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てにすまん 高西ともブログ

ボールが持ち上がらないんですけど。 [技術【ストローク】]

投稿日時:2013/01/16(水) 16:33

テニスはネットを挟んで相手と打ち合うスポーツ。
なので、このネットを常に超えないといけない。
且つ、相手コート深く打つことも必要となる。
となると、ボールはしっかりと高さを出して持ち上げないと
いけないんだけど、トップスピン系ストロークを打つ時に
ネットに掛かりやすかったり、せっかく超えても浅くなって
しまう場合ってないかな?
 
幾つか原因は考えられるんだけど、一番多いのは
打点が遅れて詰まってしまう場合。
この場合、準備の遅れやテイクバックが大き過ぎることが
考えられるんだけど、こういう詰まった当たりをしてしまう人って
打った瞬間にボールに押されて労力が普通よりも必要になるから、
更にテイクバックを大きくしてしまい、余計に飛ばなくなって
しまってドツボに陥りやすい。
 
それから体が開くタイプの人もラケットが横振りになりやすい
からボールが持ち上がらず、低くなることが多い。
横振りの原因はまず軸足が曖昧で、打つ瞬間に軸足を違う
足に変えてしまうことが考えられる。
右利きのフォアハンドストロークの場合だったら、右足軸にしておき
ながら、打ちながら左足へ流れてしまう。
そうなると足からもらう床反力が使えないから、上体のパワーだけで
飛ばさないといけなくなり、それも余計に横振りの原因となるのだ。
当然ボールは全然高く持ち上がらないんだよ。
それから腕だけで打つ準備する人も体は正面を向いたまま
だから、ラケットの上下動を作れなくて横振りとなる。
 
ということは、何を意識していけばしっかり高さを出して
持ち上げることが出来るのだろうか。
まずは単純にラケットでボールを持ち上げたいんだから、
まずはしっかりラケットダウンが出来ているのか確認してもらいたい。
意外とこれが出来ていない場合が多いんだけど、その殆どが
大き過ぎるテイクバックのせいで、ラケットが上下ではなく
前後で動いてしまっているため。
前後のスィングはショットスピードを出すことは出来るけど
ボールを持ち上げることはやりにくい。
 
そしてこの上下動のスィングを作ることでもう一つ重要なのは
打点の高さ。
せっかくラケットダウンを行ったのに打点まで低いとスィングは
上に上がらないでしょ?
大事な場面でビビると、いつもより打点を落としてしまい、結果
回転ばかりしっかり掛かるけど、ネットを超えないショットになる。
打つタイミングは掴みやすいんだけど、打点はしっかり高めで
設定しておきたい。
更にライジングで打てると、よりボールは上に上がろうとする
力を持っているから是非これにもトライしてもらいたいもんだ。
 
ラケットダウンと高めの打点。
この二つがちゃんとしていればラケットはしっかりと下から上へ
振り抜けるし、ボールは持ち上がって高さを出せる。
でもこれを腕力だけでやろうとすると、結局体が開き過ぎて
横振りになって高さが実現できなくなる。
そこでラケットダウンしてから一気に高めの打点目指して
ラケットが持ち上がる時に、決めた軸足の床反力を利用して
もらいたいんだよね。
従って、高さを出す打ち方のコツは、ラケットダウンと
それとは対照的な高い打点、そしてそこで一気にラケットを
持ち上げるためのパワーを作る軸足の床反力、この3つになる。
 
ネットを超えない!ボールが浅すぎる!・・・と言って、より
テイクバックが大きくなっている人、もう一度「ラケットダウン」、
「打点」、「軸足」の3つをチェックしてみよう。
特に大事な場面でビビった時、この3つの中で何が出来なくなる
なるのか調べて、しっかりと覚えておいた方が良いね。

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