大きくする 標準 小さくする
トップ >>  てにすまん 高西ともからのメッセージブログ >>  ドロップボレー誘導作戦

てにすまん 高西ともブログ

ドロップボレー誘導作戦 [技術【ストローク】]

投稿日時:2012/08/10(金) 09:16

ネットに出て行ってドロップボレーをよく使う。
どういう時にドロップボレーを使うか・・・と言うと
まずは相手がベースラインで下がり気味にいると
ネット際にドロップボレーでポトンと落としたくなる。
それからネットより低い位置でボレーをさせられた時、
これもドロップボレーを無意識に使ってしまう。
 
特にネットより低い位置でボレーをさせられた時は、そこから
バシッと叩くボレーが打てないので、ゆっくり深く繋ぐかネット際に
ドロップボレーか・・・の二択となるので、ドロップボレーを
使うというより、使わざるを得ない状態である。
ってことは、ストロークを打つ方としては、ネットにいる選手と
対峙した時は、ネットより低い場所にショットを集め、そこで
ドロップボレーを打たせて、それを狙ってネットへ詰める
という作戦が有効となるのだ。
 
ストローカーがネット前に落とされるドロップボレーを狙って前へ
詰めて来たのがボレーヤーに見えると、ボレーヤーはそこから
ネット際に落とすパターンを諦めて深く打たないといけない。
そううなった場合は、それをノーバウンドでカットしてしまえばイイでしょ?
ドロップボレーなら前を狙えば良いし、深く打ってきたらダイレクトで
狙えばいい。
 
実際選手達も、このパターンをよく使う。
どうしても相手がネットへ出てきたら、パッシングショットで
ガチンコ勝負をしたくなるけど、ネットプレーヤー対ストローカーの
真剣勝負は当然ネットプレーヤーの方がポジション的にも
心理面でも有利なんだよね。
そもそもネットへ出てくる選手の目的は、華麗にボレーで決める
こと以上に、ネットへ出て来たことで相手が慌てて勝負して
ミスしてくれることが狙いなのである。
そんな期待をしているボレーヤーに対して、スライスとかしっかり
回転を多めにかけたアングル系のトップスピンで、ゆっくり時間
かけて、ネットより低めの足元へ落とし、それと同時にまるでその
ショットのボールにくっついているような感じでネットへ向かっていく
パターンをストローカーが選択すると、ボレーヤーはちょっと期待外れ。
カッコよくパスで決めることより地味かもしれないが、これは
ネットプレーをするものにとっては厄介なパターンなんだよね。
 
そこでボレーヤーが焦ってくれると、ミスも増えてくるし、そういう
ポイントパターンを持っていると、ショットの難易度もそれほど
高くないので自分自身のショットミスも減る。
それから、たまにドーン!ってショットでカッコよくパスを
決めるためにも、普段からゆっくりした足元へのショット、
その後にネットダッシュというパターンを有効に
使ってもらいたい。
とにかく、ストローカーは自分のショットがちゃんと沈んで、
相手がネットより低いところでボレーをする状態を感じたら、
ネットへ向かうという習慣を身に付けてもらいたい。
 
じゃあネットプレーヤー側としてはそういう対処をされた時は、
どうすればイイのだろう?
そんなの簡単。
ネットより低い位置でボレーをしなければ良い。
相手がどんなに低めのストロークを打ってきても、ネットを超える
瞬間は間違いなくネットより高いんだから、スライスとかで
スーっと低めのショットを打ってきても、絶対その場で待たずに
一気にネットへ突っ込んでもらいたい。
そうすればネット超える瞬間、ネットより高い位置で攻撃的な
ボレーを打てるようになるよ。
それだけじゃなく、ボールを迎えに行くことで早いタイミングの
ボレーをすることが出来るので相手がネットに詰める時間も
与えずに済む。
このネットプレーのパターンも、普段からしっかり練習して
おかないと、足元&ダッシュのストローカーパターンに苦しむ
ことになってしまうので要注意。

トラックバック一覧

<< 2024年8月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31