トップ >>
てにすまん 高西ともからのメッセージブログ >>
バレーボールをやってみました
てにすまん 高西ともブログ
バレーボールをやってみました [メンタル]
投稿日時:2013/09/25(水) 10:00
つい最近の話。
とあるテニス合宿で大雨が降って体育館に移動。
そこで「バレーボールやろっか!?」という話になり、
皆でネットを張ってバレーボールを楽しんだ。
バレーボールの経験は、中学、高校の授業でやった以来かな。
でも実は小学校の頃、バレーボールやっていた
いとこの試合に人数が足りないということで助っ人で
出場した経験あり。
とにかくサッカーも小学校から中学校までやっていたし、
バスケ、バレーボールという球技の類いは同じ球技である
プロテニス選手としては負けられないでしょ・・・と思っていた。
俺が皆よりも活躍しちゃうかも・・・なんてことまで思っていたよ。
そんなヒーロー気取りの俺はこの後自分がどうなるかなんて
全然想像もしていなかったのだ。
そして試合が始まって数分でそんな「活躍するかも」って気分は
崩れ去ったのだった。
最初にやらかしたのは、飛んで来た相手サーブ(もちろん相手も素人)を
「はーい!」と軽く受けようとレシーブしたのが全然違う方向へ
飛んで行ってしまったミス。
今思うと恐らくこれは単なるミスだったんだろう。
ちゃんと腰を落としてボールの真後ろへ入ってレシーブすれば
良かったんだと思う。
でも深く考えないで甘く見ていた俺は、ここで続けて同じような
ミスをしてしまう・・・。
この無反省状態でのミスが問題だった。
そのミスが大きく心に響いてしまい、とんでもない気持ちが
芽生え始めてしまったのがマズかった。
それは、「俺はバレーボールが出来ない人って思われてる」
という焦りの気持ち。
当初想定していた「ヒーロー」とは真逆の「ダメな人」という
結果にオロオロしてしまう。
そうなると今度は、そのミスを取り返そうとする「余計な動き」が
出始め、それによって又更にミスを重ねるとその次は
「またミスするかも」という「自己不信」に陥ってボールをついつい
避けるようになる・・・という状況に移行して行った。
そこまで心理状態が落ちるとこんな気持ちが新たに湧いて来た。
それは「恥ずかしい」という気持ち。
レシーブミスも多いしサーブも無様で一向に活躍しないどころか
皆の足を引っ張っている・・・というキャラクターでいる自分が
恥ずかしいと感じ始めたのだ。
そう思い始めるとバレーボールが楽しいとか、仲間と皆で一緒に
スポーツをしている楽しみを全く感じられなくなってしまう状態に
なり、極端に言うと皆と一緒にいたくなくて一人になりたいって感じ。
ま、何とか次の試合の時には心入れ替えて無難にレシーブして
無難にサーブも入れて活躍はしないものの、チームの一員として
皆で楽しめるバレーボールが出来たけど、1試合目の酷さは
周りの皆にも自分にも衝撃的でかなり気持ちは引きずってしまった。
では何が問題だったのか・・・と分析すると、もちろん技術的な
ことはもちろんなんだけど、それ以外の精神的な部分で考えてみると
大きな問題点は2つあったと思われる。
それは「自分の現状を理解していなかった」ということと
「チームの勝利を優先しなかった」ということ。
過去、小学校、中学校、高校の頃の元気で動き回れる自分の
イメージで臨んでしまったのもマズかったけど、最初のミスの後に
「そんなはずはない」と現状から目を逸らしていたために
出来ない自分を受け入れられなかったがそもそも間違い。
「活躍出来るかもしれないけど、最悪の状態も想定するという幅の
ある自分をイメージして試合に臨む」・・・これが正解だったのだ。
「チームの勝利」を優先しないで「俺はヒーロー」って期待して
スタートしたのも、ミス直後の反省を忘れてしまった要因だし
更なるミスを生んだのだ。
「ミスする自分が恥ずかしい」と思ったのも、勝手にハードルを
上げて自分を持ち上げていたからだよね。
現状を冷静に分析することと、下手でもチームのために何が
出来るのかがちゃんと分かっていればアタフタすることも
少なかったと思われる。
テニスのレッスンの中でラケットを大振りしている生徒を見付けると
「ボールってしっかり打たないと飛ばないって思ってません?」って
声を掛けることがある。
焦っている人って、「振らなきゃ飛ばない」って思っているからね。
でも同じようにバレーボールで焦りがピークにあった時の俺は、
サーブを打つ時、そのボールがまるでボーリング玉のような
全く飛ばない物体に思えたよ。
結果はその通りホントのボーリング玉のように転がっていった。
あの瞬間は顔から火が出るくらい恥ずかしかったけど、自分の頭が
精神状態によって、そこまで働かなくなるのかって驚きもあった。
