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てにすまん 高西ともブログ ブログテーマ:過去の思い出

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イザワクリスマスオープン

[過去の思い出] 投稿日時:2010/11/30(火) 17:45

俺のが現役の頃、日本では全日本選手権が終わっても、
もう一つ大きな大会が残されていた。
「イザワクリスマスオープン」だ。
 
ただ賞金が高いだけでなく、観客の人達に楽しんでもらおう、
出場選手達にも良いプレーをしてもらおう・・・という意図が
感じられる良い大会だった。
それだけに俺も現役の頃は予選突破して何とか本戦出場を
果たしたかったけど叶わず・・・。
しかしこの大会もメインスポンサーの撤退で今は無くなってしまった。
 
俺がこの大会で本戦に勝ち上がりたかった理由は
もう一つある。
それは地元関西で開催される大会ということだ。
予選と言えど、地元大阪の友人やレッスンの生徒さんが
応援に来てくれるこの大会は、俺にとってはホントに気合が
入る大会だった。
 
結局本戦は上がれなかったけど、
「俺はこれだけテニスが成長したんだ!」というのを
皆に見せるいい機会だったし、実際身に来てくれた人達には
自分の成長を見せることが出来たと思う。
もちろん結果が全てだから、勝たないと意味は無いのだが
負けた姿も含めてやはり見てもらいたかった。
 
他にも、関西オープンやアオノオープンと言った関西で
行われる試合には出場していたけど、やはり知名度の高い
イザワクリスマスオープンで戦っている姿を見せることに
意味があると思っていた。
それだけこの大会は憧れだった。
そんなことをこの時期になると毎年思い出す。
 
あぁ、でもやっぱり一度は本戦出場して、あの広い会場で
プレーしてみたかったな。

勝利を分かち合ってるかい?

[過去の思い出] 投稿日時:2010/11/22(月) 11:05

白子で団体戦の大会を開催した。
4人チームで2日間戦い続けるんだけど、こうなると
テニスって個人スポーツじゃなくて、チームスポーツだと
感じられるね。
調子落としている人も、「チームの為にも・・・」と
集中力切らさず、最後の最後まで一生懸命
プレーし続ける底力はまさに団体競技の賜物だから。
 
俺がテニスを始めたのは高校生の時。
それまでは小学校、中学校とサッカーを頑張っていた。
サッカーはもちろん団体スポーツ。
皆で協力し合って点を決めて、ゴールを守らないと
いけないんだけど、当時まだまだ子供だった俺は
チームで助け合って勝利を勝ち取る喜びなんか知らないから
逆にチームスポーツで誰もが経験するコミュニケーションの
難しさというか煩わしさの方に目が行ってしまって、結局
高校に入ると同時に、サッカーから離れてしまった・・・。
 
と言う事で、「自分一人で頑張れるスポーツ」というのと
ウチに父親が使っていたテニスラケットが大量にあったから
何となくテニスを始めたのだ。
でも結局テニスも、団体戦あるわけだし、選手になってから
分かったけど、練習相手とか指導してくれるコーチやトレーナー、
サポートしてくれるスポンサーのことも考えると結局テニスも
チームスポーツとして周りの人達と一緒に勝利を掴み取る喜びを
持ってないと強くなれないスポーツなんだよね。
 
コートに立った時は一人でも、それまで応援してくれた人、協力
してくれた人、コートの周りで応援してくれている人達の
存在を意識してプレーしよう。

ニコニコ顔でスペインドリル

[過去の思い出] 投稿日時:2010/11/17(水) 10:17

大成高校でレッスンした時に、ハードな練習を行った。
ボール出し練習なんだけど、出すボールのスピードはゆっくり。
その代わり、遠くに出してあげる。
なので、追い付いてちゃんとポジションに入れば超簡単に
ボールが打てるどころか、かなり良いショットを打ち返せる。
でもとにかく遠くに出すので、構え直しや反応してから一歩出すのが
遅れると、全然追い付けなくて当てるのがやっと・・・という
状況になってしまう。
 
このドリルを俺が初めて体験したのは24歳の時。
スペインのバルセロナにあるサンチェスカサルアカデミーだ。
にこやかで人懐っこい表情のスペイン人コーチ達は、みんなニコニコ
した表情で黙々とボールを出し続ける。
顔はニコニコだけど、出すボールの方向はとんでもない方向へ。
しっかり後ろまで下がらされたと思ったら、今度は一気にネット前まで
走らされ、すぐまた斜め後ろに走らされ・・・とそれが永遠に続くのかと
思われるくらいずっとコーチはボールを出し続ける。
 
おかげでスペインに渡った2週間後に、俺の足の裏の筋肉は疲労で
ガチガチに固まって歩けないほどになり、早くも故障者として
ジムでウェイトトレーニングのみ・・・というメニューになった。
復帰した後もきつかったけど、それでも毎日毎日ドリルを受け続け
頑張り抜いた結果、一球目からラストのショットまで動きも落ちず
また息もさほど乱れないような筋力と体力を身に付けられた。
 
