大きくする 標準 小さくする
トップ >>  てにすまん 高西ともからのメッセージブログ >>  得意なフォアが打てなくなった!!

てにすまん 高西ともブログ

得意なフォアが打てなくなった!! [過去の思い出]

投稿日時:2012/05/01(火) 08:46

高校でテニスをスタートさせた時は
フォアハンドばかり練習させられた。
バックハンドに来たら、気合入れて回り込み
全部フォアハンドで打ち込む。
そんな練習を徹底してやったもんだから
フォアが得意になるのは当たり前。
 
卒業してからテニスコーチをしながら選手活動を
始めた時にもフォアは頼りになるヤツだったよ。
周りの先輩コーチは皆とてつもなく強くて、手も足も
出なかったけど、フォアだけは何とか打ち合うことが
出来たからね。
 
俺のこのフォアを更に磨いて、大きな武器にして
強くなってやる!!って張り切ってたら、そのうち
フォアが全然打てなくなってきたのだ。
今まで、このフォアがあったからこそ、高校時代も
弱小テニス部ではあったけど、学校でナンバー1だったし、
テニスコーチという仕事もまあ何とか出来たわけだ。
その他のボレーやバックハンドストロークなんて
ダメダメだったからね。
 
だから焦って必死に練習したよ。
でもなかなか良くならない。
その焦りが余計に空回り状態になってしまい、
酷くなる一方。
そうなった理由はなんだったんだろう・・・・。
その当時は全く理由が分からず、先輩コーチに打ち方を
見てもらったり、ビデオカメラで撮影して、チェックして
みたり、強い選手のフォームを真似してみたり
したんだけど、今考えると理由は簡単だ。
 
それは・・・迷いだね。
高校時代は「全部フォア」って決めていたから、
相手がどこにどう打とうと、瞬時にフォアで構えて
フォアで打つって行為を繰り返していれば良かった。
打つショットも全て「打ちまくる」だったから、単調で
やりやすだった。
 
でもそれが、コーチになった時から、
「ボレーも練習しなきゃ。バックハンドストロークも
打てるようになりたい!」と思って、色んなショットを
幅広く練習し始めた。
その結果、相手が俺のバックに打った瞬間
「回り込んでフォア?バック?」と一瞬迷うようになったのだ。
相手の浅いショットを処理するときも、
「フォアで一発決め?それともアプローチしてボレー?」
と頭の中に疑問文がある状態で打ってしまっていたのだ。
 
でもそういうパターンって誰でも選手をやってれば
経験することなんだよね。
俺の場合も、他のショットなんかやらないでフォアを徹底して
いればフォアハンドの調子は落ちなかったかもしれないけど
練習する相手とか試合の相手が、自分と同じレベルの
高校生だったのが、バックのスライスでとことん繋いできたり
ボレーで前に出てくるような幅広い大人テニスをする選手に
なったから、フォアハンドの打ちまくりでは対応出来なくなって
変わらざるを得ない状態だったんだよ。
 
だからその当時、まっ先にやらなきゃいけなかったことは
フォアハンドをビデオで撮ったりすることよりも、バックに
ボールが飛んできても、どこまで回り込んでフォアを打つか
境界線をちゃんと定めることだったのだ。
短いボールが来たときにも、エース狙って打ち込むパターンと
アプローチで詰めるパターンと分けて、それを使い分け
出来るようにする練習が必要だったんだよね。
 
他のショットを練習したりすることで、自分のテニスの
バランスが崩れてくる。
でもテニスのレベルが上がってくると、その辺の調整が
重要だよね。
高校当時の俺は、フォアハンド10、バックハンドとボレーは0って
感じだったんだけど、今はフォアハンド3、バックハンド3、
そしてボレーが4って感じかな。
得意ショットが急に打てなくなって悩んでいる人は、
他のショットとの関係を上手く調整してみよう。

トラックバック一覧

<< 2024年12月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31