ま、一応心理状態の変化の流れを表すために心情をちょっと大げさに
書いたけど、実際は終止楽しくバレーボールはやりましたよ。
でも今回、気持ちの立て直しには慣れていると思っていた自分が
こうも堕ちて行ったのは、テニスをしている時の自分は自分自身に
相当信じてもらえているのだと思った。
テニスはどんなにダメでも冷静に自分を立て直す術を探すし
期待を最後まで持ち続ける。
でも今回のバレーボールはダメだったね。
自分自身に期待ばかりしておいて、ダメだと
「またミスするんじゃないの?」って思ってしまうし
挙げ句の果てに自分が自分の姿を「恥ずかしい」なんて
思ってしまうんだから。
また次、バレーボールやる時は心してやらないとね。
でも・・・皆に内緒でちょっと練習もしておこうっと。
とあるテニス合宿で大雨が降って体育館に移動。
そこで「バレーボールやろっか!?」という話になり、
皆でネットを張ってバレーボールを楽しんだ。
バレーボールの経験は、中学、高校の授業でやった以来かな。
でも実は小学校の頃、バレーボールやっていた
いとこの試合に人数が足りないということで助っ人で
出場した経験あり。
とにかくサッカーも小学校から中学校までやっていたし、
バスケ、バレーボールという球技の類いは同じ球技である
プロテニス選手としては負けられないでしょ・・・と思っていた。
俺が皆よりも活躍しちゃうかも・・・なんてことまで思っていたよ。
そんなヒーロー気取りの俺はこの後自分がどうなるかなんて
全然想像もしていなかったのだ。
そして試合が始まって数分でそんな「活躍するかも」って気分は
崩れ去ったのだった。
最初にやらかしたのは、飛んで来た相手サーブ(もちろん相手も素人)を
「はーい!」と軽く受けようとレシーブしたのが全然違う方向へ
飛んで行ってしまったミス。
今思うと恐らくこれは単なるミスだったんだろう。
ちゃんと腰を落としてボールの真後ろへ入ってレシーブすれば
良かったんだと思う。
でも深く考えないで甘く見ていた俺は、ここで続けて同じような
ミスをしてしまう・・・。
この無反省状態でのミスが問題だった。
そのミスが大きく心に響いてしまい、とんでもない気持ちが
芽生え始めてしまったのがマズかった。
それは、「俺はバレーボールが出来ない人って思われてる」
という焦りの気持ち。
当初想定していた「ヒーロー」とは真逆の「ダメな人」という
結果にオロオロしてしまう。
そうなると今度は、そのミスを取り返そうとする「余計な動き」が
出始め、それによって又更にミスを重ねるとその次は
「またミスするかも」という「自己不信」に陥ってボールをついつい
避けるようになる・・・という状況に移行して行った。
そこまで心理状態が落ちるとこんな気持ちが新たに湧いて来た。
それは「恥ずかしい」という気持ち。
レシーブミスも多いしサーブも無様で一向に活躍しないどころか
皆の足を引っ張っている・・・というキャラクターでいる自分が
恥ずかしいと感じ始めたのだ。
そう思い始めるとバレーボールが楽しいとか、仲間と皆で一緒に
スポーツをしている楽しみを全く感じられなくなってしまう状態に
なり、極端に言うと皆と一緒にいたくなくて一人になりたいって感じ。
ま、何とか次の試合の時には心入れ替えて無難にレシーブして
無難にサーブも入れて活躍はしないものの、チームの一員として
皆で楽しめるバレーボールが出来たけど、1試合目の酷さは
周りの皆にも自分にも衝撃的でかなり気持ちは引きずってしまった。
では何が問題だったのか・・・と分析すると、もちろん技術的な
ことはもちろんなんだけど、それ以外の精神的な部分で考えてみると
大きな問題点は2つあったと思われる。
それは「自分の現状を理解していなかった」ということと
「チームの勝利を優先しなかった」ということ。
過去、小学校、中学校、高校の頃の元気で動き回れる自分の
イメージで臨んでしまったのもマズかったけど、最初のミスの後に
「そんなはずはない」と現状から目を逸らしていたために
出来ない自分を受け入れられなかったがそもそも間違い。
「活躍出来るかもしれないけど、最悪の状態も想定するという幅の
ある自分をイメージして試合に臨む」・・・これが正解だったのだ。
「チームの勝利」を優先しないで「俺はヒーロー」って期待して
スタートしたのも、ミス直後の反省を忘れてしまった要因だし
更なるミスを生んだのだ。
「ミスする自分が恥ずかしい」と思ったのも、勝手にハードルを
上げて自分を持ち上げていたからだよね。
現状を冷静に分析することと、下手でもチームのために何が
出来るのかがちゃんと分かっていればアタフタすることも
少なかったと思われる。
テニスのレッスンの中でラケットを大振りしている生徒を見付けると
