大きくする 標準 小さくする
トップ >>  てにすまん 高西ともからのメッセージブログ >>  意外とこれがポーチチャンス!

てにすまん 高西ともブログ

意外とこれがポーチチャンス! [試合【ダブルス】]

投稿日時:2013/05/20(月) 11:39

ダブルスの試合の中でポーチボレーをちゃんと仕掛けている?
せっかく最初からネットに張り付いているんだから、ポーチを
しないと勿体無い。
でもポーチする気があったとしても、パートナーが1stサーブを
なかなか入れてくれなくて、ポーチを仕掛けられなかった・・・なんて
話はよく聞く。
良いサーブを入れてくれて、それに続いてポーチに出る・・・という
組み合わせはダブルスでは理想のパターンだからね。
 
でも意外とパートナーが2ndサーブを打つ時も、実はポーチに出る
チャンスあるってこと、知ってた?
1stサーブよりも弱々しい2ndサーブがなぜチャンスとなるのか
その理由を知っておけば、皆ももっとボレーのポジションで
活躍出来るかもしれないよ。
 
まず自分がレシーバーの立場になって考えてみよう。
相手が1stサーブを打つ時何を考えてレシーブに立つ?
しかもその1stサーブは良いサーブで返球が厄介だとする。
そうなると当然考えるのは、そのレシーブが甘くなった時に狙ってくる
正面に立つ相手ボレーの選手の存在。
なので良いサーブが入ったら、ストレートのロブで逃げてやろうとか
無理せずスライスでアングルへ角度を付けてレシーブしようとか
対正面敵ボレーの存在を意識してレシーブする。
 
しかしその1stサーブがラッキーなことにフォルトだったとしよう。
当然残された2ndサーブを相手サーバーは慎重に打つんだけど、
1stサーブに比べて甘い2ndサーブは、レシーバーにとって
状況が一気に好転する。
その時サーブ&ボレーをする相手の場合は、サーブ打って
前へ出てくる選手の足元狙って強烈なレシーブを打ち込もうとか
前へ出てこなかったとしても、クロスへ良いショット打って自分が
ネットへ詰めてやろうとか、攻撃的なことを考えるでしょ?
そうなると1stサーブでは警戒していた正面のボレーの存在を
2ndサーブではちょっと忘れてしまいやすいんだよ。
そこが2ndサーブでポーチに出るチャンスなんだよね。
 
ただ甘い2ndサーブを強気で振り抜いて打ってくるレシーブを
ポーチするわけだから、ポーチに出るスタートのタイミングは、
レシーブを打つ前に飛び出すくらいじゃないと間に合わないし、
思い切ってコートを横切るくらい、かなり大きな動きをしないといけない。
ボレーを打つ技術も速いレシーブに対応できるようにコンパクトにしないと
いけないし、打つコースも工夫しないといけない。
でも2ndサーブでは自分たちが優勢だと思っているレシーブ側に
とっては、そこで思い切ったポーチを仕掛けられるとビックリするんだよ。
 
もちろん、全ての2ndサーブでポーチに出るわけにはいかない。
一度そういうポーチの出方をすれば、次の2ndサーブの時には
相手レシーブがボレーを警戒してくる。
でもそれってサーブ側には嬉しいことでしょ?
甘いサーブなのに、レシーバーがボレーを警戒するから、なかなか
思い切ってレシーブ出来なくなる可能性もあるからね。
しかも1stサーブに比べてスピードがゆっくりな2ndサーブは
ボレーの選手がポーチに出るフリして出ない・・・というフェイクの動きも
レシーバーへ見せ付けやすいのだ。
そういうフェイクによって、レシーブミスを量産させるパターンに
引きずり込むことを考えると、ポーチが失敗しても良いので一度
思い切ってパートナーの甘い2ndサーブでポーチを仕掛けることは
大いに価値あることだと思うよ。
とは言うものの、やはりサーブ打つ人はきっちり1stサーブを
入れ続けるほうがやっぱりボレーを決める効率は良いので出来るだけ
1stサーブを入れてもらいたいもんだね。
 
さぁ、これで
「パートナーが1stサーブ入れてくれないからポーチに出れない!」
なんて言い訳は通用しないよ。
サーブが良くても甘くても、ポーチは仕掛けましょう。
でもやっぱりサーバーは出来るだけ1stサーブを入れること。

トラックバック一覧

<< 2022年12月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31