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てにすまん 高西ともブログ

湧き上がって来た闘志 [練習]

投稿日時:2020/06/19(金) 10:34

先週に引き続き、現役の選手との練習を2時間行なった。
これから試合に出場するではなく、その選手の練習の相手と
なれば良いかな・・・なんて思って始めたけど、やはり自身の
選手としての意識へ確実に火が灯り始めている。

練習量、トレーニング量、フィジカル面からして圧倒的に差はあるので
対等には戦えないのは分かるのだが、その中で何をもって彼との戦いで
差を縮めるかをずーっと頭の中で考えながらプレーするのだが、
上手く行ってもそれは単発のポイントで終わってしまい、流れが大きく
変わる段階までは難しい。
やることなすこと、裏目に出てしまうことも多々あり。
的確に嫌なところをついて、きっちり崩してから決めてくる
最も嫌なタイプのこの相手とやると、息も上がり頭に酸素が回らなくなり
ボーッとしてくる感じもある。

しかし・・・この酸欠に近い状態、体力も尽き果て、足もプルプル状態に
なってから、新たに湧き上がる感覚を見つけることが出来る。
前回にも述べた「感情」とはまた違うし、「開き直り」とも違う。
勝負を投げた訳でもなく、異常な冷静さを客観的に感じる。
プライドでもあるだろうし、選手時代の本能でもあると思う。
明らかに懐かしい状態だ。

微々たる量しか残っていない体力と、今できる技術と、相手のプレーパターンを
鑑みて、それでもそこから何かの可能性を感じて試合を楽しんでコートに立っている
ことに興奮もしている。
これがテニスの選手としての喜びでもあるし、どういう状況に陥ってしまっても
相手と向き合い、自身にファイティングポーズを要求し続ける、これが
「闘志」と言えるのではないだろうか。
そしてこの状態になった自分のやったことは、正解も不正解も全て冷静に
脳に記憶されている。

ま、残念ながらこのゾーン的状態になっても、相手を崩し切れず
きっちり今回の試合形式では圧倒的敗戦。
「くそー!!次こそは!!!」と着実に、練習とトレーニングを再開したく
なるモードに引き摺り込まれている感じなのである。
次は勝ちたい・・・。

 

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