でもね、そういう体力が付いて来ると、スペイン人のコーチ達は
ニコニコしながら更に大きく俺達を振り回すようになるんだよ。
仕舞いにはコートの外にボールを出してまで走らせようとする。
厳しかったけど楽しかった。
やはりテニス選手ってちょっとしたMっ気が無いとダメなんだね。
 
と言う事で、俺も大成高校でニコニコしながら、
「おーいもっと、頑張れ!!」と選手達を右に左に
前へ後ろへ動かしてヘロヘロにしてやったんだけど、もうちょっと
そういう状況を楽しもうよ!!!
皆、自分を追い込んで行こうぜ。

いいコーチになるための選手活動

[過去の思い出] 投稿日時:2010/11/12(金) 08:43

だんだん寒くなって、秋から冬になってきた。
俺が上京してテニスコーチになるって決めたのは
高校卒業して半年経ったちょうど今頃。
18歳の秋。
大阪から新幹線で横浜にあるテニススクールで
面接を受けた。
 
「テニスコーチになりたいの?」
面接でそう聞かれた時、
「10年間東京でテニスコーチの勉強したら大阪に帰ります」
大阪人にとって、何となく東京で暮らすって事は
多少抵抗もあって、いつかは大阪に帰りたいと思った俺は
バカ正直に面接でそんなことを言った。
でも「じゃ、一ヶ月後から働けるように」と
言われて無事合格。
 
その時に、「良いレッスンするには、ちゃんと選手として
活動しないといけないので、練習、トレーニング、試合を
しないといけない」と言われた。
当時は選手なんてやるつもりないから、内心「えー!!」って
思ったのを今でも覚えているよ。
俺の中ではサッサとコーチの経験積んで、大阪で
テニスコーチするつもりだったからね。
 
結局宣言通り、10年で会社を退職することになったが
その10年で完全に「テニスコーチになるための選手活動」から
「選手活動を続けるためのテニスコーチ業」に変わって行って
そのまま東京に残ってフリーのコーチとして今に至る。
 
やっぱりテニスは面白い!!!
当時の会社を離れてしまったけど、今でもその時の
「良いテニスコーチになる為に、選手活動をしなさい」という
方針を持っていたその会社には感謝してもしきれない。
人生とは分からないもんだね。

腹いっぱい食べたい

[過去の思い出] 投稿日時:2010/11/09(火) 09:58

「あまり食べないね」
よく周りの人にそう言われる。
別に小食ではないんだけど、テニスコーチとして
毎日コートに立って、少なからず運動をしているから
どうしても「よく食べる」と思われているのかも。
 
だいたい食事はご飯茶わん一杯くらい。
もちろん食べようと思えば食べられるんだけど
食べ過ぎると必ずそれがすぐに体重に反映されるので
セーブしているうちに茶碗一杯のご飯でもとりあえずは
満足出来る胃になってきた。
 
でも昔はよく食べたよ。
高校生の頃、一気に食べるようになったのだが
一番ピークだったのは20歳を過ぎてから。
既にテニスコーチしながら毎日毎日練習に明け暮れて
いた時期。
お金が無いのでいつもご飯は会社の寮で、先輩と
お金を出し合って買った食材を俺が料理して食べていた。
その一緒に食べていた先輩がまた大食いの人で
どんどんおかずもご飯もお代わりしてしまう。
 
「ん?ちょっと俺の分は・・・・?」と内心イラッとしていたので
俺も負けないように早く食べて、どんどんお代わりをして
その先輩と張り合う毎日だった。
そんな日々を過ごしていると当然食べる量も増えて来る。
そして遂に・・・一つの炊飯器では足りなくなってしまったのだ。
そこで先輩は先輩の炊飯器、俺は俺の炊飯器と別々になり
それぞれ自分のメシを好きなだけ炊いて食べるようになった。
 
今でも覚えているが、一番食べていた頃はホントに凄い量だった。
驚くなかれ、そのお米の量は一食4合!!!!
だいたいラーメン丼で大盛り3杯くらいだったと記憶している。
ホント、張り合って食べているとここまで胃は大きくなるのかって
思った。
 
でも太らなかった。
運動量が半端じゃなかったし、代謝も良かったからね。
それが23歳過ぎると徐々に体重に表れるようになった。
その頃俺はもう寮を出て一人で暮らしてたから、張り合う相手も
いなくて食べる量も人並み・・・とはいかないが、極々普通の
大食漢だった。
 
それが25歳を過ぎるとダメになってきた・・・。
食べた分だけ体重は確実に増えていくようになったのだ。
練習量もトレーニング量も逆にハードになったというのに・・・。
体重コントロールの難しさを徐々に感じ始めてから
食べる量も制限し始め、結果今の俺は普通の成人男性より
食べなくなったのだ。
 
ホントはお米好きだから、毎晩3杯くらいは
ガツガツかきこみたいんだけどね・・・。
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