「ボールってしっかり打たないと飛ばないって思ってません?」って
声を掛けることがある。
焦っている人って、「振らなきゃ飛ばない」って思っているからね。
でも同じようにバレーボールで焦りがピークにあった時の俺は、
サーブを打つ時、そのボールがまるでボーリング玉のような
全く飛ばない物体に思えたよ。
結果はその通りホントのボーリング玉のように転がっていった。
あの瞬間は顔から火が出るくらい恥ずかしかったけど、自分の頭が
精神状態によって、そこまで働かなくなるのかって驚きもあった。
ま、一応心理状態の変化の流れを表すために心情をちょっと大げさに
書いたけど、実際は終止楽しくバレーボールはやりましたよ。
でも今回、気持ちの立て直しには慣れていると思っていた自分が
こうも堕ちて行ったのは、テニスをしている時の自分は自分自身に
相当信じてもらえているのだと思った。
テニスはどんなにダメでも冷静に自分を立て直す術を探すし
期待を最後まで持ち続ける。
でも今回のバレーボールはダメだったね。
自分自身に期待ばかりしておいて、ダメだと
「またミスするんじゃないの?」って思ってしまうし
挙げ句の果てに自分が自分の姿を「恥ずかしい」なんて
思ってしまうんだから。
また次、バレーボールやる時は心してやらないとね。
でも・・・皆に内緒でちょっと練習もしておこうっと。
ブログ最新記事
- 参考にしたいし、参考にしてもらいたいし。 (07/27 10:23)
- 練習掘り下げトーク「クロスコートラリー編」 (07/27 10:13)
- 尊敬されているか不安ですか? (06/26 23:12)
- 湧き上がって来た闘志 (06/19 10:34)
- 練習“掘り下げ”トーク第一弾「ショートラリー』 (06/16 00:58)
- 喜怒哀楽コントロール (06/13 08:05)
- てにすまん練習メニュー深掘りトーク (05/27 23:13)
- 【動画】ゴムゴムボレーの作り方 (05/21 15:49)
- アレンジしながら練習メニューを考える (05/21 15:34)
- テニスの調子は空間認識能力で決まる? (05/12 00:59)
- 1ヶ月ぶりのオンコート (05/08 00:14)
- 福田勝志プロとのZOOMシングルストークセッション公開 (05/07 23:33)
- コーチはどう伝えるか。 (05/01 22:42)
- とにかく、食べよう。 (04/27 23:06)
- 自宅でボレー練習 (04/27 22:12)
- やりたいテニス、やれないテニス (04/23 23:50)
- おからブーム (04/23 23:13)
- 非日常を楽しんでいる。 (04/20 00:02)
- テニスコーチの言葉は何が貴重なのか。 (04/19 23:34)
- 誰かに何かを伝える仕事 (04/17 23:59)
アーカイブ
- 2020年7月(2)
- 2020年6月(4)
- 2020年5月(7)
- 2020年4月(9)
- 2015年3月(1)
- 2015年1月(1)
- 2014年10月(2)
- 2014年6月(2)
- 2014年5月(2)
- 2014年4月(3)
- 2014年3月(4)
- 2014年2月(1)
- 2014年1月(5)
- 2013年12月(3)
- 2013年11月(2)
- 2013年10月(3)
- 2013年9月(2)
- 2013年8月(3)
- 2013年7月(2)
- 2013年6月(3)
- 2013年5月(4)
- 2013年4月(6)
- 2013年3月(8)
- 2013年2月(8)
- 2013年1月(9)
- 2012年12月(9)
- 2012年11月(8)
- 2012年10月(17)
- 2012年9月(5)
- 2012年8月(12)
- 2012年7月(22)
- 2012年6月(21)
- 2012年5月(23)
- 2012年4月(21)
- 2012年3月(22)
- 2012年2月(21)
- 2012年1月(22)
- 2011年12月(22)
- 2011年11月(22)
- 2011年10月(21)
- 2011年9月(22)
- 2011年8月(23)
- 2011年7月(21)
- 2011年6月(22)
- 2011年5月(22)
- 2011年4月(21)
- 2011年3月(23)
- 2011年2月(20)
- 2011年1月(21)
- 2010年12月(23)
- 2010年11月(22)
- 2010年10月(21)
- 2010年9月(22)
- 2010年8月(29)
- 2010年7月(31)
- 2010年6月(30)
- 2010年5月(29)