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秘密兵器 ピョンピョンボレー!
てにすまん 高西ともブログ
秘密兵器 ピョンピョンボレー! [技術【ネットプレー】]
投稿日時:2013/03/03(日) 09:37
テニスコーチとして就職したのに、当初ネットプレーが
全然出来なかった。
バックハンドストロークも、サーブも入らなかったけど、
とにかくネットプレーは酷かったね。
初級のクラスの生徒さんとはなんとかボレーストロークは
出来るんだけど、上級クラスなんかになると生徒さんの方が
鮮やかなボレーをしていたくらいだから。
それから2年後、20歳の時お金を貯めて車を購入した。
念願のマイカーは俺の行動範囲を大きく変えた。
休日には車でナショナルのコートへ選手の練習を
見学に行くことが多くなったのだ。
今は無いけど、東京の久我山にはナショナルの練習コートが
あったからね。
ナショナルとは日本のトップクラス、言わば全日本代表の選手の
ことで、当時は松岡修造選手、本村剛一選手、鈴木貴男選手、
伊達公子選手など、そうそうたるメンバーが練習していて、そんな
選手達の練習を休みの日の午前中は見学していた。
彼らの練習は黙々と地味なラリー練習をやり続けるんだけど
そのイメージを自分の頭の中に植え付けたい俺としては、同じリズム、
同じフォーム、同じ弾道でずっと打ち続ける彼らのラリー練習は最高の
デモンストレーションとなった。
当然どのショットも最高に素晴らしくて、全てを参考にさせて
もらったんだけど、特にネットプレーは俺にとって重要な課題だから
目を思いっきり見開いて見学したもんだ。
テニスコーチをやっていると、スプリットステップやって、どっちの足を
踏み込んで・・・みたいな教科書通りのボレーノウハウだけは
頭に入っているんだけど未だボレーレベルは相変わらず初中級って
感じだったからね。
で、そんなトッププロ選手達のボレーストロークのボレーを観て
その時色々感じたんだけど、その中でも一番印象に残っているのは
「ピョンピョン跳んでる!!!」って感じたことだった。
ボレーストロークやっているボレーの選手がなんだかずっと
ピョンピョン跳ねながらボレーをしているように見えてしょうがなかった。
ピョンピョン跳ねながらのボレーなんて、自分の周りにいた選手や
コーチにはいなかったし、その姿があまりに思い描いていた
テニス選手の華麗な動きと掛け離れていて違和感を覚えたほど。
だって、俺の周りにいた上手い先輩選手やコーチなんかは
華麗で優雅なボレーを見せてくれていたからね。
そんな先輩達はピョンピョン跳ねてなかったんだよ。
で、なんでピョンピョン跳ねていたかと言うと、それはショットの
速さだった。
ストロークの相手がボールを打つ瞬間、当然ボレーヤーは
スプリットステップで軽くジャンプしながら両足を地面に
着地させるんだけど、相手のストロークのショットがムチャクチャ
速いから、あっという間にボレーヤーにボールが届く。
だけど、ストロークからのボールが速くても彼らトッププロの選手達は
ボールをしっかり迎えにいきながら毎ショットしっかり
両足でステップを行い、踏み込んでボレーしていたんだよ。
しかも右足も左足も両方ちゃんと動かして打つんだけど
その両足の動かし方がまた速いから、まるで
両足同時に動かしているように見えたのだ。
結局、スプリットステップは両足だし、その後の打つ
ステップも両足で行ってるように見えるし、打ち終わったあとに
また構え直すのも素早く両足を動かして行う。
そしてそれがムチャクチャ速いボレーストロークのラリーで
ミスせず淡々と繰り返されると、結果ピョンピョンと
跳ねながらボレーしているように見えたのだ。
そこで覚えたピョンピョンボレー、実際に自分の練習に当てはめると
これがビックリするほどいい手応え。
ボレーはタッチがとても重要だけど、ステップがちゃんと
出来ていないとその分、腕の動きで誤魔化さないといけないでしょ?
