大きくする 標準 小さくする
トップ >>  てにすまん 高西ともからのメッセージブログ >>  正面担当でペアと仲良くダブルスを

てにすまん 高西ともブログ

正面担当でペアと仲良くダブルスを [試合【ダブルス】]

投稿日時:2013/03/24(日) 16:43

ダブルスは二人で戦うスポーツ。
二人で協力し合ってプレーしないと勿体無い。
パートナーとそれぞれ個々に頑張っているだけでは
ダブルスの本当の面白さは味わえないのだ。
大事なことはそれぞれ、自分の仕事をきちんと理解して
ちゃんとその役割を活かしてコンビネーションを作ること。
 
例えば一人がサーブをする時、もう一人のパートナーは大抵
ネットに付いている。
ネットに付いている選手は良いサーブを打ってもらえると
レシーブが甘くなるから「ボレーで決める」という仕事が出来る。
ま、これも二人で「良いサーブ&そのチャンスをボレー」という
コンビネーションが成り立つんだけど、もう少し相手が同じレベル
だったり、格上の相手と対戦する場合、もう少し複雑な
コンビネーションが必要になってくる。
 
その一つが「正面担当」のパターン。
それぞれ自分の正面の相手を自分の担当としてマークし
その正面の相手がボールを打つ時はきっちりとプレッシャーを
与える・・・というパターン。
なので、クロスに打つショットはパートナーの担当にボールを
打たせるショットとなるため、「君の担当に送ったよ!後はお願い!」
という気持ちでクロスを打たないといけないし、パートナーがクロスに
打ってくれたら「俺の担当に打ってくれた!後は任せろ!」って気持ちで
考えられるようにならないといけない。
もちろん「任せろ」っていうのは、「決める」ということが出来れば
それがベストなんだけど、少なくとも「正面のボレーが俺を狙っている」って
マークしている相手選手にそう思ってもらうだけでも十分プレッシャーを
与えたこととなる。
それによって、打つことに集中しにくくなり、結局それで相手の
ミスの確率が少しでも上がれば十分仕事したことになるでしょ?
 
ということは、先ほどのサーブの話で言うと、サーブは
当然クロスへ打つわけだから、パートナーのボレーの
選手に「後はお願い!」ってつもりでサーブを打つし、ボレーで
待っている選手は、パートナーがサーブを入れてくれたら
「後は俺に任せろ!」って気持ちで今からレシーブしようとする
正面のレシーバーの選手に対して、そのサーブに集中させないよう
プレッシャーを与えることが求められるのだ。
それによってレシーブミスをさせたり、サーブが甘い場合に
打ち込まれることを凌いだりすることが出来れば、それこそ、
ダブルスのコンビネーションと言えるのだ。
 
この正面担当の意識がちゃんと持ててない人は
ボレーで待ち構えているパートナーを上手く活かそうと
出来ないし、ボレーにいる選手はパートナーのショットを
活かしたり助けたりすることが出来ないうえに、「決める」という
ことしか考えられない場合、強い相手とやった時に仕事が無くなる。
待ってりゃ甘いショットがいつか飛んでくるっていうレベルは
大した相手ではないからね。
もちろん、ペアでレベル差があったり状況によって「正面担当」の
パターンが当てはまらない場合もあるけど、ダブルスをやる以上
「ペアを活かす」「ペアに活かされる」という意識を持って
やりたいし、そのためには「正面担当」の考え方をベースに
してもらいたい。
 
今度ダブルスやる時、自分の正面にいる選手を観察してみよう。
自分の存在を警戒しているのか、それとも気にしないで平然と
プレーしているのか・・・。
警戒されていないとなると、ちょっとダブルスにおいての仕事が
出来ていないかな。
それからパートナーも観察してみよう。
プレー中、自分を活かそうしてくれているのかどうか。
もちろん自分自身も、ちゃんとパートナーを利用しようとしているか
どうか確認してみて。
この「正面担当」、分かるとダブルスはもっともっと楽しくなるよ。

トラックバック一覧

<< 2021年1月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31