大きくする 標準 小さくする
トップ >>  てにすまん 高西ともからのメッセージブログ >>  試合のスタートを失敗する人って・・・

てにすまん 高西ともブログ

試合のスタートを失敗する人って・・・ [考え方]

投稿日時:2014/04/09(水) 11:32rss

試合前にウォーミングアップってやるでしょ?
身体を温めてストレッチやら素振り、プラクティスコートが
あるなら練習もするし、その中で全てのショットの確認と
出来ればサーブ・レシーブから実戦形式を全力でやっておきたい。
これらの準備によって試合スタートから本調子にしたいって考える。
 
でもね、いくら入念な準備を行っても、さすがに本番の試合で
ネット挟んで向かい合う、倒すべき相手との緊張感あるやり取りを
すんなり受け入れることは難しい。
身体が温まっていても、足がすくむは、腕は縮こまるは・・・だと
結局試合前に練習相手とガンガン打ち合って「調子いいみたい!」
なんて言っていた好感触は関係なくなってしまう。
 
これらは試合スタート時に起こる独特の緊張感によるもの。
ニューボールの堅く弾む感触にちょっと手こずったり、
対戦相手を倒そうと意気込み過ぎたり、相手のプレーの仕方に
慣れていなかったり・・・と色んな要素が少しずつ上乗せされて
良いスタートが切りにくいのだ。
スコアが絡むってことも大きいよね。
練習だったらちょっとしたアウトも返球してくれるんだけど
試合がスタートするとそうもいかない。
アウトはアウト。
そういうことが精神面に作用するんだ。
 
じゃあ試合前のウォーミングアップはいらないかと
言うと、もちろんそれは違う。
身体をしっかりと温めて動きやすくしておいたり
打ち方などをチェックすることは絶対必要なんだよ。
ということは、試合前のウォーミングアップは身体の準備と
技術部分の準備・・・ということがメインとなるのだ。
もちろん試合前に精神面も高める要素もあり、それも必要。
でも、実際試合が始まらないと自分がどういう精神状態に
なるのか分からないもんだ。
大事なことは身体がちゃんと動くようにしておくこと、
それから各ショットの技術を確かめておくこと、それに
試合始まったら、どんな状況に陥っても驚かずに対処しようと
覚悟をすること・・・なのだ。
 
実際に試合がスタートすると、ボールの感触、対戦相手と
向き合った時の自分の状況、相手プレーとの相性、スコアの
精神的影響なんかが、初めて見えてくる。
となると、試合前には色々とウォーミングアップはしたけど
試合が始まってから、それらの見えて来たものを糧にして
精神面のウォーミングアップが始まるのだ。
とりあえず手始めに繋いでみよう・・・とか、相手の
バックに集めてみようとか、序盤はネットプレーでやってみよう
とか、「とりあえず」的な形で、まだまだ自分の一番の
ものを一気に持って来ないようにすることで、精神面を
その試合に合わせて行くのだよ。
 
「とりあえず」的なプレーは、自分自身に精神的負担を
軽減させる効果があるから安定させやすいし、一番得意な
ショットやパターンをまだ残しているというのも、
相手に対して余裕の表情を見せられる。
そもそも1セットマッチと言えど、結構もつれると長い
スパンだから、1ゲーム目から全力で一番良いプレーを
見せる訳にはいかないからね。
そんな精神面のウォーミングアップ期間は、1セットマッチで
2ゲームくらい使っても良いと思う。
3セットマッチでしかも相手が強敵となると、最初の4ゲーム
から下手すりゃ1セット丸々かけて精神面を徐々に作っていく
覚悟で臨んでも良いと思う。
そのくらい、精神面って試合始まってから時間掛けて
作らないといけないもんなんだよ。
試合前のウォーミングアップではとてもじゃないけど、
実際の相手との対峙する方法や緊張の克服は無理だと思う。
 
とにかくテニスは相手と戦うスポーツ。
戦う前にナイフをしっかり研いでおくことは必要だけど
試合が始まらないと相手の武器も攻め方も分からないでしょ?
分からないからと言って、自分が攻める方法ばかりイメージ
して、それの練習と手応えで満足して臨むと、相手の
強烈な攻撃に驚き、そしてパニックに陥るんだ。
試合前はちゃんと動くようにしたり、自分の持っている
ショットやパターンの確認はするけど、精神面の準備は
試合前には不十分なので、必ず試合スタートしてから
最低1、2ゲームかけてじっくりウォーミングアップを
させてあげよう。
「準備は完璧!絶好調!!」
なんて思いながら試合に臨むと、結構空回りしてしまうから
気を付けましょう。

トラックバック一覧

<< 2017年5月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31