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てにすまん 高西ともブログ

ちゃんとしたアプローチでネットプレー [技術【ネットプレー】]

投稿日時:2012/05/30(水) 02:17

アプローチからのネットプレーというパターンは
やっぱり重要なパターンだよね。
でもそんなこと分かっていながら、なかなか前に
出ていけない人は恐らく、思い切ってネットに出た結果
見事にパスで抜かれたという、嫌な経験があるんだと思う。
色々原因はあるだろうが、アプローチが甘かったかも
しれない可能性も十分ある。
じゃあアプローチ上手にならないとネットへ出るチャンスは
ないかというと、そんなことはないのだ。
 
そもそも、ネットへはどういう時に出ていくだろう。
「相手のショットが浅かった時」
そう考えている人、ちょっと危ないよ。
もちろん相手のショットが浅い時って出るチャンスと
言えるんだけど、大事なことは相手の陣形が崩れているか
どうかなんだよね。
相手のショットは浅いけど、相手の陣形が崩れて
いなければ、そのアプローチできっちり崩せるような
ショットを打って前へ出ないと、逆に良いパスを食らうことになる。
前へ出てみたけどすぐ抜かれる人は、ショットのスピードが
速いだけのアプローチで、相手の陣形を崩せなかった
のだと思うよ。
 
相手選手も、自分が浅いショットを打ってしまった時点で
「まずい、浅いショットだからアプローチされるかも!」って
思って、すぐに「対ネットプレーヤーモード」に切り替わる。
そうなるとアプローチする人も、相手が待っている状態だと
やりにくい。
俺なんかわざと浅いショットで相手をネットへ引っ張り出して
おいて、パスをお見舞いする・・・という作戦を使うし
結構そのパターンを持っている選手も多いからね。
 
となると、相手の浅いショットでネットに出ていく
というのとは違う、また別のアプローチパターンが欲しい。
そのチャンスは相手が崩れたときに訪れる。
自分のショットが良くて相手の陣形が崩れたら、
相手の選手はその状況でどういうショットを打つか・・・。
当然すぐ相手にボールが渡ると陣形を立て直す暇が
ないから、時間稼ぎ系のショットを打つ。
その時間稼ぎのショットをバウンドさせてしまうと、相手の
思惑通り、時間を稼がせてしまいこちらが打つ頃には陣形が
整ってしまうので、その時間稼ぎショットをノーバウンドで
カットし、それをアプローチショットとしてネットへ出るのだ。
 
ノーバウンドでカットしたら、当然相手は陣形を立て直す
時間を作れないから崩れたままなので、オープンスペースは
がら空きのはず。
だから、そのスペースに打ってネットプレーに突入すれば、
浅いショットからのアプローチよりも意外と相手は
ネットプレーヤーに手こずってくれるのだ。
だからアプローチしてネットに出たい人は
「浅いショット来て欲しい!」って思いながらラリーを
するんじゃなくて、自分のショットが相手の陣形を崩した
瞬間を見逃さないようにすること。
相手の陣形を崩したら、それを立て直すための時間稼ぎ系
ショットを絶対バウンドさせないこと!
そのチャンスを逃さないように!!
 
もちろん相手の浅いショットもちゃんとアプローチして
ネットへ出られるようにしておこう。
そのためにはパワー優先のアプローチじゃなくて、相手の
陣形を崩すことを優先したアプローチにすること。
ノーバウンドでカットする練習を普段からしておいてね。

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