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てにすまん 高西ともブログ

これが上達の証 [テニス技術]

投稿日時:2013/01/24(木) 23:58

皆、テニス上手になりたいでしょ?
でも、上手になるってどういうことかな。
勝てるようなテニスになるってどういうことかな?
パワーとか戦術面、精神面、体力や判断力や観察力と
色んな要素がテニスの上達には必要だけど、やっぱり
基本として打つ技術って避けて通れないよね。
 
では技術が上達するってどういうこと?
俺の中では何を感じるとショットの技術が上達したって
思うかと言うと、「コンパクトに打てるようになった」って感じた時なんだよ。
もちろん見た目に美しいフォームになったり、速いショットが
打てるようになったり、コントロールが良くなったりすることも
上達したことになるんだけど、とにかく全てを集約させると
「コンパクトに打てるようになった」ってことになるんだ。
それが一番上達出来たかどうかの目安になっていった。
 
じゃあコンパクトにラケットを振れるテニスってどういう事かと言うと、
まずは腕力に頼ってないということ。
効率良く、踏み込む勢いや相手のパワーを利用していると言える。
それから左右前後に動かされた時や、チャンスで一気に前へ
詰めた時なんかに走りながらプレーするんだけど、その時コンパクトだと
ステップと合わせやすいということもコンパクトスィングの大きなメリット。
他に、コンパクトなスィングは相手にコースを読まれにくいし
急なコース変更もしやすくなるでしょ?
振る範囲が狭いから、当然振り遅れやスィートスポットを外すことも
少なくなるわけだ。
だからミスが少なく安定した打ち方ってことになる。
 
ただね、コンパクトに打てるような技術が身に付いたって感じても
実際はスィングの大きさ、そんなにコンパクトじゃないんだよね。
むしろ傍から見ると、気持ちよくしっかり大きく振り抜いている感じかも。
でもその大きく振り抜いたスィングの中でも、丁度ラケットがボールを
打つ一番重要な瞬間、ここに凄く集中出来ていて、なんだかボールを
「チョン」って軽く打ったような感じに思えるんだよ。
ボレーもサーブもスマッシュも、この瞬間的な「チョン」って感じが
技術の上達と共に感じられるようになってきて、自分の中では
それが「コンパクトに打てるようになった」って思うのだ。
 
テニスはサーブ、ストローク、ボレー、スマッシュと、色んな
ショットを覚えないといけない。
それぞれ打ち方もグリップも違うこれらのショットを全て
マスターするのは難しい。
でも「ラケットでボールを打つ」ということは全て共通している。
それぞれのフォーム全体に気を付けることもある程度必要なん
だけど、一番大事な打点付近のラケットとボールの関係を
正確に演出するためにも、「コンパクトに打つ」って意識は
是非とも持ってもらいたいし、コンパクトに打てた感覚が得られたら
それがショットの上達した目安と言えると思うよ。

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