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てにすまん 高西ともブログ

他力本願するための努力をしよう。 [考え方]

投稿日時:2012/05/17(木) 22:57

今までテニスをずっと続けながら、いろんな技術を
習得してきた。
最初はフォアハンドの打ち込みと、バックハンドの
スライスだけしか打てなかったけど、それから
スライスとトップスピンのサーブを高2の時に覚え
高校卒業後に両手バックハンドが打てるようになった。
 
最初に「ボレー出来るようになった!」って感じたのは
22歳の時だけど、身も心もネットプレーヤーに
なった感覚を掴んだのは31歳のときだ。
粘りのベースラインプレーに手応えを感じたのは
24歳の時だね。
ドロップショットを使い始めたのも同じ頃。
 
でもなんでこんなに新しい技術を覚えた時期を
記憶しているかと言うと、必ずモデルがいたからだよ。
最初のフォアハンドストロークは2つ年上の先輩で
サーブは当時お世話になったコーチ、ボレーは
会社の先輩のネットプレーに影響を受けたんだけど
31歳でバージョンアップ出来たのは女子のプロ選手と
練習をした時だね。
そのモデルと出会った時期を覚えているから、
技術を覚えた時期も覚えているんだよ。
 
フォアハンドストロークは今まで色んなモデルを参考に
改良を重ねてきたけど、最終的に落ち着いたというか、
しっくりきたのは、当時20位くらいだった選手の
ストロークを見たときだ。
その選手はいつも俺が練習していたコートで女子選手の
コーチ兼ヒッティングをしていたんだけど、そのストロークの
ラリーのリズムがやけに心地よくて、結局一度も一緒に
打ってもらえなかったけど、何回も見るうちに、
自分のものにさせてもらったんだよ。
 
ということは、結局自分で一から作り上げたショットは
無いということだ。
自分の目で確認したり、実際一緒に打ってもらったり
試合で対戦したりした時にヒントを得て自分のテニスに
取り込んでいったって感じだね。
一度良いショットを覚えても、それ以上のモノを持った
選手に出会うとどんどん塗り替えていったしね。
 
だから俺の中では、出来るだけ活動範囲を広くして
出来るだけ多くのテニス選手のテニスと出会えるように
したんだよ。
大会出場数を増やして、色んな選手と対戦するのも
そういう意味では絶対必要なことだし、試合会場での
練習も色んな人と打てれば良いヒントと出会う確率は上がる。
 
皆も出来るだけ色んな場所で色んな選手と接する
機会を増やさなきゃダメだよ。
「でも自信ない・・・」なんて言って、決まった相手とばかり
練習してても、無駄ではないけど上達のヒントはあまり
見付からない。
多くの人から沢山盗めるように、どんどん外の世界へ
飛び出してこそ、上達出来るんだよ。
自分のテニスを成長させてくれるモデルを探して
行動範囲を広くしよう。

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