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優勝のプレッシャーを受け入れる
てにすまん 高西ともブログ
優勝のプレッシャーを受け入れる [過去の思い出]
投稿日時:2012/12/25(火) 07:55
初めてJOP大会で優勝したのは31歳の時。
それまでも何度か決勝まで進んだことはあったから
優勝は嬉しかったけど、そんなに優勝できたこと自体、
自分では意外と驚かなかった。
でも、こう書くとなんか冷めた言い方だけど、こういう
大会で優勝する・・・というのは、いつか必ず成し遂げて、
尚かつ更に上を行くって決めて目標にしていたから
そんな「優勝」なんてことは単なる通過点程度にしか
思わなかった。
でも優勝できたことは驚かなかったけど、驚いたのは
優勝するときにかかるプレッシャーの大きさ。
もう年齢も30歳を超えていたし、もともと冷静で安定した
プレーをしていたから、対戦相手からのプレッシャーは
ある程度覚悟していたけど、「優勝」という状況自体に
あれだけ自分の心と体が反応するって思わなかった。
それまでの決勝経験で対戦した相手は、明らかに
ランキングも実力も数段上だった。
ま、一応そんな強豪相手でも勝つ可能性を見つけて、
諦めず自分のやるべき事をやったけど、結局一度も
「よし!!優勝が見えてきた!!」って試合中に思えるほど
試合を支配出来たことはなかったからね。
だからある意味、最初から最後までずっと
崖っぷち状態を感じて、逆に試合そのものに集中出来たんだけど、
初優勝した時の対戦相手は、実力、ランキング共に自分と
同じ位置にいる相手。
これは優勝できる可能性がある・・・どころか、絶対負けては
いけない状況にいることに体が過剰に反応したのだ。
しかも相手も同じく初優勝狙いでガッチガチだったしね。
加えて当日は決勝のコート以外は全てジュニアの大会。
大勢のジュニアプレーヤーとその家族が来ていたから、
決勝のコートは大勢に取り囲まれた状態。
なんてことない最初のアップのストロークラリーからもう
ボロボロとミスをしてしまうほどの緊張だったよ。
そのおかげで思ったように試合を運べず1セット目を落とし
たのだが、2セット目は何とか取り返してファイナルへ。
ファイナルに入っても手探り状態で結局リードを許したんだけど
終盤、遂にスイッチが入って逆転!!
そしてそのまま優勝!!!
最後は完全に俺のペースでストロークラリーも出来たし、
そこからのネットプレーもスムーズに決まった。
じゃあそのスイッチはどうやって入った????
恐らく俺は優勝という大きなプレッシャーを受け入れたんだと思う。
試合中、優勝を意識しないようにってことも思ったけど無理だった。
じゃあ逆に優勝を思いっきり意識して、そのプレッシャーを
受け入れようってね。
気付いたら優勝していたっていうのではなく、優勝を狙ったから
優勝したんだ・・・という方が優勝の確率は上がると思ったんだよ。
もちろんそう考えるのは簡単だけど、実際決勝の試合の中で
それを意識するのは難しかった。
いや、相手の方がもしかしたらそういう考えにならなかったから
こっちが出来たのかもしれない。
とにかく、スイッチが入った瞬間からは「俺こそがチャンピオンだ!」という
意識の中で、何でも出来てしまった。
もちろん緊張もしていたし、プレッシャーも凄い感じたままだったけど
「それがどうした?決勝ってそういうもんだろ?」って感じに思えた。
優勝が決まった瞬間、体の力が全て抜けてしまった。
すごい緊張感の中、ずっと力み続けてプレーしていたんだろうね。
それこそ、優勝というプレッシャーを事前に理解できていなかった
証拠だと思った。
対戦相手と握手したあと、レフェリーと握手。
その時に、手がブルブル震えて止まらなかったことが忘れられない。
どんなに小さな大会でもやっぱり「優勝」って特別なんだなって
改めて感じることが出来た思い出深い経験となった。
それまでも何度か決勝まで進んだことはあったから
優勝は嬉しかったけど、そんなに優勝できたこと自体、
自分では意外と驚かなかった。
でも、こう書くとなんか冷めた言い方だけど、こういう
大会で優勝する・・・というのは、いつか必ず成し遂げて、
尚かつ更に上を行くって決めて目標にしていたから
そんな「優勝」なんてことは単なる通過点程度にしか
思わなかった。
でも優勝できたことは驚かなかったけど、驚いたのは
優勝するときにかかるプレッシャーの大きさ。
もう年齢も30歳を超えていたし、もともと冷静で安定した
プレーをしていたから、対戦相手からのプレッシャーは
ある程度覚悟していたけど、「優勝」という状況自体に
あれだけ自分の心と体が反応するって思わなかった。
それまでの決勝経験で対戦した相手は、明らかに
ランキングも実力も数段上だった。
ま、一応そんな強豪相手でも勝つ可能性を見つけて、
諦めず自分のやるべき事をやったけど、結局一度も
「よし!!優勝が見えてきた!!」って試合中に思えるほど
試合を支配出来たことはなかったからね。
だからある意味、最初から最後までずっと
崖っぷち状態を感じて、逆に試合そのものに集中出来たんだけど、
初優勝した時の対戦相手は、実力、ランキング共に自分と
同じ位置にいる相手。
これは優勝できる可能性がある・・・どころか、絶対負けては
いけない状況にいることに体が過剰に反応したのだ。
しかも相手も同じく初優勝狙いでガッチガチだったしね。
加えて当日は決勝のコート以外は全てジュニアの大会。
大勢のジュニアプレーヤーとその家族が来ていたから、
決勝のコートは大勢に取り囲まれた状態。
なんてことない最初のアップのストロークラリーからもう
ボロボロとミスをしてしまうほどの緊張だったよ。
そのおかげで思ったように試合を運べず1セット目を落とし
たのだが、2セット目は何とか取り返してファイナルへ。
ファイナルに入っても手探り状態で結局リードを許したんだけど
終盤、遂にスイッチが入って逆転!!
そしてそのまま優勝!!!
最後は完全に俺のペースでストロークラリーも出来たし、
そこからのネットプレーもスムーズに決まった。
じゃあそのスイッチはどうやって入った????
恐らく俺は優勝という大きなプレッシャーを受け入れたんだと思う。
試合中、優勝を意識しないようにってことも思ったけど無理だった。
じゃあ逆に優勝を思いっきり意識して、そのプレッシャーを
受け入れようってね。
気付いたら優勝していたっていうのではなく、優勝を狙ったから
優勝したんだ・・・という方が優勝の確率は上がると思ったんだよ。
もちろんそう考えるのは簡単だけど、実際決勝の試合の中で
それを意識するのは難しかった。
いや、相手の方がもしかしたらそういう考えにならなかったから
こっちが出来たのかもしれない。
とにかく、スイッチが入った瞬間からは「俺こそがチャンピオンだ!」という
意識の中で、何でも出来てしまった。
もちろん緊張もしていたし、プレッシャーも凄い感じたままだったけど
「それがどうした?決勝ってそういうもんだろ?」って感じに思えた。
優勝が決まった瞬間、体の力が全て抜けてしまった。
すごい緊張感の中、ずっと力み続けてプレーしていたんだろうね。
それこそ、優勝というプレッシャーを事前に理解できていなかった
証拠だと思った。
対戦相手と握手したあと、レフェリーと握手。
その時に、手がブルブル震えて止まらなかったことが忘れられない。
どんなに小さな大会でもやっぱり「優勝」って特別なんだなって
改めて感じることが出来た思い出深い経験となった。
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