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てにすまん 高西ともブログ

ある意味、フットワークが軽くなった。 [過去の思い出]

投稿日時:2012/02/15(水) 01:23

18歳の秋、大阪から上京してテニスコーチの
派遣会社の面接を受けた。
ビックリするくらい簡単な面接で「じゃあおいで」という
感じで合格だったんだけど、
「来る前に車の免許を取って来て」と言われたのだ。
 
入社した会社は関東を拠点にして、幾つかのスクールに
コーチを派遣する会社だったので、場合によっては
午前中と午後でレッスンする場所が変わることもある。
とにかく仕事上、車を運転できる方がイイということだった
ので、そう言われた俺は「じゃあ、そうします」と1ヶ月で
免許を取得してから上京した。
 
もちろん最初はお金も無いので、運転する車もなく
ペーパードライバー状態が続いたんだけど、上京して
1年以上経ってやっと小さな軽自動車だけどゲット。
そのおかげで仕事場と仕事場の移動もスムーズに
行えるようになり、確かに効率が良くなった。
「免許取ってきて良かった!!」
改めてそう感じたもんだ。
 
でも、車を手に入れた時期を境に、選手活動も活発に
なっていく。
もともと選手活動には興味が無かったのだが、徐々に
選手として自覚が芽生え、試合、練習、トレーニングを
レッスンの合間に入れて、テニス選手の道を徐々に
歩むようになっていった。
しかしそういった活動が出来た要因の一つに、
車の免許を持っていた・・・ということが言えるんだよ。
 
練習場所なんか、最初は勤めていたスクールのコート
だけだったんだけど、段々もっと強い選手が集まる練習会や
良いコーチに指導してもらうアカデミーに顔を出すようになった。
でもそういう場所は大抵、遠方だし、時間的に余裕がない
状態も多かった。
でも車があれば何とかこなすことが出来たんだよ。
電車やバスでの移動だと、とてもじゃないけど
こういった活動出来なかった。
 
遠征もそうだね。
荷物も多いし、一人になる空間を得るにも車は重要。
好きな音楽をガンガンかけて大声で歌いながら
よく走って遠征に行ったもんだ。
俺の中ではここまで選手生活をやってこれたのは
免許を早くに取得しておいたからだと思っている。
 
もちろん、「免許無いと強くなれないよ」とは言わないが
テニス選手は絶対試合だけじゃなく、練習やトレーニングを
することでも、広い行動範囲を動く行動力が必要だ。
もし、選手をやっているクセして、遠方に出向くのを面倒だと
思ったりしていると、貴重な練習会やレッスン、そして
トレーニングの機会を逃してしまう。
 
俺の場合、それを車というものが解消してくれたんだよ。
「強くなりたい!」って思ってるのに、行動範囲が狭い人は
気を付けろよ。
車じゃなくてもいい。
移動することをし続けないとテニスは強くなれないのだ。

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