大きくする 標準 小さくする

てにすまん 高西ともブログ

脱ダブルフォルト! [技術【サーブ】]

投稿日時:2012/06/20(水) 14:33

ダブルフォルトほど悔しいミスはない。
相手に何かされたのならまだしも、自らの
ミスだけで失点するのだから。
もちろん相手からのプレッシャーもあるかもしれないが
とにかく悔しい。
 
そのダブルフォルトをしないためにはどうすれば
良いのか。
試合に出場している人なら誰でも一度は考えたことが
あると思うんだけど、そこで重要なのはメンタルの部分と
技術的な部分と、両方併せて考えないといけないということ。
どちらか片方だけ・・・となると、難しいだよね。
 
まず簡単なことは1stサーブをきちんと入れる。
これが出来ればダブルフォルトしない。
当たり前なんだけど、そうは言ってもやはりちょっと
1stサーブでコース狙ったりして強気サーブを打ってしまうと
ミスしてしまい2ndサーブになってしまう。
もう後が無い2ndサーブはどうしてもプレッシャーが
かかってしまい、
「ミスったらどうしよう・・・」
なんて頭に浮かんでしまうのだ。
 
そこでそう思ってしまうことも問題ではあるが、残念ながら
人間である以上、そういう余計なことは考えてしまう。
それでもそれに対してきっちりとした対応策を用意していれば
そんな不安なんか吹き飛ばして堂々と安定したサーブを
打つことが出来るんだよ。
例えば、トップスピン系のサーブを使う・・・とかね。
でもそこで「いや、そんなこと考えちゃいけない」なんて
自分自身に言い聞かせようとするヤツは大抵そこから
ダブルフォルトが続くのだ。
人間なんてそもそも弱い生き物なんだから、さっさと
不安がっている自分を認めてしまえばいいのだ。
その代わり、ちゃんとした具体的な対応策を用意しておく
ことが出来れば、困難な状態でも案外ガマンし続けられる。
人間、そういう強さは持っているからね。
 
しかし対応策を用意して安心させたとしても、不安は
完全に拭い去ることは難しい。
そのちょっとした不安な気持ちが、具体的にどういうところに
出てくるかというと、代表的なのは次の3つである。
まずはトスと打点の高さ。
いつもより低くなりやすいからテンポも変わるし、打点が
低い分、腕も縮こまってしまう。
それからトスの位置。
回転を掛けやすくするためという事も意識しすぎて
頭の上や後ろ気味にトスを上げてしまう。
回転ばかり掛かってネット超えないサーブになってしまう
人はこの傾向が強いよね。
そして最後はスィングスピード。
飛び過ぎが怖くて振り抜けず、中途半端なスィングに
なってしまうんだけど、もちろんこれもリズム変わるし
回転量も少なくなるから、コントロール出来なくなる。
 
ちょっとした気持ちの不安感がこういった3つの
ことを引き起こしてしまうのだ。
自分自身では「いつも通り」って思っててもね。
だから、大事な場面の2ndサーブになった時のためにも
「ダブルフォルトしないためのきっちり入れるサーブを
用意してあるから、大丈夫なんだ!!」と言い聞かせられる
くらいの超安定型ピンチ用サーブを普段からしっかり練習
しておくことと、実際にそのサーブを使う場面になっても
トスと打点が低すぎないように、トスが後ろになりすぎないように
スィングスピードが落ちないように・・・という微調整だけは
付け加えることを忘れないようにしておこう。
 
メンタル面・・・不安を取り除き、安心を与えられるような
サーブの存在。
技術面・・・その状況でよく起こりやすい、トスの高さや位置、
スィングスピードの微調整。
これらがあると2ndサーブになってもダブルフォルトは
しにくい。
そしてダブルフォルトが少なくなってくると、面白いことに
ダブルフォルトのイヤーな予感も少なくなるので、更に
ダブルフォルトが減る。
今、まだダブルフォルトばっかり・・・という世界にはまっている
人は、とにかくメンタル面と技術面の両方でその
ダブルフォルト地獄から脱出しよう。

トラックバック一覧

<< 2030年11月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30