逆に言うとステップがきっちり出来ていればかなりシンプルな
ボレーのタッチだけで済むってこと。
ピョンピョンボレーに出会う前の俺のボレーは、とにかく
足を動かさないで腕を一生懸命振りながらボールを
飛ばしていたからね。
試合ではそんなに連続してボレーを打ち続けることって
ないから、どうしても普段はピョンピョンボレーって見られない。
プラクティスじゃないとなかなか無いからね。
車を購入して久我山のナショナルのコートへ通わないと
ピョンピョンボレーには出会えなかったわけだし、出会って
無ければ、今頃俺もまだ初中級ボレーのままかもね。
全然出来なかった。
バックハンドストロークも、サーブも入らなかったけど、
とにかくネットプレーは酷かったね。
初級のクラスの生徒さんとはなんとかボレーストロークは
出来るんだけど、上級クラスなんかになると生徒さんの方が
鮮やかなボレーをしていたくらいだから。
それから2年後、20歳の時お金を貯めて車を購入した。
念願のマイカーは俺の行動範囲を大きく変えた。
休日には車でナショナルのコートへ選手の練習を
見学に行くことが多くなったのだ。
今は無いけど、東京の久我山にはナショナルの練習コートが
あったからね。
ナショナルとは日本のトップクラス、言わば全日本代表の選手の
ことで、当時は松岡修造選手、本村剛一選手、鈴木貴男選手、
伊達公子選手など、そうそうたるメンバーが練習していて、そんな
選手達の練習を休みの日の午前中は見学していた。
彼らの練習は黙々と地味なラリー練習をやり続けるんだけど
そのイメージを自分の頭の中に植え付けたい俺としては、同じリズム、
同じフォーム、同じ弾道でずっと打ち続ける彼らのラリー練習は最高の
デモンストレーションとなった。
当然どのショットも最高に素晴らしくて、全てを参考にさせて
もらったんだけど、特にネットプレーは俺にとって重要な課題だから
目を思いっきり見開いて見学したもんだ。
テニスコーチをやっていると、スプリットステップやって、どっちの足を
踏み込んで・・・みたいな教科書通りのボレーノウハウだけは
頭に入っているんだけど未だボレーレベルは相変わらず初中級って
感じだったからね。
で、そんなトッププロ選手達のボレーストロークのボレーを観て
その時色々感じたんだけど、その中でも一番印象に残っているのは
「ピョンピョン跳んでる!!!」って感じたことだった。
ボレーストロークやっているボレーの選手がなんだかずっと
ピョンピョン跳ねながらボレーをしているように見えてしょうがなかった。
ピョンピョン跳ねながらのボレーなんて、自分の周りにいた選手や
コーチにはいなかったし、その姿があまりに思い描いていた
テニス選手の華麗な動きと掛け離れていて違和感を覚えたほど。
だって、俺の周りにいた上手い先輩選手やコーチなんかは
華麗で優雅なボレーを見せてくれていたからね。
そんな先輩達はピョンピョン跳ねてなかったんだよ。
で、なんでピョンピョン跳ねていたかと言うと、それはショットの
速さだった。
ストロークの相手がボールを打つ瞬間、当然ボレーヤーは
スプリットステップで軽くジャンプしながら両足を地面に
着地させるんだけど、相手のストロークのショットがムチャクチャ
速いから、あっという間にボレーヤーにボールが届く。
だけど、ストロークからのボールが速くても彼らトッププロの選手達は
ボールをしっかり迎えにいきながら毎ショットしっかり
両足でステップを行い、踏み込んでボレーしていたんだよ。
しかも右足も左足も両方ちゃんと動かして打つんだけど
その両足の動かし方がまた速いから、まるで
両足同時に動かしているように見えたのだ。
結局、スプリットステップは両足だし、その後の打つ
ステップも両足で行ってるように見えるし、打ち終わったあとに
また構え直すのも素早く両足を動かして行う。
そしてそれがムチャクチャ速いボレーストロークのラリーで
ミスせず淡々と繰り返されると、結果ピョンピョンと
跳ねながらボレーしているように見えたのだ。
そこで覚えたピョンピョンボレー、実際に自分の練習に当てはめると
これがビックリするほどいい手応え。
ボレーはタッチがとても重要だけど、ステップがちゃんと
出来ていないとその分、腕の動きで誤魔化さないといけないでしょ?
逆に言うとステップがきっちり出来ていればかなりシンプルな
ボレーのタッチだけで済むってこと。
ピョンピョンボレーに出会う前の俺のボレーは、とにかく
足を動かさないで腕を一生懸命振りながらボールを
飛ばしていたからね。
試合ではそんなに連続してボレーを打ち続けることって
ないから、どうしても普段はピョンピョンボレーって見られない。
プラクティスじゃないとなかなか無いからね。
車を購入して久我山のナショナルのコートへ通わないと
ピョンピョンボレーには出会えなかったわけだし、出会って
無ければ、今頃俺もまだ初中級ボレーのままかもね。
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