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てにすまん 高西ともブログ

シュミレーションは沢山打て! [考え方]

投稿日時:2013/01/08(火) 12:43

テニスはシュミレーションが大事。
ずっとテニスを続けて、つくづくそう思う。
咄嗟にやらなきゃいけないことも多いけど、やっぱり
殆どのことがある程度決められた予想できること。
事前にそのことをシュミレーションしておけば、
難しいことでも落ち着いて対処できたりするでしょ?
でもそのシュミレーションの仕方って意外と
コツがあるんだよ。
 
気を付けないといけないのは、打ち方の
シュミレーションをする場合。
「こういう風にストロークを打ちたい」って自分の理想とする
イメージを頭に思い浮かべるのは良いんだけど、
その時のイメージは単発にならないこと。
どういうことかと言うと、意外と打ち方で気を付けないと
いけないことは準備段階のタイミングと打ち合わった後の
構え直しの部分。
準備からヒット、そして打ち終わりの構え直しまでちゃんと
イメージしてもらいたいし、そこまでイメージしたらそのまま
スプリットステップして、またそこから次のショットの準備
というところにもう一度辿り着いてもらいたい。
 
ということは、テイクバックからフォロースルーで
シュミレーションを終えないで、しっかりと準備→テイクバック→
ヒット→フォロースルー→また構え直し→準備→テイクバック・・・って
ぐるぐると繰り返し、何度も何度も打ち続けているイメージを
頭の中に作ってシュミレーションをしてもらいたい。
だって、打ち合わったら相手はそれを返球してくるんだよ。
打ち終わったら構え直すことは当たり前。
例えそれがボレーやスマッシュであっても同じように相手が
返球してくることを意識して繰り返すシュミレーションを
することで初めて実戦に役立つシュミレーションとなる。
相手が格上だったり、粘り強い相手だと実際どんなところに
打っても返ってくる感じ、あるでしょ?
 
こういったシュミレーションが出来ると、実戦の中でも
戦術パターンのシュミレーションに繋がっていく。
例えばサーブ打ってネットダッシュしてボレー・・・だとか、
ネットに出てきた相手に足元へ打っておいて、その後ロブとか。
ショットの後に構え直しして、移動してまた次の違うショットの準備、
そしてヒット・・・とシュミレーションすれば立派な戦術パターンとなる。
打ったショットを相手がどう処理するかは分からないけど、
何度も何度も予測を立てながらプレーしていると、必ず相手が
どう返球してくるかの予想が出来るようになるんだよ。
当然相手に目を向けて観察するって癖も身に付くしね。
 
でもこれとは逆で、試合中にミスが重なり、そのミスを修正しないと
いけない状況になった時、どうしてもラケットを振る腕の動きだけ
イメージしてしまう人が多い。
そうなると逆に準備も遅くなるし、それによって足も止まってしまうし
構え直しも遅くなる。
当然相手の動向も観察しなくなるし、何とか返球できたとしても
その次に自分がどこへどういうショットを打つのか何も考えて
いないから、ノープランで一発狙い・・・なんてパターンに陥り、余計
状況が悪くなるんだよ。
 
もちろん、ボールを打つ瞬間のイメージはとても大事。
でもそれだけじゃなくて、もっと全体的なイメージを作って欲しい。
何本も何本も自分が伸び伸びとラリーを続けているシュミレーションを
することが出来れば、ショット全体が良くなるだけじゃなくて
戦術的にも精神的にもプラスになることが多いんだよ。
さぁ、サーブを打つ前、もしくはレシーブで構えている時、しっかり
いいシュミレーションで、自分の実力を存分に発揮させよう。

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