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てにすまん 高西ともブログ

結果が全て。 [考え方]

投稿日時:2012/03/27(火) 15:56

このコラムで細かいことを色々言ってはいるが
ぶっちゃけ、テニスのフォームなんて何でもいい。
戦術とかポジションとか、どうでもいい。
好きなようにやればいいんだよ。
ただ、大事なのは「結果」なんだよね。
結果が出ていればそれがその人の一番の
テニスなんだから。
 
しかしこの「結果」というものをどう設定するかが
結構難しかったりする。
例えば、むちゃくちゃ速いサーブが入ったとする。
すると、「結果が出たからこれで打っていこう」
とすると実は危険である。
その一発は結果を出したかもしれないが、試合全体を
結果として評価した場合、その速いサーブにこだわったせいで
荒削りなプレーに走ってしまったり、後半になって相手に
そのスピードが慣れられてしまって効果が無かったり
して負ける可能性は高い。
 
そうなると、一発のショットだけで結果が出たとは判断出来ず
試合全体を通して、評価したのを「結果」として考えないと
いけないことになる。
でも・・・その試合はたまたま全体的にずっと安定した
ショットが打てただけかもしれない。
相手の好き嫌いもあるしね。
となると、数試合まとめてそのショットや戦術の評価を
しないといけないことになるよね。
一回戦は良かったけど、二回戦になると通用しなかった
のなら、それは結果としては「ダメ」ってことになる。
 
だから、「結果」を出すには数試合行って評価しないと
いけないし、場合によっては数大会同じショット、もしくは
同じコンセプトで行いながら「結果」が出たのか考えないと
いけないんだよね。
 
でもサーブ&ボレーを導入したり、よりディフェンシブに
プレーしたりするなど、大きく自分のプレーを方向転換
するとか、肉体改造するなどの結果は、もっと半年単位、
一年単位で見ていかないと正確な結果は得られない。
いきなり最初の試合から結果を求めて、ダメならやめるなんて
そんなことやってたら何も変えられない。
 
でも「結果」ってね、実は更に長いスパンでも
見ていかないといけないのだ。
3年とか、5年とか、10年とか・・・・。
年齢と共に肉体も精神も大きく前進したり後退したりする。
それを冷静に見つめながら、その先をどうするのか
読めないといけないのだ。
 
そして・・・本当の「結果」とは何か。
それはテニスというスポーツが自分の人生にちゃんと
プラスになるよう携わってくれたかを考えなきゃいけない。
こんな大きな単位で「結果」を見られない人はどうしても
小さな単位だけで結果を求めてしまう。
そうすると、たった1ポイントだけで良いから、結果を
出そう、その試合だけで良いから結果を出そうとしてしまう。
そしてパワーショットだけに走ってしまいがちだし、最悪なのは
ジャッジをごまかしたり、相手を威嚇したりしてまで
結果を求める選手になってしまう。
 
そういう手でそのポイントを取ったとしても、その試合を
勝ったとしても、もっと大きな「人生」という単位で考えると
「結果」は出ていないことになるんだよね。
皆、好きなようにプレーして頑張ろう。
そして結果を残そう。
その1ポイントを取るという結果と、自分の人生にプラスと
なるような結果を。

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