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てにすまん 高西ともブログ

遠征で勝ち続けるには・・・ [過去の思い出]

投稿日時:2012/01/25(水) 13:19

試合で遠くに遠征したとき、一番大事な
ことはやっぱり勝つことである。
わざわざ遠くまで来たのに早々と負けると
ショックはデカイ。
 
でも勝ち続けるには試合に集中しないといけない。
集中するには、アップや練習をしっかり行なったりするのも
大事なんだけど、滞在先での生活環境を整えないと
いけなかったりするでしょ?
俺の場合、その環境の善し悪しは、
食べ物が大きく関係していた気がする。
夜ご飯が楽しみな遠征だと何だか一日頑張れた。
だって美味しい食べ物を前にしたとき、腹ペコは
快感になるでしょ?
 
でもすごい田舎にあるテニスクラブで試合となると
滞在しているホテルや旅館で食べないと、飯に
ありつけない場合がある。
それが美味ければ文句ないんだけど、ちょっと
イマイチの晩ご飯の時は、その日頑張って試合で勝って、
その後トレーニングや練習で、お腹ペコペコ状態でホテルに
戻って来ても、何だかテンション上がらないし、それどころか
余計に疲れを感じてしまう。
 
スペインで色んな場所に遠征したときなんかは
そういうことは多かったなぁ。
お金がない選手ばかりだったから、コーチがホテルとか
レストランと交渉して、すごい安い定食なんかを
用意してもらうんだけど、それがイマイチでね・・・。
不味くはないんだけど、味気ない食事が多かった。
 
でも日本にいる時も、たまにあったなぁ。
ちょっと場所はバレるから言えないけど、とある大会の
オフィシャルホテルの夜ごはんは酷かった!!
殆ど肉も野菜も入っていない焼きそばにライスとかね。
あまりに酷いから選手たちから抗議が出たくらい。
でもそこも周りは山に囲まれていて、車が無いと
外に食べに行けないんだよ。
 
逆にしっかり結果を出した大会なんかは
やっぱり美味しいものを毎日食べていた気がする。
もう毎晩、ご飯が異常に楽しみだったよ。
でももう一つ大事なのは、一緒に食べる人だな。
気の合う選手仲間とそういう美味しい晩ご飯を
食べていると「テニスの大会って楽しい!!!」って
感じられるから、辛くストレスの溜まりやすい遠征でも
気持ちよく過ごすことが出来る。
そしてそれが次の日の結果に結びつくのだ。
「また皆で一緒にここでご飯を食べたい!」ってね。
 
別に高価な物を食べろとは言わないが、ちゃんと心の
こもった温かい食事と、それを一緒に食べる仲間、
これがあれば、遠征した時も自分の実力を発揮
させやすい。
テニスだけ頑張ればいいわけじゃないんだよ。

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