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てにすまん 高西ともブログ

汚いジャッジ [過去の思い出]

投稿日時:2012/02/07(火) 15:25

ほとんどの試合がセルフジャッジのテニス、
ジャッジが汚い奴はたくさんいる。
一度「アウト!」って言ったら、覆されないことをイイことに、
「ジャストアウト!」とか「これだけ出てたよ」とか言って、
悪びれる様子もなく、嘘ジャッジをする試合をどのレベルでも
目にする。
 
じゃあ、俺は一度も悪質ジャッジをしたことがないか・・・と
言われると、「あります」と答えざるをえない。
試合の中で、相手の深いナイスショットを、「アウト!」って
言って自分のポイントにしてしまったことは何度かある。
でも言い訳になるが、普段から「ジャッジを誤魔化そう」って
全然思っていない。
だけど、競った試合の中で
「どうしてもこのポイント欲しいんだ」って思いながら
プレーしている時、相手が打ったショットが
「あれ?アウトしそうだ」って思った瞬間、それがオンラインでも
「アウト!」って言ってしまうのだ。
 
「アウトすると一瞬思えたから、これは相手もアウトと
言われても疑問もたないだろうな」って思うと、そこで俺の中の
悪い心がムクムクと膨れてしまう。
でも俺が悪質ジャッジをする時、もう一つ条件があって、相手が
ちゃんと汚いジャッジする相手に対して、「入っている」と
主張して抗議してくる選手かどうか・・・なんだよ。
どうせ、俺が汚いジャッジしても、あいつは何にも言ってこない
だろうな・・・って思うと、思わず「アウト!」って選択してしまう。
逆に、きっちり抗議して対処してくる相手には、そういう気が
起こりにくい。
 
入っているショットを意図的に「アウト!」って言った回数は
選手生活の中でもホントに数えるほど。
言った経験はあるけど、やっぱり反省しているし後悔している。
なぜなら、「汚いジャッジ」を頻繁にする選手は、やっぱりその癖が
治らず、苦しい場面ではすぐ「アウト!」と言って逃げることに
依存してしまって、そういう選手だと周りから見られてしまうし、
逆に仕返しとして、「じゃあ俺もアウト」みたいにされているのを
見たこともあるから、結局トータルでは損していると思うからね。
 
でも自分で「汚いジャッジ」をやった経験から学んだことは、
勝ちたいと思って選手をやっている以上、誰でもジャッジで
思わず誤魔化す可能性があるっていうことと、そうされた場合、
ちゃんと自分が抗議できる選手でいないといけないってこと。
舐められている選手はやっぱり汚いジャッジを受けやすい。
 
「汚いジャッジ」
テニスの大会に出場するにあたり、最も嫌な気持ちになる
部分ではあるが、自分自身が「汚いジャッジをしない」
それから「汚いジャッジを許さない」、この二つは普段から
真剣に考えておかないといけない部分だと思う。
悲しいかな、小学生の試合からそういうのがあるからね。

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