について
自分なりの考え方をもっておいてもらいたい。
だって、自分のテニスを上達させるために、
いろんな人のアドバイスを貰ったほうが
効率イイでしょ?
「こういうコーチの下でテニスを習いたい!」と
理想を持っておけば、そういうコーチとも出会いやすくなるし、
部活でも後輩や仲間にもテニスを教えないと
いけない時もあるから、自分自身もその理想を
持っておけばやりやすいはず。
 
当初俺は、必死でテニス雑誌や他のコーチの
レッスンを見たりして、情報を見つけ出し、
「上達するには・・・」と生徒さんにその情報を
レッスンの中で伝えていた。
とにかく俺自身がコーチとして生徒に対し、毎回何か
新しい情報を伝え続けないといけないって思ってたし
それがコーチの仕事と思っていた。
 
もちろんそういった情報は必要なんだけど、テニスを
頑張っている人は常にそういったものを
求めているわけではない。
いや、むしろ壁にぶち当たってもがき苦しんでいる
状態から抜け出したいとか、目標を見失っているから
方向性を見つけてもらいたいとか、自分が抱いている
ものが実現されているのか客観的に見てもらいたいとか、
そういったパートナーシップの存在をコーチに求めることが
多くなってくるんだよ。
 
試合をするのは選手なんだから、コーチが情報を
与え続けるだけでは大会で勝ち残る選手は生まれない。
その選手が自分で状況を判断して、適切な戦い方を選び
そして自分を信じ続けて勝ち上がっていけるように
コーチは接していかないといけないんだよね。
 
となるとコーチの存在って・・・・?
情報を与えること、選手の現段階の状況を伝えること、
方向性を確かめ、一緒に考えること、自立させること、そして
今後の可能性を信じてあげること。
結果を出してもらうには全てが必要。
選手にとって嬉しい存在でありたいと思う。

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