大きくする 標準 小さくする

てにすまん 高西ともブログ

誘惑のハイボレー [技術【ネットプレー】]

投稿日時:2012/02/27(月) 17:26

テニスの試合の中で「誘惑のショット」というのが
幾つかある。
「チャンス!!」って思えるけど実は意外とショットの
難易度が高くてミスをしてしまうものなんだけど
そんな誘惑されるショットの代表格に
「ハイボレー」があるんだよ。
経験あるでしょ?
 
ボレーという、ただでさえ「決めたい!!」という気持ちが
急かされるポジションにいるうえに、浮いたボールが
飛んできたとなると、もう気持ちは「ヨッシャー!!」って
嬉しくなって興奮してしまうのだ。
で・・・その興奮が大振りのスィングを生んでしまい、
その振りが強すぎてネットに突き刺さる。
もしくはボール20個分くらいの全然惜しくない大アウトを
やってしまったりする。
そんな経験を皆何度かしてるでしょ?
ではその「誘惑のハイボレー」をどうすればいいんだろうか?
 
まず、ネットプレーにいる時に、浮いたショットが飛んでくる
というのは、間違いなくチャンスである。
これは合っているので、ただ地味に繋ぐという選択肢は
あまり好ましくないが、バックのハイボレーの場合は
別かな。
力が入りにくいので、ゆっくり深く返球するのみ
なんてパターンでも良いけど、基本的にハイボレーは
チャンスだからやはりポイントを決めることを目的にして
攻撃はするべし。
 
その時「攻撃」ということの意味をしっかり考えよう。
「攻撃=パワー」って思ってる人は、力みやすい。
違う!!!!
攻撃とはパワーということも場合によってはあるが、
それ以上に重要なのはコースである。
きっちり相手がいないスペースに打てるように
することと、そのコースが事前にバレないように、
身体の向きを作ったり、そのコースをジッと見ないように
することが必要だよ。
 
それからコースの打ち分けとショットの安定感の
ためにも、コンパクトなスィングを実現させよう。
そのためには・・・まず先程も言ったように、パワーよりも
コース重視で攻撃を考えること。
それから、ラケットを振る腕にパワーを求めるんじゃなく
打つ瞬間に踏ん張る足、もしくは前に踏み込んで行く
勢いとラケットがボールを捕らえるタイミングを合わせ、それで
ボールを飛ばそうと考えること。
腕の振りに頼って飛ばそうとしちゃいかん。
 
誘惑のショットではあるけれど、ハイボレーは
チャンスに変わりない。
でも攻撃的なコースと、安定感をまずは覚えよう。
それから徐々にパワー系ハイボレーを使っていこう。
まぁ、そう焦るな。

トラックバック一覧

<< 2028年8月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31